・ゲーム・
良家の子息子女が多数集まる都内の女子校名門私立・黒星学園で、約6年間いじめを受けてきた貧乏主人公は遂に、教師よりも学園を牛耳る2つの勢力を相手に強いメンタルで立ち向かう。
敵達とのゲームから生き残り、主人公は無事学園を卒業出来るのか?
初めまして、作者の乃亜と申します。
このゲームという作品ですが、10年前に私が実際、体験した物を元にお話を書いていきます。
私自身、学生時代酷いいじめと鬱病に悩み約2年、1日も家の外に出られず、学校も登校拒否をし、カーテンもドアも開けず、真っ暗闇の部屋の中で🐿カをし引きこもっていた時期がありました。
何度もタヒについて考える日々で両親共に多大なる心配、ご迷惑をおかけしました。
この小説はそんな闇闇時代に登場した物です。
今いじめに悩まれている方沢山いると思います、わたし自身いまだにトラウマは消えませんし人付き合いも出来ません。
私自身がこの小説で何を伝えたいのか、今苦しんでいる方の力になれれば幸いです。
※主人公の性格は私の憧れの子です。
※激しいいじめシーンも含まれるので苦手な方はご注意を。
6年前、神奈川____
そこにはお父さんと娘の2人で家に住んでいた。
そんなある日、女の子が家に飾ってある家族写真を眺めながらリビングで荷物を纏めている父に話しかける。
「パパ、やっぱり、パパとママは仲悪いの?」
その問いかけに父は困り顔をしながら娘の梨乃にこう言う。
「梨乃……そんなんじゃ無い、いきなりどうしたんだ」
「でも、この前会った時ママはもうパパの事好きじゃ無いって自分で言ってたよ?」
その言葉に父はため息を吐き、梨乃にまた言う。
「はぁ、本当にあいつは……確かに今まではママや花乃とは離れて暮らしていたけど、これからは違う、またママ達と一緒に暮らせるんだ」
「本当!?」
「あぁ、東京にあるおじいちゃんの会社の本社で働ける事になったからな、梨乃も来週から凄い学校に通えるんだぞ、梨乃試験がんばったもんな、今ここでの友達と離れるのは寂しいだろうけどその代わりママや花乃がいる、梨乃は何も心配する事ない、パパと一緒に頑張ろうな」
「うん!梨乃頑張る!」
これ、あなたの体験談ではなく、みにあひのパクリですよね…?
5:汐梨 しーちゃん:2021/01/20(水) 18:46あと、乃亜さんって絶対、キャスフィにいたまりんさんと同一人物ですよね…
6:乃亜:2021/01/20(水) 22:56 体験談です。
キャスフィというサイトは使った事ありません。
それから数日後____
梨乃は父と2人で東京にあるおじいちゃんの会社に向かった。
数時間後。
会社のビルの中の応接室に梨乃達はいる。
梨乃はその部屋にあった制服を見て、目を輝かせる。
「うわぁ!制服格好いいー!」
「良かったな、梨乃、あの名門校に通えて梨乃は幸せ者だぞ、おじいちゃんにちゃんとお礼を言いなさい」
父のその言葉に梨乃は笑顔で言う。
「おじいちゃんありがとう!これから学校凄く楽しみ!」
梨乃のその言葉におじいちゃんは、にっこり笑顔で頷く。
そしてすぐ真顔に戻り、父に話しかける。
「長裕君、ちょっと来てくれ」
「あ、はい!梨乃、ここで待っててな」
そう言って父とおじいちゃんは社長室に行く。
長裕は、社長室で話を聞くと、絶望する。
「……え……どういう事ですか?」
「私の娘と離婚してやってくれ、君も分かってるだろう?もう娘には君への想いなんか無いんだよ」
「でも……でも、何とかやってみます!子供にはなるべく気付かれないように気を付けてるので!」
「はぁ……言いたくなかったが、君と別居している間、娘はこちらで別の男と暮らしていたんだ」
「え?」
「相手の男は大手企業の後継で、私自身も彼を気に入っている、とてもじゃないが、長裕君が張り合える相手では無い」
「……お義父さんにとっても、洋子にとっても、僕はいらないって事ですか?子供がいるんですよ!?子供に罪はないのに!」
「子どもに罪が無いことくらい分かっているとも、だからこそこういう大人の身勝手で将来梨乃が苦労しないように、私の娘も通った黒星学園に入れてやりたいと思ったんだ、ここなら大学まで一貫で立派な寮もある、いざ社会に出た時も学園の名がきっと役立つ、私からのせめてもの償いだ、梨乃が20歳になるまで、教育費は娘に代わって私が支払う事にする」
「……あ、あの、ちょっと待ってください……先程から梨乃の話しかされてませんけど、花乃は……」
「梨乃は君に懐いているが、花乃は母親と一緒が良いと言っている、それに、君との離婚が成立したら陽子は花乃を連れて海外に移住すると言っている」
「嫌、ちょっと待ってくださいよ!梨乃と花乃を本格的に離す気ですか?梨乃はまだ9歳、花乃は7歳ですよ?それに梨乃は僕らの別居で母親とも妹とも引き離されて、それでも我慢してるんですよ!梨乃にだって母親が必要なはずです!」
「だが花乃は絶対に母親から離れたく無いと言っている」
「そんな!」
「花乃だって母親が恋しい年頃だ、当然だろう、梨乃に母親が必要かどうかは梨乃自身が決める事だ」
そう言われ、しばらくの沈黙の後、長裕は口を開く。