※捏造ストーリーです!コメント待ってます!
マイナスコメントは、お豆腐メンタルにつき
お止めいただけると助かります〜
(全くのギャグストーリーです)
3:AL ◆6.:2021/02/14(日) 10:34 ーー皆さんがイメージするピーター・パンとは
軽い身のこなしで颯爽と空を飛ぶ、永遠の少年でしょう。
しかし……
「ちょ、ちょっと待って!?」
ピーターは地上から一ミリも浮こうとしていません。
まるで地上にギリギリ留まっていようとしているかの
ように見えます。
「ほら、妖精の粉はもうかけたんだから!
飛んでみて!」
ティンカー・ベルが急かします。
「いやいや、他にやり方あるよね!?
例えば瞬間移動出来る指輪とか!」
ピーターは浮かないように、近くのネバーツリーに
しがみついて言いました。
「ないわね」
きっぱりティンクは言いました。
「何で……よりによって空を飛ぶ魔法なんだよ!!!」
彼の悲痛の叫びが響き渡ります。
面白い!支援です
5:AL ◆6.:2021/02/15(月) 20:27 ありがとうございます!!!
感謝です!これからも頑張ります✨
「飛べないの、ピーター?信じる気持ちが少し
足らないんじゃない?」
ティンクがからかいますが、ピーターはまだ
ネバーツリーにしがみついたままです。
「まさか!"飛べない"んじゃなくて"飛びたくない"んだ!」
彼は諦めて、正直に気持ちを告白しました。
「あら」
流石のティンクも、もう意地悪を言ってやることは
出来ませんでした。
ーーそう。これはまだ、ロンドンの女の子、
ウェンディ・モイラ・アンジェラ・ダーリングと
出逢う、ずっとずっと前のお話。
みんなの憧れ、ピーターパンは高所恐怖症なのです。
ウェンディと出逢った時だって、皆さんが想像しているように
颯爽と空を飛んで彼女の前に現れた訳ではないのです。
「本当に勘弁してくれ!」
ティンクはいささか可哀想かな、とは思いましたが
荒療治を取ることにしました。
ネバーバードに助けて貰い、ピーターをネバーツリーから
強引に引き剥がしました。
「うわぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」
ふわり、と軽いピーターはたちまち空中に
舞い上がりました。
「ほら、その調子!」
「お願いだから!!!止めてくれ!」
彼は訴えますが、ティンクは関係ない、とでも言うかの
ように、ピーターの周りをくるくる舞っています。
「もう良いだろ?やめだ、やめ!」
「そのうち慣れるわ」
ティンクの口調は何でもない、といった口調でした。
「慣れるか、こんなこと!」
ピーターは叫びながら、どうにか地上に戻ろうと
足掻いていましたが、その後、彼は言葉を失い、
空中に漂いました。まるで、倒れたかのようでした。
異様なピーターの様子にティンクは急いで彼の
顔を覗き込みました。すると、彼はーーー
気絶していました。