高所恐怖症のピーター・パン

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1:AL ◆6.:2021/02/13(土) 19:24

※捏造ストーリーです!コメント待ってます!
マイナスコメントは、お豆腐メンタルにつき
お止めいただけると助かります〜

2:AL ◆6.:2021/02/13(土) 19:30

(全くのギャグストーリーです)

3:AL ◆6.:2021/02/14(日) 10:34

ーー皆さんがイメージするピーター・パンとは
軽い身のこなしで颯爽と空を飛ぶ、永遠の少年でしょう。

しかし……


「ちょ、ちょっと待って!?」

ピーターは地上から一ミリも浮こうとしていません。
まるで地上にギリギリ留まっていようとしているかの
ように見えます。

「ほら、妖精の粉はもうかけたんだから!
飛んでみて!」

ティンカー・ベルが急かします。

「いやいや、他にやり方あるよね!?
例えば瞬間移動出来る指輪とか!」

ピーターは浮かないように、近くのネバーツリーに
しがみついて言いました。

「ないわね」

きっぱりティンクは言いました。

「何で……よりによって空を飛ぶ魔法なんだよ!!!」

彼の悲痛の叫びが響き渡ります。

4:匿名:2021/02/14(日) 21:36

面白い!支援です

5:AL ◆6.:2021/02/15(月) 20:27

ありがとうございます!!!
感謝です!これからも頑張ります✨

6:AL ◆6.:2021/02/18(木) 20:05

「飛べないの、ピーター?信じる気持ちが少し
足らないんじゃない?」

ティンクがからかいますが、ピーターはまだ
ネバーツリーにしがみついたままです。

「まさか!"飛べない"んじゃなくて"飛びたくない"んだ!」

彼は諦めて、正直に気持ちを告白しました。

「あら」

流石のティンクも、もう意地悪を言ってやることは
出来ませんでした。

ーーそう。これはまだ、ロンドンの女の子、
ウェンディ・モイラ・アンジェラ・ダーリングと
出逢う、ずっとずっと前のお話。

みんなの憧れ、ピーターパンは高所恐怖症なのです。
ウェンディと出逢った時だって、皆さんが想像しているように
颯爽と空を飛んで彼女の前に現れた訳ではないのです。

7:AL ◆6.:2021/02/18(木) 20:18

「本当に勘弁してくれ!」

ティンクはいささか可哀想かな、とは思いましたが
荒療治を取ることにしました。
ネバーバードに助けて貰い、ピーターをネバーツリーから
強引に引き剥がしました。

「うわぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」

ふわり、と軽いピーターはたちまち空中に
舞い上がりました。

「ほら、その調子!」

「お願いだから!!!止めてくれ!」

彼は訴えますが、ティンクは関係ない、とでも言うかの
ように、ピーターの周りをくるくる舞っています。

「もう良いだろ?やめだ、やめ!」

「そのうち慣れるわ」

ティンクの口調は何でもない、といった口調でした。

「慣れるか、こんなこと!」

ピーターは叫びながら、どうにか地上に戻ろうと
足掻いていましたが、その後、彼は言葉を失い、
空中に漂いました。まるで、倒れたかのようでした。
異様なピーターの様子にティンクは急いで彼の
顔を覗き込みました。すると、彼はーーー

気絶していました。


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