恋愛をしたいと思うのは自然な事。
けれど好きな人はまだ居ない。
鈍感な主人公と色んなキャラが繰り広げる恋愛ストーリー。
私、白山友紀はモテない。
__人間なら、
一度は恋をしてみたいと思った事は無いだろうか、ましてや高校生ならモテたいと思った事は無いだろうか?
ここは私が通う宝南学園。
「あ、あの!」
私は突然後ろから女の子に声を掛けられた。けどもう慣れた。なんでかって聞かれると、毎日声をかけられれば誰だって慣れるでしょ?取り敢えず、相手をなるべく傷つけず穏便に……などと考えながら作り笑顔で後ろを向く。