語彙力皆無人間がかく小説です(?)
面白くないけどよければみてね
「早く酒持ってこい!」
バリーン!!
部屋中に瓶が割れる音が響く。
「は、はい…」
私はおどおどした声を出して外に飛び出した。
外に飛び出しても周りには大人が居るだけなのに。
私、川波楼(かわなみ ろう)は父親から虐待されている。
母親は私が小さい時に亡くなった。
……私のせいで。
あの時、私が赤信号の時に飛び出したのか悪いんだ。
そんな事しなかったら今頃お母さんは元気に生きていたのに。
……そして今みたいに虐待されなかったのに。
お母さんが亡くなる前のお父さんはとても優しくていつも笑っている普通の人だった。
なのに、お母さんが亡くなったら性格がかわった。
まず私に暴言吐いたり暴行を加えたり酒やタバコを買いに行かせたり等……。
お母さんがいなくなる前はお酒飲まなかったのに。タバコなんか吸わなかったのに。
「……あ」
お酒を飲んでいる大人が居たので声をかけてみることにした。
「あ、あのお酒くださ…」
「あぁ?君子供じゃん」
「お酒欲しいの?なら俺たちといい事しよ?笑」
「……」
大人はいつもこうだ。
汚い声の持ち主しかいない。
お父さんも…そしてこいつらも。
「な、なんでもな…」
「えーなんで?」
「俺ら優しいよ?笑」
……嘘だ。嘘に決まってる