小説書きまぁす!!

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1:咲璃◆ZM:2024/03/12(火) 11:27

多分小説書きます!!
多分ね多分(((
感想とかくれると嬉しいです!

2:咲璃◆ZM:2024/03/13(水) 14:12

君に『さよなら』は言わない。

第一章 日記

俺は山田 湊 (やまだ みなと)。
来週から一人暮らしをするつもりだ。
だから今、引越しの準備をしている。
「はぁぁ。もうすぐ終わりだ、、疲れ…ん?」
俺は、一冊のノートを見つけた。こんなノート、見覚えがない。
なんとなく、ノートを開いてみた。
【1/1/2018】
今日から日記をつけることにした。続くかわかんないけど。
【1/2/2018】
◼️◼️と初詣に行った。おみくじを引いた。大吉だった。
◼️◼️は小吉だった。悔しそうだった(笑)
【1/3/2018】
今日の夜中、雪が降った。朝起きた(というか起こされた)時には、雪が積もってた
◼️◼️は雪が降ったのが相当嬉しかったのか、俺を朝の4時半に起こしに来た。もうちょっと寝かせてくれてもいいじゃんか、今冬休みなんだし。でも幼稚園生みたいにはしゃぐ◼️◼️を見れて楽しかった。
【1/6/2018】
昨日と一昨日は風邪を引いてほぼ一日中寝込んでいた。多分、3日に外に連れ出されたせいだと思う。
【1/8/2018】
昨日は急いで宿題を終わらせた。
そして今日から学校が始まった。

そこで、日記は終わっていた。ところどころが塗りつぶされている。多分、誰かの名前だろう。
でも、次のページに何か書かれていた。
【4/23/2019】
なにこの日記。俺が書いたやつだっけ、書いた覚えないんだけど。

その次のページも見てみた。写真だ。俺の隣には同い年くらいの女の子が…
そこで、俺の意識は途切れた。

3:咲璃◆ZM:2024/03/14(木) 00:49

第二章 夢?

起きたら、朝だった。
(確か昨日の夕方に倒れて…じゃあ俺夜ご飯食べてないじゃん…)
俺は倒れたことよりも、ご飯のことを考えていた。

「母さん!!なんで起こしてくんな…」
「早くご飯食べて学校行きなさい!それにまだ着替えてないじゃない!?遅刻するわよ!!」
「…は?」
(遅刻?何に?なにが起こってるんだよ…夢?そうか、夢か。)
俺はこれが夢ということで、昔の夢なのだと理解した。いつなのかを確かめるために、カレンダーを見る。
2017年の9月。
俺が、高校3年の時。
高校3年の時を思い出そうとしてみたが、あまり記憶がない。
「どうしたの?3分くらいそこに突っ立ってぼーっとしてるけど。」
「あ、いや、なんでもない。」
「なんでもないなら早く学校行きなさい」
俺はまずご飯を食べて、着替えて、学校に行った。
(夢でも味がするもんなんだな…)
と、朝ごはんを食べながら思った。
学校は、懐かしかった。
3年しか経ってないはずなのに。
「お、湊じゃん、おはー。」
「飯田じゃん!!夢ってすごいなぁ!」
「はぁ?どうした急に、というか、今日香川と一緒じゃないの?」
「香川?」
香川って誰だ?と思っていたら、後ろから女の子の声が聞こえてきた。
「湊!!なんで置いて行ったのー!?ひどいよっ!!!」
(え…誰?…この状況で「誰ですか?」なんて言えな…あ、そうだ、これ夢だし別にいっか)
「えっと…誰ですか?」
「ひどっ!!?こんなに可愛い可愛い幼馴染のこと忘れちゃった!?」
「そうだぞ湊!!ふざけてるとしても香川に失礼だ!!」
(えぇ…なんて言えばいいのさ…)
「あははごめんって…」
「もー!!明日からは置いてかないでよ?置いてったら3時間説教だからなっ!」
(それにしても香川さん、どこかで見覚えが…?)
「湊!!返事は!??」
「あ、はい!!!」
「もー!教室いこっ!!」
「う、うん…」
(確か3年の時は4組だったはず…?でもこれ夢だからなぁ…)
そう思いながら、香川さんについて行った。
着いた場所は、3年4組だった。懐かしい。
(ずいぶんよく出来た夢だな、これ。)

4:咲璃◆ZM:2024/03/19(火) 10:12

第3章 現実

「邪魔。」
「あ、ごめん。」
俺はドアの前でぼーっとしていたらしく、俺が苦手だった陽キャの人たちに怒られてしまった。でも、これは俺のせいだ。
キーンコーンカーンコーン、チャイムが鳴った。席に行こうと思ったが、席なんて覚えてるはずがない。どうしようか考えていると、一つの疑問が思い浮かんだ。それは、夢にしてはリアルすぎないか。そして長過ぎないか、ということだった。
(そういえばまだ、試してなかった)
そう思い、頬をつねってみる。痛い。
朝の出来事を思い出してみる。
確かに、朝ごはんは味がした。夢だったら、味はしないはずなんじゃないか?
痛みも、感じないはずなんじゃないか?
まさか。本当に、時間が戻って…
そう考えたら眩暈がして、俺は倒れた。らしい。

5:咲璃◆ZM 小説垢:2024/03/21(木) 00:32

「…ん」
目が覚めた。俺は今、寝転がっているらしい。
夢から覚めたのか?
見覚えがある場所と…女の子…まだ視界がぼやけて…
(ん?女の子?)
「あ、湊。目覚めた?」
(え、女の子の声…)
「おーい。湊ぉー。」
意識が戻ってきた。今まではっきりと見えなかった顔も、はっきりと見えた。その顔を見て、驚く。
「かっ、香川さん!?」
俺は急いで身を起こす。
「なにその呼び方。ってか大丈夫?」
「何がですか?」
「何がって…湊倒れたんだよ?」
「あ、そうなんですね…」
「なんでさっきから敬語なの、湊に敬語使われるのなんて初めてだよ?ホントに大丈夫?」
「俺と香川さんって…どういう関係なんですか?」
「え、ホントに私のこと忘れちゃったの?」
「えっとぉ…」
俺は言葉に詰まる。正直に話したほうがいいのだろうか。隠したほうがいいのだろうか。
「そ、そんなわけないじゃん!冗談冗談!あはは〜」
俺は、隠すことを選んだ。正直に話すと、めんどくさいことになりそうだからだ。
「…それならいいけど。びっくりするからホントにやめて?」
「ごめんごめん…」
「もう体調大丈夫?大丈夫なら教室戻ろ。」
そう言って、香川さんは微笑んだ。
その微笑みを見た時。
思い出した。あれは、香川さんだ。あの、写真に写っていた女の子は。


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