ここはシロが物語を描くキャンバスです。
お願いです。シロのキャンバスを汚すのはやめて下さい。
あなたに、この物語が届きますように―。
「君だから」
天は大きいよね。
君も天を見てみなよ。
そうしたら、自分がどんなに小さいか分かるから。
ねえ、良いことを教えようか。
自分に酔って周りが見えていない君は、クズだ。
「日向雨」
君は笑いながら泣く
そんな君がとても可愛い
そんな君がとても愛おしい
幸せの日向雨
君の日向雨にkiss
僕だけに降る日向雨
「友」
あなたが大好き
あなたが大嫌い
矛盾してるよね
でもね
あなたは私の大切な人なんだよ
ねえ
明日も笑ったり泣いたりしようか
「星クズ」
人より劣っている俺達は
どうしようもないほどのクズらしい
でもな
俺達はクズとは少し違う
俺達はまだ小さい
けれど俺達は輝きを知っている
俺達はこの世界で輝ける
俺達はクズじゃない
俺達は星クズだ
「I love you」
夏目漱石は"I love you"を
"あなたと一緒に見ると月が綺麗ですね"と訳したそうだ
二葉亭四迷は"I love you"を
"あなたの為なら是の命でさえ"と訳したそうだ
ならば
僕はなんと訳そうか
君へのこの想い
「花火」
まだ夜は明けない初夏の空
儚くも輝く花火が上がる
東に打ち上がる
一瞬の花火
私は花火に何を願おう
みずかめ座η流星群、見たかったんだけどな。
残念。
あなたは星に願いましたか?
「僕だけの世界」
僕の世界
君の世界
二つの世界は違う
鯉の世界
猫の世界
朝顔の世界
五つの世界は違う
そこにあるのはどんな世界ですか
「ありがとう」
好きでした
大好きでした
ただ
貴方を想っていました
ねえ
ありがとう
「ナイフ」
私の心をえぐる
深く深く
鋭利なモノは沈んでく
それを抜けば
溢れてくるものがある
私はどうしたらいいのだろうか
「life」
私達は同じ地球(ホシ)で始まり
私達は同じ地球(ホシ)で終わる
私たちは地球に生きる命
なのに何故
私達は命を殺すのだろう
私にも花にも虫にも全て
命があるというのに
「告白」
好きです。
「白い旅人」
白い旅人は春
旅にでる
風にのって
何処かへ旅にでる
そのうちの一人が今日
私の元へやって来た
よろしくね
次の春にはきっと
白い旅人は黄色い笑顔をくれるだろう
「お手を拝借」
手をたたきましょう
1,2,3,ハイ!
跳びましょう
踊りましょう
笑いましょう
あなたの右手
わたしの右手
二つの手と手をたたきましょう
「金環」
水面に揺れる金の環
歪な金環は輝く
金の内には深い闇
音をたてて堕ちゆくは蛙
蛙
闇からは何が見えるか
わぁ、一週間半ぶりだ。
10日!?
そんなに来てなかったのか…。
「クロとシロ」
白の世界にクロがいて
黒の世界にシロがいる
けれど
クロは白が嫌い
シロは黒が嫌い
あるときクロが言った
「白の世界にはシロがいればいい」
あるときシロが言った
「黒の世界にはクロがいればいい」
クロが黒の世界
シロが白の世界
そのとき
クロはこの世界からいなくなるだろう
シロはこの世界からいなくなるだろう