「椅子」
自慢と自信と傲慢な
僕は椅子
腰をかけられ、
体重で性別を判断して、
相手は女性
不思議な気持ちを
心いっぱいに広げて、
毎日、毎日
椅子は何も思わず
主人を招き入いれる
きっと僕にはない感情と、
気持ちを込めて座ってくれる
うっかり吸殻を落とされた
僕の気持ちに穴があく
だけど主人には逆らわない
それが椅子の宿命なのだから。
僕を椅子と知って、
接してくれる
君と僕は
こんなに近くして、
こんなに親しくて、
こんなに愛情たっぷりで
僕に身を委ねてくれる
その姿に、
感動すら覚えてしまう。
それが椅子の宿命なのだから
朝早くから、
綺麗にといた髪の毛を
かき上げながら
僕に身体を任せて
おしゃべりしてる
そんな僕と主人の関係は、
きっとこの世の何よりも
美しい
主人は僕に
叶わぬ夢だと教えてくれる
ふかふかのベッドがあるのに、
疲れて帰る日は、
いつも僕に横たわる
そんな僕と主人の関係は
この世の誰にも
理解されない
皆さんもいろんな詩を書いて下さい。
お願いします♪
頭は機能している
目は見えている
鼻は嗅げる
耳は聞こえる
口は喋りよく動く
五体満足に産まれた僕は、
幸運にも全てが
機能する
不運にも耳が機能しない
「声」や「音」という、
字と意味を、どう捉えているの?
不運にも目が機能しない
「見」や「視界」という、
字と意味を、どう捉えているの?
五体満足に産まれたあの人は、
何を感じ、何を体験し、何を学ぶのか
全て予想できる
全て予想通り
不運にも何か一つが、
機能しないあの人は
予測不可能
きっと、そこには
自分だけの、僕らの想像を超える、
美しくて、儚い
大き過ぎて、小さな
全く新しい視界が、生まれてる
君、を見たい。
君、を感じたい。
もう死にたい。
死と言う言葉を軽々しく使わないで欲しい。
人生これからって人が殺されて
まだ、生きたいって人が死んで
そんな人達に失礼でしょ?
だから、少しでも良いんです
長く生きて下さい。
生きたくても生きる事が出来なかった人の為に
見たくても見れなかった明日を見てください