萎月と書いてしなづきです。
ポエム書きます。
悪魔の声が聞こえる
罪深き僕を呼んでいる
世界を拒んだ僕を
きっと許しはしないだろう
世界は非情に僕を拒む
だが、僕が世界を拒むことを許さない
この世とあの世の境界線
僕はその線の中にいる
死んでもいない
生きてもいない
生と死の狭間で僕は僕を見つめる
どこに隠れようとも悪魔が付いてくる
生きていても
死んでいても
僕は悪魔とずっと一緒だから
僕は君で
君は僕だから
誰かが血を吐いた
誰かが血を流した
誰かが泣いた
誰かが叫んだ
誰かの苦しみを
誰かの悲しみを
誰かが流した涙を
全てを肩代わりしたい
そんな奴は居ない
海に沈む
瞑想
海に死す
空想
世界が回り
終わる
夢の続きが
見たくて見たくてたまらない
夢に浸って現実を忘れる
現実を笑う
世界の崩壊
涙は自然と枯れていた
人形が此方を見て笑う
何がそんなに可笑しいんだい?
人間がそれほど滑稽か?
だが、それは仕方のないこと
生まれてしまったのだから
神が存在するならば
その神には祈らない
僕は何故生まれたのか
ありがちな疑問
その答えはいつも変わらない
人形が僕を見て言う
滑稽であるのはこの世界だ
世界の枠に嵌る君達は
それに嵌るしかないのだから
夕焼け、アリスは思った
何故私の世界の住民は滑稽なのだろう
アリスの手にはレモンキャンディ
そしてお茶会への招待状
私はもしかしたら*されるかもしれない
アリスは疑心を離さない
全てを用心することは大切なことだから
滑稽な世界の滑稽な茶会へ向かう
そして、そんな自分も滑稽だとアリスは思った
都合の良い世界
そう思っていた
一人になって、初めて気付いた
一人で生きることはできない
笑うことをプログラムされた鉄の塊は、僕に笑いかける
偽りを
気持ちが悪い
少女は一人、外に出た
草木に触れ、風に触れた
世界は人間と同じように、同じことを繰り返す
自然と涙が溢れていた
いつも笑っていた君
いつも一緒だった君
いつも変わらない君
いつもと変わらない月の下
冷たくなってしまった君
訳もわからぬまま
別れてしまったあの日
悔いがあるとすれば
君へのプレゼントを渡せなかったこと
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がころんでもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がかぜをひいてもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がいじめられてもみてみぬふり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がやんでもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がだれかをころしてもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がしんでもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がくさってもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がたべられてもしらんぷり
世界はちょっぴりざんこくだ
僕がじごくにいったとしても
誰も見向きもしないんだから