ゆらゆらゆれる波の狭間で
霧に覆われた世界に1人っきりの僕
誰かどころか生き物の気配さえ感じない
小舟に乗っている僕は波にゆられながら
過去をふりかえっていた
何のあてもないままこの世界に放り込まれ
何の為の旅かも分からぬまま舟は進む
生まれた瞬間からこうして旅をしている
死ぬまで終わらない旅を
僕はそれを少し孤独だと思っていた
だってこの旅は僕独りで進んでいくから
大きな嵐に襲われても独りで進まなきゃいけない
どうしてこんなに孤独なのだろう？
せめてもう1人居てくれたら良いのに
そうしたら空しさを忘れられるのに
どんなに願っても叶わぬ夢
これは死ぬまで終わらない旅なんだ
孤独という時間が永遠に続く旅
それでも旅をいつか終えたら
｢頑張ったな｣って思えるのかな？
…そう思えたら良いな…
だからいつかそう思えるように
今はこの孤独な旅路を進んでいこう
僕の人生が幕を閉じるまで…