こんな夢を見た、わけではない。紛れもない現実世界における話だ。
全ては摩訶不思議な夏のせいだ、とそう叫んでやりたかったが、砂漠気候と熱帯気候を足して2で割って自乗したくらい暑いこの部屋でそんな気など起こるわけがなかった。ただ静かに、汗がつつ、と頬をなぞる。
そんな様子の私を見、「 泣いているの? 」と彼女は澄ました顔で言った。不思議そうにこちらを見つめる瞳は青と赤が混ざったような、でも紫ではないような、とにかく奇妙な色をしていた。汗ばんだ素振りは一切見せない。いや、実際、何も汗ばんでなどいないのだろう。本人が言ったとおり、本当に彼女は宇宙人なのだろうか。そんなことを考えてみるのだが、何せ、暑さにやられて全く頭が回らない。扇風機がぶうんと空しく首を振る。扇風機が忌々しく見えてくる。嗚呼、この部屋に冷房があれば扇風機など必要なかった。こんなことにさえならなかっただろう。 / >>2-5
「 だってあなたも、宇宙人でしょ? 」
→ 夏特有の御都合主義な力により引き寄せられた、広い宇宙に住むふたりのおはなし。
◎ 酉安価必須 / ロル形式不問、長さは基本中から。気軽に80字程回す感じでも、どっしり300字回しても、。希望の長さを知りたいのでロルテをお願いしております / 各提供につきお一人様募集、3L可 / pfは1週間、被り無しの場合のみ延長有 / ゆるく長く。主は亀レスですが死なないはずなので必ず返します。リセット無 / 読んだ証にpfにお子様の好きな色を!