こんな夢を見た、わけではない。紛れもない現実世界における話だ。
全ては摩訶不思議な夏のせいだ、とそう叫んでやりたかったが、砂漠気候と熱帯気候を足して2で割って自乗したくらい暑いこの部屋でそんな気など起こるわけがなかった。ただ静かに、汗がつつ、と頬をなぞる。
そんな様子の私を見、「 泣いているの? 」と彼女は澄ました顔で言った。不思議そうにこちらを見つめる瞳は青と赤が混ざったような、でも紫ではないような、とにかく奇妙な色をしていた。汗ばんだ素振りは一切見せない。いや、実際、何も汗ばんでなどいないのだろう。本人が言ったとおり、本当に彼女は宇宙人なのだろうか。そんなことを考えてみるのだが、何せ、暑さにやられて全く頭が回らない。扇風機がぶうんと空しく首を振る。扇風機が忌々しく見えてくる。嗚呼、この部屋に冷房があれば扇風機など必要なかった。こんなことにさえならなかっただろう。 / >>2-5
「 だってあなたも、宇宙人でしょ? 」
→ 夏特有の御都合主義な力により引き寄せられた、広い宇宙に住むふたりのおはなし。
◎ 酉安価必須 / ロル形式不問、長さは基本中から。気軽に80字程回す感じでも、どっしり300字回しても、。希望の長さを知りたいのでロルテをお願いしております / 各提供につきお一人様募集、3L可 / pfは1週間、被り無しの場合のみ延長有 / ゆるく長く。主は亀レスですが死なないはずなので必ず返します。リセット無 / 読んだ証にpfにお子様の好きな色を!
▼ 宇宙人の我々
私:紛れもない地球人。アパートに住む一人暮らしの大学生。夏の暑い日、扇風機に気まぐれで「 我々は宇宙人だ 」などとつまらないことを言ったら、目の前に突如宇宙人が現れてしまうという破目になる。〆。
宇宙人:地球侵略のために地球を調査していたところ、「 私 」が「 我々は宇宙人だ 」などと言っているのが聞こえたので、「 我々も宇宙人だ 」と返したくなったために「 私 」の元へ突如現れた。住む場所もないので居候したいとまで言い出す。募集中。
▼ 大学から自転車で15分くらいのところの2階建てのアパート。今にも崩壊しそうな程ボロボロでもないが、白い砂糖菓子のように綺麗というわけでもない。壁に蔓が一本巻き付きだしたような、少しどこか寂しい顔をして佇むアパート。お部屋はどれも洋室が7畳の1K。周りには静かな公園とか、人がいるのかいないのかわからない神社とか、家族で経営してるらしいパン屋さんとか、色々。どことなく京都。
「 俺は断固信じない … 、宇宙人なんているわけないじゃないか! もっと言えば、お前が本当に宇宙人ならば俺は学会のヒーローになれるんだし、そんなトンデモ運を俺が引き当てるなんてあるわけないだろう 」
楠瀬 理( くすのせ さとし ) , 22y , ♂
いーっつもツイてない、なんだか理屈っぽいひと。就職はせず院に進む予定。典型的なA型、時間はきっちり守って、部屋は片付いてないと嫌。頑固な頭で、相手の主張を受け入れたとしても自分の意見は曲げない。何をやるにもちゃんと考えてからしたくて、考えすぎて結局好機を逃すなんてことはしばしば、くよくよしちゃう。宇宙人とかUFOとかお化けとか、非科学的なことが信じられなくて、そういう未知なものに対する警戒心が強い。でも一旦受け入れればべったりだと思う。照れ屋でつんつんしてるけど、紳士的なところはある。はず。
あまり手入れされてない黒髪はばさばさ。前髪が鬱陶しそうに睫毛に触れる。すっと一重のアーモンドアイ、黒い瞳、薄い唇、すっとした顎、とパーツは割と整っていると思うけど、太い黒縁眼鏡のせいで何かが台無しになってる。シャツはいつもぴっとアイロンをかけてある。無難なボーダーTもよく着てる。ファッションセンスなんてないから、いつも大体同じような服装。身長180糎、ひょろっとしたもやしっ子。
一人称は俺。今一番欲しいのはクーラーだけど、金がかかるし、ずっとここに下宿するわけでもないし、とずるずる設置をしないで扇風機で夏を過ごしていた。映画サークルの幽霊メンバー。もさいから彼女なんてできたことない。暑いから夏は外に出るのがすきじゃないけど、あてもなくぶらぶらすること自体はすき。バイト先は埃っぽい古本屋。
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「 え、宇宙人、? ええと、バーベキューとか行ったら何か食べれます? お肉とか、野菜とか … まあとりあえず一緒に行ってみましょ、楽しいですから! 」
槙 螢子( まき ほたるこ ) , 20y , ♀
華の女子大生。お気楽でほんわか。美味しそうなものの匂いがすればふらふらっと釣られてしまうし、○○が美味しいとこ紹介してあげる!なんて言われたら飛びついてく。宇宙人も信じちゃうし、興味津々。前向きな子で、なんとかなるとよく思ってるけど、頼もしいのかそうでないかは時による。人情に厚いから、もらい泣きがよくあったり、親身になって慰めてたりする。人の看病とかお手伝いとかは苦でない。ふらふらっとしてるのでばかな子に思われがちだけれど、実際は芯が真っ直ぐで、「 よくないこと 」を察知すると美味しそうなものがあってもちゃんと逃げる、たぶん。正義感はある。
艶やかなまったりした焦げ茶色の髪はふわふわ、肩あたりまで伸ばして。いつもビタミンカラーの花柄のヘアバンドをつけている。ぱっちりした瞳は明るい茶色。丸顔。私服はなるべく動きやすいのがいいから、タイトなスカートは履かないしヒールのある靴も履かない。最近よく着てるのはサロペットスカート。入学時から連れ添ってる赤いスニーカーはそろそろ買い換えたいかな。身長153糎と低め。
一人称はわたし。グルメなくせに小食。駄菓子同好会所属。りんごあめ大好きだから、お祭りにはよく行きたがる。アクティブな方で、お友達もたくさんいるし、お出かけはすき。レストランでウェイトレスのバイトしてる。お酒につよい。
「 地球の夏はどうですか? 」
名前 : へんてこりんな名前、かも?
年齢 :
性別 :
性格 :
容姿 : 非日常色大歓迎、人間に似た感じで。あの、触覚生えてるつるつるの金属みたいな緑色の肌の火星人みたいな見た目じゃ、ちょっと、ね、
提供 : >>4 より
備考 : 愛の玉手箱。ファンタジックな設定でも、なんでもどうぞ。どこの星の宇宙人さんかとかもあれば!
ロルテ : いつも回している感じで、ゆったり。 シチュは問いません。
▽ 素敵な宇宙人さんが現れることを願って。
それではゆるりとレス解禁、参加希望お待ちしており〼。