匿名なりきりに居る春乃です!
普通にまったりと短編書きます
荒らしは入らないでね
『ママ〜、美里〜。なな、お外で遊びたい!』
これは私が小さい頃のお話
『本当菜々は外で遊ぶのが好きね』
『わーい!みさとも外で遊びたい!』
私のお母さんは優しくて働き者...。絶対に疲れを見せない自慢のお母さんだった
こっちは妹の美里
そんなときお母さんの電話が大音量で鳴った
『はい、もしもし...え...?う、嘘でしょ...?』
お母さんの表情が真っ青になった
『...そうですか...。わかりました』
電話を切ったあとのお母さんの表情はとても悲しそうだった
『ママ?どうしたの〜?』
私は首を傾げて言った
『菜々...。悲しい話だけど...
お父さんが昨日の深夜に殺されたらしいの...』
『殺された?殺されたってなぁに?』
『簡単に言えば...死んじゃったって事よ...』
『パパが....死んじゃった...?なな、信じられないよ...』
この後は悲しみの連続だった
続く
(微妙なところですが切ります!)
祈りの歌
ガイ×マナ。
大きなベットの上でマナは気品ある仕草で起き上がる。
綺麗な桃色の髪と完成された体に目がいく。
「身体だいじょうぶか。」
「ええ…。」
「そうか…。」
真名は少し素っ気ない口調で応える。
涯の寂しい声音にマナは気付かずアクビをする。
還ったばかりの耳に、鮮やかな声が聞こえて来る。普段なら聞き惚れるが、今は鬱陶しいだけだった。
「涯、あの子まーた歌ってる。煩いから、少し黙らせて」
可愛らしい声が涯の耳に心地よく沁みる。涯が耳に掛た通信機に触れると、いのりの声は止んだ。世界最強のヴォイドの、鞘。
「いのりちゃん。可哀相よねぇ。どうせ、助けなんかこないのに…。」
真名はベッドに寝転び、目を瞑り、あの日のことを思い出した。
あの日、集の顔を目に焼きつけながらバラバラになった。
涯の傷ついた顔も目に深く、焼き付いた。
集と接吻したこともある。春夏さんのグロスと新調したドレスを着て、涯と私が結婚したらどうする?と聞いた。今でも覚えている。
(;゚Д゚)←集ったらこんな顔をして、物凄く動揺しておもしろかった。嫉妬してくれたのが嬉しくて、アダムとイブになれると、そう解釈した。
「集…」
可愛らしい声が集を呼んだ。忘れられた涯は真名を覆うように見下ろしながら、真名の隣りに横たわり、足を掻き合わすように絡まる。
男女の関係とは、言いえて妙だった。
この2人はお互いの理解者であり、同士であり、主従だった。
脇の下に両手を差し入れ、真名を抱き締める。
「お前が殺せるのは俺だけだ。マナを一番必要としてたのは俺だ。お前を守るのも俺だけだ。黒須は――――、お前より世界を選んだ。」
これは、自分に都合良く脚色してる―――、がマナの顔が固まった。
真名の名を呼び、優しく耳に囁いた。
「愛している」
真名の瞳から涙が零れ落ちる…。それをぎゅぅっと抱き締める。
友達を葬儀社に巻き込み、真名の器を起こしたりハプニングが合った。
いのりには悪いと思っているが、集はどの道死ぬのだから互いを必要として、最期を生きれば良い。
嘗て自分を為に死んだ仲間が真実を知ったらどう思うだろう。涯は腕の中の大事な存在を愛でながら、靄の掛かった顔が消えて行った。
おわり。