*─────甘い夢をどうか味わってくださいね?
短編集です、基本レス禁。
メニュー
>>3
第一幕 登場人物
>>4
第一幕 世界観等
>>5
第一幕
第一幕 登場人物
篠原 夢子
12歳。
甘い物が好き。
最近、友達関係に悩んでいる。
西原 鈴
12歳。
甘いものが大好き。
夢子の親友。
東原 莉愛
12歳。
夢子と鈴のクラスメート。
夢子の悩みの元凶で、最近鈴と連んでいる。
夢子が嫌い。
石原 野絵
年齢不明。
“スイーツの館”に住む絵描き。
綺麗な女の人。
第一幕 世界観等
題名『ときめきスイーツ館〜夢子の場合〜』
世界観
甘いものが好きな、不思議な絵描き、野絵。
彼女が描く物は────?
友情と恋をテーマに、野絵の秘密を解き明かす。
第一幕 ときめきスイーツ館〜夢子の場合〜
1,友達関係
イヤだ。
学校に何か行きたくない。
どうせ。
『篠原さん、なんもできないしさ、私と遊ぼーよ』
イヤだ。
鈴とほくそ笑んでいる莉愛を見たくない。
「・・・サボろうかな」
お母さんには、悪いけど。
私は、ランドセルを背負って、
「行ってきまーす」
お母さんが微笑んで、
「いってらっしゃい」
チクン。
ごめんなさい・・・。
私は、外に出た。
通学路を通って、不思議な館に向かった。
今日こそ、解き明かしてみせるんだ。
2,野絵さん
コンコン、とドアを叩く。
しばらくして。
「はーい。どなた?」
うわっ。
きれいな声・・・。
ドアから顔を覗かせたのは、綺麗な茶髪をふわふわとまとめている女の人。
「あのっ。私・・・」
なんて、言えば。
学校にすら、行こうと、してないのに。
怪しまれて当然。
「あなた・・・」
学校行ってないのかと、聞かれる。
私は、ギュッと目を閉じた。
「・・・甘いもの好き?」
えっ?
甘いもの・・・?
スイーツとか。
おやつとかの・・?
「あっ、はいっ」
女の人は、ふんわり微笑む。
美人だ。
「私は、石原野絵。ようこそ、このスイーツ館へ」
スイーツ館!?