薄花色のリボン、白藍色の思い出、

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1:◆m7w hoge:2018/07/31(火) 23:48

秘めた乙女色の想い。

突発で文書いたり設定ぶん投げたりする。
基本的にレス禁。というか覗かない方が良い。

24:◆m7w hoge:2018/08/06(月) 01:50

 静かにドアを閉め、ほっと息をつく。無駄に豪奢に作られた作りのドアノブは、少し気を付けないと金属が擦れる音がして、少し面倒だ。

「ふぅ、やっと終わった。昼飯、何食べよっかな。カレン、お前も来る?」
「行くけど、その呼び方やめろ。」

 一気に気が抜けて、並んで歩く少年と少女。少女は無表情で、少年は困り顔でやり取りを続ける。

「どうして?ノアって、名前で呼んだ方が良い?」
「そっちの方がマシだろ、カレンなんて苗字、すげぇ女っぽくて嫌なんだよ。」
「そういうもの?よくわからないな、男の変なプライドって。」
「悪かったな、変なプライド持ってて。」

 少年はノア・カレンといった。特務小隊隊長を務めている。彼はあまり筋骨隆々と言う風な体格をしておらず、小柄だが均整な体つきをしている。容貌も、精悍だったり強面だったりでも無く、綺麗、と形容するのが適しているだろう。

25:◆m7w hoge:2018/08/06(月) 07:49

毎回夜中に書いてるせいで文の構成がksみたいなことになってる

26:◆m7w hoge:2018/08/07(火) 01:29

 そんな容姿は彼のコンプレックスとなっていた。それ故に強く、男らしくなろうと(安直だが)軍に入ることを志願したのだ。彼がこの特務小隊に配属された当初はとても不服そうだったが、今ではそれなりに満足しているようだった。

「……ぁ」
「何?」

 少し機嫌を損ねていたノアが、澄んだ青の瞳を見開いて見えたものは。
 ただでさえ暑い軍服に、その上真っ黒なローブを羽織った人影。─この国にいる誰もが知っている、"魔法部隊"の人間だ。そして、近付いてくる人は、二人と知り合いだった。だが形式上、立場が上の者に敬礼をしない訳にはいかないので、とりあえず、で敬礼をした。

「やぁやぁ、学生クン。先の戦ではご苦労だった。」
「ありがとうございます、パーシーさん。」
「別に無理してそーいう事言わないで良いですよ。」
「うわー、流石アザミちゃん、手厳しい。」

 巫山戯た態度の青年。彼の名はパーシヴァル・クレイ。若年にして魔法部隊のエースを張っており、剣や重火器等の扱いにも長けている。おちゃらけているようでやる時はしっかりやる人間なのだ。そこが二人から好かれている点だろう。
 


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