こんにちわー!みさです(←絶対知らないっていう
ここでは、フェアリーテイルのルーシィは実は…みたいな感じでいろいろ書けたらなーなんて…。
恋あり、シリアスアリコメディありでも、他人を傷つけたり、悲しませたり悪口荒らしはダメです!!
それでは…LET`S START!!
「ルーシィ?」
「ど、どうしたんだよ…」
ギルドでは、不穏な空気が流れていた。
私は、こういう空気は嫌い、昔を思い出すから。でも…。
今回のこの空気を作った原因は明らかに私だった。
そりゃ、そうだろう…。
いきなり、評議員がきて、私の秘密をペラペラいうんだもん。だから、魔法で寝かせた。うるさかったし。
でもそれって、自業自得な気がしてならないんだよね。
「ルーシィ。今言ってたことは本当か」
「マスター…」
もう、意を決するしかないよね。
諦めるとはまた違うんだけど…。カミングアウトってやつ?
「はい、マスター。私は…ゼレフの子孫です。そしえ同時にメイビスの子孫でもあります」
皆の顔が凍る。
まぁ、あたりまえだろう。逆にこれで何も変化がなかったら悲しすぎる。
「ルーシィ。さっき言っていた序列の話も…」
エルザは唯一真正面から立ってくれる。
それは、どんな私でもしっかり見てるよって言われてるみたいで…。
いつの間にかなんだが出て、ずっと私を守っていた何かが落ち、ひもが解かれた。
真実を知ってしまわれたという恐怖と、もう何も隠さないで生きていいという実態が絶妙に混ざり合い、膝から崩れ落ち泣きべそをかいてるのが私だった。
「ごめんな、ルーシィ」
「…ナツ。なんで?」
わからない。ナツが謝る要素がない。
といゆうか、私がふつう謝らなきゃいけないのに…。
「俺、お前の気持ちに気づいてやれなかった。だからこんなに思いつめたんだよな」
「…」
ナツの優しさは私に勿体ないぐらい優しすぎて、せっかくかれた涙はまた流れ始めそうになった。
「なぁ、エルザとどっちが強いんだ?」
「え…そりゃあ」
「ルーシィに決まっているだろう?」
私が答えを出す前に行ってしまった。
ゆっくりと近づき、私を抱きしめる。いつものような固い感触は気にならなかった。
「ルーちゃん、なんで言ってくれなかったの?」
レビィが、今日初めて声を発した。
その声は、どこか怒っているように聞こえて、返答に困った。
「フェアリーテイルはそんなに簡単に壊れる絆じゃなかったんだよ!信じて…なかったの?」
気持ちが痛いほどわかる。私は…裏切ってしまった。
皆に迷惑をかけたくないから…そう思って言わなかったら、傷ついた仲間がいた。
私は結局自分が可愛かったことに気づいた。
「ごめんね、ごめんね…」
ただ謝ることしかできなくて…。でも、その気持ちはきちんと皆に伝わっていつしか私を囲む輪が出ていた。
「つまり、ルーシィがいればもう負けっこないって意味じゃない!」
「そうだね!」
そのことばはゆっくり、私に刺さり、涙はまったく枯れない。
「みろよルーシィ。こんなにお前さんには仲間がおるのじゃ」
「はい、マスター」
私は決めた。この、今まで邪魔でしょうがなかったこの力…。
仲間に使い、助けて見せる、と。
to be continued
いきなりですが、これからあまり来れるかわからないので、あんまかけないかもです…。
そこんとこ、よろしくです…。
みさー!来たよー!ここってわたしも小説書いておけなの?
5:みさ◆gQ:2016/07/11(月) 14:35
わお、林檎!!
もちおkです!!
「なあ、エルザ…。さっき言ってた、序列が何とかってやつは…?」
「あ、ああ…。今のところ一位はゴッドセレナというお方だったんだ。でも、それはこのイシュガルでの序列であり、世界での序列を、評議員が頑張って作っていたんだ。そしてその一位が…」
エルザが止まり、伏し目がちでこっちを見る。言っていいのか?と、聞かれてるみたいだった。
私は唾をのみ、前に一歩進む。
「そう、私」
でも、さっきとは違う空気だった。
さすがにここまでくると、ある程度の予想が出来ていたのだろう…。
足音に気づき、視線を上げる。そこにナツが立っていた。
「ルーシィ、俺は自分の中でいろいろと整理したいし、踏ん切りもつけてぇ。だあから、一回でいい。戦ってくれないか?」
「私なんかでいいの?」
声がかすれる。
「…え?」
私なんかで、ナツの相手をできるのだろうか。いままで近くで、ナツの強さを見ていた。
私は、勝ことができるのだろうか。
いや、違う。
私の中でも、いい加減踏ん切りをつけなければいけない。
勝てるか、じゃなくて、勝つんだ。
私の力、本気を出すんだ。
「よろしくお願いします」
私は、ナツに握手を求めたが、「試合が終わった後な」と言って、笑った。それにつられて私も笑みがこぼれた。
外に出ようとしたナツに、「待って」と言って、引き留める。
指をパチンと鳴らすと、ギルドの中に、箱が出てきた。
「たとえ外でも、ナツだったら何を壊すかわからないでしょ?これは、結構簡単だけど、絶対防御魔法の一つ。だから中で暴れても、外には効果なし。中にラクリマが仕込んであるから、皆はそれを見ればいいわ」
「すげーな」
ナツは箱に触れると、感嘆の声を漏らした。
「先入ってるぜ」
「うん」
私も入ろうとした時誰かが言った。
これは、試合でも、二人だけの戦いじゃないんだと。
これは、フェアリーテイルの戦いであるんだということを…。
その言葉をかみしめて、中に入ると、スクリーンが現れ、ナツの待機している様子が見られた。
そこに、ルーシィも現れる。
「始めるぜ」
いきなり、ナツは挑発してくる。私の本当の強さを知らないからだ。
絶対に私は勝つ。
私が右腕を上げ、払うような仕草をする。
ナツは、いつの間にか飛ばされていた。
一瞬だった。
「…」
ギルドの中は静寂に包まれていた。
ウェンディーは、ハッとしたかのように立ち上がるとはこの中に入ろうとしたが、それをマスターが無言で止める。
「見ろ」
スクリーン上ではルーシィは気を失っているナツに近寄り、自分の胸に手を当て何かを唱えるような仕草をした。
ナツが、その瞬間光った。
「嘘…。まさか攻撃したの?」
誰の声だったのだろうか。
「違う…」
よく見ると、ナツの体は傷一つなくなっていた。
ルーシィはナツの顔を軽くペチペチとたたいた。
ゆっくりと、目を開けた。
「回復魔法…」
「しかも、凄い高度な魔法だわ」
そして、箱は、ナツとルーシィが出てくると崩れ、跡形もなく消えた。
二つの影があり、ナツはまったくよろよろしておらず、しっかりとした足取りで笑顔だった。
「やべぇよ。ルーシィめっちゃ強い。もしかしたら…」
マスターを見て呟いた。
「じっちゃんにも余裕で勝てそう」
その言葉は、風となって消えたのだった。
to be continued
書くよー!学パロ恋愛ものでーす!(総受け)
設定
ルーシィ
7歳の頃に母を殺害される。妖精中学に通っており、学校では真面目で大人しい(と本人は言っているが、はっきり言うとうるさい)性格。妖精中学3年生
スティング
10歳の頃に母を殺害される。ルーシィの兄。剣咬工業高校のボス。シスコン。虎咬工業高校3年生
ローグ
ルーシィ、スティングの幼馴染、というよりお世話役。スティングの右腕。虎咬工業高校3年生
ナツ
ルーシィの親友で、好き。結構なボンボンで、不良
グレイ
ルーシィの友達で、好き。ナツとはライバル。不良
ロキ
ルーシィの友達で、好き。チャラいがルーシィが本命。不良
「うあぁぁぁぁ!!!ママァァァァ!!!」
憎しみを。
この感情を。
言葉なんかで、どうして例えられるだろう。
深夜1時、路地裏を駆ける2つの影。
女の泣き叫ぶ声が、それらの速度を速める。
前方に見えるは、汚らわしい雄の背中。
「…さて。やりますか。」
「掃除の時間ね。」
同時に、地面を強く踏み込む。
その影達は、恐ろしい高さまで跳躍して宙に浮いた。
犯罪は、完全に消滅させる事は出来ない。
悔しいけれど、いつでも何処でも起こりうる可能性がある。
そして…
特に女性にとって、被害に遭うと最も辛いであろう事件はーー…
《本日未明、連続強姦事件の容疑者が逮捕されました。発見時、容疑者は両足の骨を折られ、陰部を潰された状態で路地裏で呻いていたとの事で、取調べでは、突然背後から謎の2人組に襲われたと供述してい》
「テレビ消すのか?」
消えた音と入れ替わったかのように、ダイニングキッチンから投げかけられた声。
革製のL字型ソファーの上で体育座りをしている神楽に、兄のスティングが声をかけた。
「…朝から胸糞悪いわ。」
ルーシィは真っ黒になったテレビ画面を白けた目で見つめたまま、ガラス製のローテーブルにリモコンを置いた。
「兄ちゃん、チンタラしてたら学校遅刻するよ。さっさとご飯用意して!」
現在時刻、午前7時半。
3LDKの綺麗なマンションの中。
20畳の広いリビングには、朝食の香りが漂っている。
とっくに制服に着替え終わったルーシィは、未だキッチンにいるスティングを横目で睨み付けた。
「はいはい。妹のくせにホント偉そうだよな、ルーシィは。」
コーヒーの入ったマグカップを片手にダイニングテーブルへと向かい、スティングが苦笑いを浮かべる。
元々身体が弱い母
毎日必ず、冷凍食品など1つもない手作りの料理を作ってくれて、時間が許す限りいつもいろんな場所に連れて行ってくれた。
ヨーロピアンマフィアのボスである父は、闇に生きる生粋の仕事人間。
常に抗争だ何だと世界中を飛び回っており、昔も今もほとんど家にいない。
家庭を顧みない父の分まで、母が……
母だけが、自分達に深く温かい愛情を注ぎ、本当に本当に大事に育ててくれたのだ。
ーー亡くなる、約6年前のあの日までは。
余計な事を思い出しそうになり、ルーシィは起き抜けに飲んでいた牛乳の残りを一気に飲み干した。
そのままグラスを持って食事が並べられたダイニングテーブルへと移動し、スティングと向かい合って椅子に座る。
「いただきます。」
「いただきます。」
食事の前で手を合わせてから、ルーシィは食パンに囓りついた。
『いただきます”も“ごちそうさま”も、きちんと言わなければ駄目よ。 』
当たり前の事を、些細な事を、1つ1つ大切にする。
母に教えられた全ては、今も2人の習慣として強く根付いている。
「…命日、もうすぐだな。」
「……うん。」
ルーシィは相槌だけ打ち、黙々と口を動かした。
スティングはそれを眺めつつ、無言でコーヒーを啜る。
金に物を言わせて揃えられた、高級な家具と広い家。
父に何不自由無い生活を与えられていても、そこに2人が求めているものは1つも無かった。
「ごちそうさま。」
食パンを平らげ、ルーシィは再び手を合わせてから食器を持って立ち上がった。
「兄ちゃん、体調でも悪いの?さっきからコーヒーしか飲んでないわよ」
「…え、あ、うん。大丈夫だ。ちょっと考え事してた。」
思い出したかのように、スティングも食パンに手をのばす
「……。」
食器を洗いながら、ルーシィは静かに奥歯を噛み締めた。
…恐らく、考えている事は2人とも同じだ。
壁に掛けられた日捲りカレンダーに視線を向ければ、無機質な黒い文字は5月20日を指している。
もうすぐだな。
「必ず…あたし達で……。」
僅かな唇の隙間から漏れた言葉は、水道水の音と混ざり合ってシンクに流れていった。
19行目、『神楽』じゃなくて、『ルーシィ』な気がする…。
ほんとだっ!くっそ…最近違うスレで神楽神楽ばっかり打ってるからつい…
11:咲花◆A6:2016/07/25(月) 17:50
…やっぱり、引かれるわよね。
本当に、本当のこと言わなくちゃ。
真実もウソ。
結局ウソしか言えない人間…。
こぶしをぐっと握る。
そうしていないと何かがこぼれそうで…。
「ごめん…」
「何でだよ?」
ナツは笑ってそう答える。
ナツは、優しいから…。
「強いじゃないか!」
いつも素直なことを言える、ナツの方がよっぽど強い。
「また、嘘ついちゃった…」
「え…」
さすがのナツも、驚いた顔をする。
信じてなかったの?みんながそんな顔をする。
どうしよう、このままじゃだめだ…。
このギルドは…終わる。
どうすればいい?
必死で考える…。
そうか…。
「マスター、ギルドをやめます!!」
「何?!」
皆は、馬鹿なことはやめろ!そんな言葉が瞳に映し出されている。
でも、無理だ、とすぐわかった。
だって…
あんなに瞳いっぱいに零れ落ちそうに話すルーシィを、どうやって止めることができるのだろう?
いつもはつらつとしていて、屈託な笑顔で話し皆を和ませる。
嫌なことは嫌と言える。
それが、悩んで悩んだ挙句この結果が出たのだ。
「…わかった」
「ありがとうございm…」
「ただし!」
その声に、皆が肩を震わせた。
「必ず帰って来い!」
「はい!!」
せっかく引きそうな涙がどんどん溢れていって、それはあたたかい雫として大地を麗した。
「ルーシィ!!」
「ミラ…さん」
抱きしめるミラ。すぐに、リサーナと被って見えていることに気が付いた。
強く強く抱きしめられ、自分も抱く。
もう、涙腺は限界だった。
「いい?絶対よ?絶対帰ってくるのよ!じゃないと私…私は…」
「ミラさん…帰ります。すぐにはきっと帰れない。でも…必ず、必ず…」
「なぁルーシィ」
いろいろと終ったところを珍しく見計らってナツが話しかけてくる。
涙をぬぐいながら出発しようとしていたルーシィは振り返る。
「なに…」
「さっきのってなんだ…。嘘って」
言うか言わまいか迷った。
でも、決心していった。
「私、さっきゼレフとメイビスの子孫って言った。…ウソ。私は普通の人間で、ここに来る前ある人から教えてもらった。その時、本当の力を出すなって言われて…」
最後に弱弱しく笑っていった。
「また会えるよね…絶対?」
「ああ」
そういって、二人は別れた。
to be continued
みさーきたよー!
13:M的にーたん!:2016/07/27(水) 14:19!!!!!
14:ルーシィlove:2016/07/27(水) 14:21 きたよ!よかったー!
あとは、自分のフレ書くのみだよ!ごめんよろしく!
みさー!紹介するね!M的にーたん!はみさと話してた、私の代わりに
みさと連絡取ってくれたりする私の友達だよ!
ここまで来るのをやってたからびっくりマークはそのテストみたいな感じなんでよろしく!
0あ53dtyjkolyhjkえ3ー4vygyjyttjjoolngrybk4い6う5−52え2お6adygjyfuthujkijhgfsghh
文字とか混ぜたフレコです!!
M的にーたん!みさにはここに来るよう前もって話しておいたよ!
ところで、お香はいない?
ルーシィlove りょうかい
!
にーたんさんでもいいかな?
こんにちわ―初めまして
今日部活で夕方はこれなかったんっですが、この後塾があるので、もしやるとしたら、6時までです
みささん!!大丈夫です!!!
21:お香しゃちょー◆kk:2016/07/28(木) 00:41 スンマセン!前書いた小説なしで!
あと、ジェラルーって知ってる?ジェラルーで書こうと思うんだけどいいかね?
何も考えずに出てきてしまった…。
やっとかれた涙が、もう一度溢れそうになって急いで目をぎゅっとかたく閉じる。
私の本当の力って何だろう。
でも、一つわかるのはいけない力。
全然説明になっていないかもしれないけど、今はまだ私もわかっていないからこう言うしかない。
私がやりたいことって、何?
この数年で何度繰り返してきた質問だろう。
あの頃なら迷わず、みんなと旅に出ること、と答えることができただろう。
今は…?
この力は危険な力、きっとみんなといたら、不幸せになる。
ルーシィという存在を消すしかないのだろうか?
そうしたら、この世界は…。
私は何度も迷った結果がやはり自分の記憶を消すだった。
でも、私には勇気がなく、ただひたすら森の中を歩いていた。
そして、一つの切り株を見つけると、そこに腰を下ろし、いつの間にか眠りに落ちていた。
「ん…」
朝は、木々に茂った葉の隙間から漏れる朝日で目が覚めた。
眠いな。今日はどこまで行こうかな…?
やっぱり記憶を消して、どこかのギルドに新しい私として生きていこうかな…。
カサカサ
!!
誰かの足音、一人、二人…二人だわ。
こっちに近づいてくる。
そして、一面中草に覆われていた景色の一角から人影が見えた。
とっさに、魔法陣の準備をした。
「だ、だれ?」
喉から出た声は小さく、それが自分の声だなんてありえないと思ったほどだった。
二つの影は顔を見合わせた。
そのシルエットに見覚えがある。
マントを頭のほうまでかぶっている…。
二人は、頭のマントを外す。
「ルーシィ!!」
「なぜここに…」
影はこちらに近づいてくると、はっきりとした者になっていた。
それは…。
「ジェラール、メルディー…?」
そこには、ウルティアの姿は見えなかった。
でも、やはり私の力の影響か、ウルティアの結末が分かった。
私は、なぜだか、昨日すべて枯れたと思われて涙があふれてくるのを感じていた。
そして、自分で気づかないうちに声にしていた。
「私を…クリムソルシエール(魔女の罪)に入れて」
to be continue
最近来れなくてごめんよー
24:みさ◆gQ:2016/08/17(水) 20:15 ID:ka6 大丈夫だよ林檎。
その間私が三か月に一回ぐらい来て切り盛りするから(笑)
* * * * * * * * * * * * * * *
ルーシィは、森の中でジェラールたちに会い、自分をクリムソルシエール(魔女の罪)に入れてもらえるように頼んでいた。
「何を言ってるんだルーシィ。君はフェアリーテイルの一員だろう」
「そうだよルーシィ。ここは独立ギルドだよ。それに、あなたは罪を犯していないじゃない」
二人はルーシィを懸命に止めようとする。
だが、ルーシィはその説得には耳を傾けず、頑として受け入れない。
(なんだこの魔力は…以前のルーシィとは比べ物にならない…!!)
ジェラールは、あの頃とは全く違う、とてつもなく大きな魔力に気づく。
ルーシィは諦めずにお願いしていた。
「罪を私は犯した…仲間を、傷つけ騙すような…。私は、みんなに恩返しをしたい。だから、お願い…」
ジェラールとメルディは顔を合わせる。
本当は嬉しくもあるが、その分危険もある。
それに、今は闇ギルドを滅ぼすようなギルドを立ち上げても、かつてはフェアリーテイルを傷つけたりもした。
「ねえ、話だけでも聞かせてよ」
ルーシィはこくりと頷いた。
まず、自分の生い立ちを、ギルドを、そして魔力のことを…。
ルーシィはフェアリーテイルのみんなに最後に一つ言っていなかったことがある。
自分の…今の魔力を。
それを聞いた二人は驚きに満ちた表情だった。
ジェラールたちの目的…ゼレフを倒すにはまさにその力が必要だった。
「ルーシィ、今の話は本当か?」
「うん…」
もちろん、ルーシィがでたらめを言っている可能性もあるが、それを言う理由がなかった。
(どうしたものか…我々の目的達成とにはルーシィの力を借りるのが得策だ。でも、まだ光の中にいるルーシィをこんなところに…)
「ジェラール、私は本気なの。もし私がなんて考えてるならその考えはすぐにやめて…。ここを早く救うためにも」
「ジェラール…」
このルーシィの言葉で覚悟を決めた。
「…ッフ」っと顔をあげ笑った。
「わかった。君の力は絶対不可欠になる。でも、初めは闇ギルドからつぶしていく。いいな」
「ええ、わかったわ」
そして、二人がかぶっているマントをルーシィも羽織り、聞いた。
「でも、初めはどこに行くの…?」
荷物を背負いながらジェラールは振り返らず行った。
「デッドソウル」
「デッドソウル?」
メルディーが、ジェラールの後を追いかけながら質問に答える。
「死者の魂。闇ギルドの中の…二流って感じかな?グリモアハート(悪魔の心臓)の直属。まぁ、私の部下だったって感じかな?」
ルーシィは、きっとこの後の闇ギルドを滅ぼすためにも重要な役割になることが分かった。
そして、ルーシィたちは闇ギルドデッドソウルへ向かった。
to be continued
みさの続き楽しみにしてるね!
26:ルーシィlove:2016/08/17(水) 20:36 ID:N8kごめん、上の私だよ!
27:ルーシィlove:2016/08/19(金) 12:01 ID:N8kだれかー(>−<)
28:みさ◆gQ:2016/08/21(日) 11:15 ID:ka6
私たちはデッドソウルの壊滅をする前日に私たち最後の打ち合わせをした。
「最後の確認だ。ルーシィとメルディが潜入。もし地下があったら、そこに目立たないように入る。ルーシィの精霊で、俺も中に入る。いいな」
私とメルディは頷いた。
ジェラールを不意に見た。
その時、前エルザが話してたことを思い出し、プッと軽く笑うとジェラールは不思議そうな顔でこちらを見た。
だが、興味はメルディーのほうが強いらしくさっそく聞いてきた。
「どうしたのルーシィ?」
「あ、うん。前に…私がまだフェアリーテイルにいたときにね…。ほら、大魔道演舞があったじゃない?その帰りにエルザがフッとね『あいつは、嘘が下手なのは変わらんな』って。しかも、なんか少し頬赤くしてた気がするんだけど、そこんところジェラールが関わってるんじゃないかってね。どう?」
メルディーのほうを基本的に向いてしゃべっていたので気づかなかった。
何をかというのは、私が話し終わってジェラールに尋ねようとみてみると、顔をうつ向かせて真っ赤になっているジェラールが見えた。
メルディーはにやにやしていた。
「ジェラール、あれのことじゃないの?」
メルディーがくぎを押すと、もう真っ赤になって、一言「寝るぞ」と言って、その場のお話会は終わってしまった。
少し物足りなそうな顔をしているのに気付いたメルディーがさっと近づいて、耳元で囁く。
「後でまた教えてあげるわ」
その言葉を最後に今日は終わった。
朝、冷たい空気で目を覚ました。
たぶんいつもより早く起きたんだと思う。
風が吹くとまだ朝だからなのか冷たいが、その分空気は澄み渡っている気がした。
周りを見ると、メルディーはまだ眠っているようだったが、ジェラールの姿は見えなかった。
遠くを少し見渡すと、木と木の間に人が通ったような跡があった。
メルディーとその跡を何度も見て、結局見に行ってしまった。
行ってみると、二つ切り株があって、ジェラールは奥のほうの切り株にこちらに背を向けるような形で座っていた。
私は、そっと近づき、もう一つの切り株に背を向けるように座った。
「ルーシィ。メルディーから聞いてのか?」と、突然聞かれた。
私は後ろを振り返ったが、ジェラールはこちらを向いていなかった。
そして、聞いたのか?という言葉の答えを探すため昨日の会話を思い出してみた。
すると、エルザの言葉から発展したあの会話が思い出された。
「ううん。聞いてない。それよりジェラールは何で振り返らずに私ってわかったの?」
「メルディーは、、早く起きることが少し苦手なんだ、たぶん…。見ただろ?それに、メルディーは俺がここに座ってたら黙ってないでその原因を探ろうとしてくるしな…」
「そっか。確かに寝てたわ」
メルディーを思い出しながら、天狼島のことも頭に浮かぶ。
後ろで、すっと立つ気配があり、自分も急いで立つ。
「ルーシィ、いいか。あのギルドは、闇ギルドで言う、オラシオンセイス(六魔将軍)、グリモアハート(悪魔の心臓)、タルタロス(冥府の門)に続くサブリーダー的ポジションだ。油断はするな」
私の横を通り過ぎた。
その3つの闇ギルドは、昔フェアリーテイルが倒した。
でも、今でもあの時の記憶が生々しく、思い出せる…。
気が付いた時には、鍵をぎゅっと握りしめていた。
アクエリアスに、思いをはせながら。
私が戻ったときはもうメルディーは目を覚ましていた。
こっちを向くと、ニコッと笑って「おはよう」といった。
それを私は笑顔で返した。
to be continued
ギルドは、人目につかないところにあった。
近くに茂みに隠れて、マントを脱ぎ、ジェラールに渡した。
「ルーシィ、行くわよ」
「うん」
ドアは重く、二人で押すと中は、バーみたいになっていて、静かな雰囲気で全く闇ギルドという感じがしなかった。
「メルディー、ここって…」
「しっ、だれか来る…」
バーテンダーのような男が近づいてきた。
そして、ドアに立っていた私たちに一礼をして声をかけた。
「お二人様ですか?身分書を見せてもらえないとお酒は出せませんが…」
メルディーはこなれているようで、フッと笑う。
しして、バーテンダーの耳に口を近づけ何かを言った。
言い終わると、男は少し目を見開いてこちらを見る。
メルディーは自分のところの懐から何かを軽く見せるようにして、笑った。
すると、男も軽く笑い「こちらへ」と言って、少し奥に案内された。
私はついていく途中で、メルディーが何を言ってたのか気になり声をかけようとした。
でも、聞く前に小さな声で「待って」と言われ口を閉めた。
男は急に立ち止まるとくるりと振り返って、「こちらです」というとまた一礼をして戻っていた
その先には、扉があった。
メルディーに目配せし、ドアに手をかけた。
ギー…
古い木がこすりだす音がした。
ここまで来たんだ。もう、後に引けない。
すべてを開け終える。
中も、バーのようになっていて、男から女までいる。それに、容姿がいい人も多い。
メルディが「殺しを多くやるから相手を油断させるためよ」と言ってくれなかったら、私は多分心にずっと引っかかっていたかもしれない。
その瞬間、背後から急に男の声がかかってきた。
「おい、ここはガキが入ってくるようなとこじゃねーんだ。死にたくなかったら、さっさと帰れ。あのジジイ仕事しっかりやってんのか」
to be continued
お久しぶりでーすね(笑)
かけるかなー?ま、そこそこに頑張りまーす!
* * * * * * * * * * * * * * *
背後で急に、男の人の声がして、振り向く。
そこには、背があまり高くなく小太りのおじさんが立っていた。
「大丈夫よおじさん。あの人はしっかり仕事をしてるわ(ニコッ」
こ、メルディー?!
何言ってんの?!
私たちの仕事は、この闇ギルドに認めてもらうんじゃなくてつぶすことでしょー?!
「でも、おじさんのほうが、仕事ができてないんじゃないかな?」
「なんだと?!クソガキが!!」
「メルディー?!」
何で怒らせるのよー!
平和にやろうよ!平和に!!
…私がいなくなったフェアリーテイル、どんな感じなんだろう。
皆の笑顔が思い出される。
心がチクチク痛む。
「きゃぁ!!」
その言葉で頭が覚める。
今の悲鳴は、メルディー?!でも、隣にその小さな少女は立っている。
じゃあ、あのさっきのおじさん?
「メルディー、どういうこと?」
小声でささやくと、メルディーが震えながら声を発した。
「ジェラールを、侮辱した奴がいた…」
ジェラール、確かに悪い奴だったけど本当はいいやつだもんね。
それに、ずっと一緒に回ってたからいろんなことを知ってるんだね…。
「潜入中でも、許せないの。名に知らないで、昔のことばかり言う奴らが…」
「いいんだよ、わかってる。フェアリーテイルのみんなは知ってるから…」
一瞬、男が飛ばされしーんとしていたが、だんだんざわつく。
そして、矛先はこちらへと向かった。
「やろう、メルディー」
「うん、ルーシィ」
大丈夫、私たちはずっと一緒だから…。
ナツの顔、ハッピーの顔、グレイ、エルザ、シャルル…。
いろんな顔が思い出される、入ってきたばかりや、出ていくとき。ずっと優しかった。
メルディーがフードを脱ぐ、私も脱ごうとしたとき止められた。
「何で…」
「あなたは、いつっかあっちに戻るから、ダメ…」
「あいつ!!ピンクの髪だ!そーいや、最近闇ギルドが何者かにつぶされてるらしい。
そのうちの一人がピンクの髪をしてるって聞いたことがあるぜ!」
その瞬間、みんなが襲い掛かってくる。一瞬、自分の力を出していいかの恐怖感。
でも、手に残る、温かなメルディーの体温がその気持ちを払った。
to be continued
続きが気になるよー!
更新されるの楽しみにしてるね♪
すみません、入ってもいいですか?
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新