• ポケモンが喋ります
• 台本書きです。
プロローグ
僕はピカチュウ。
ポケモン高校1年のどこにでもいそうなピカチュウだ。
僕は正義感が強く、いじめられている子がいたら助けに行き、みんなからは尊敬されていた
はずだった……
第1章
怪我
それは4月半ばのことだった。
入学してからまだ1ヶ月もたってなかった時だった。
その日は強い雨が降っていて、炎タイプは濡れないように頑張っていたっけな?
そこで僕は目にした。
体育館の裏で同じクラスの「ニンフィア」がいじめられているのを。
気づかれないように近づき、いじめているやつを確認した。
ピカチュウ「やっぱりな」
ニンフィアをいじめているのは、いじめっ子のペンドラー、キリキザン、グラエナ。
この3匹がニンフィアをいじめているようだ。
僕は準備を整えてからあいつらに近づいた
ピカチュウ「やめなよ」
その声に気が付いたのか、あいつらはこっちを見る
ペンドラー「ああ、ピカチュウか」
キリキザン「邪魔者が入ってきましたね」
グラエナ「邪魔者は排除!」
その時、3匹は僕に攻撃を仕掛けようとした
ピカチュウ「俺とやるのか…
まあこいつらは余裕だな」
と、思っていた時だ。
ズルっ!
ピカチュウ「あっ!」
僕は滑ってしまった。
雨のせいで地面が濡れていたからだ。
3匹「チャンス!」
僕は滑って大きなスキができてしまった。それを狙うかのように3匹は僕に攻撃を仕掛けてくる
ピカチュウ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドン!
気がつくと僕は病院のベッドで寝ていた。
あたりを見回すと、看護師のタブンネや医者のフタチマルがいて、何よりびっくりだったのは目の前にニンフィアがいたことだ。
ニンフィア「大丈夫?ピカチュウ君?」
ピカチュウ「ああ、大丈夫……っ!」
足と腰に激痛が走った
タブンネ「動いちゃだめですよ!
足の骨とあばら骨を折っているんですから!」
タブンネの声を聞いて、僕は愕然とした
ニンフィア「あの時あいつらに攻撃されてピカチュウ君は今日までずっと気を失っていたわ」
ピカチュウ「そうか…」
フタチマル「怪我としてはひどい方だから全治2ヶ月だ」
ピカチュウ「えっそんな…」
ニンフィア「ごめんねピカチュウ君私のせいで…」
ピカチュウ「いや、ニンフィアのせいじゃないよ!」
言い忘れていましたが、スレ主はコテ付きだったりコテ無しだったりと変わります
ニンフィア「でも……」
ピカチュウ(内心、あいつら3匹のせいだと思っているんだけどな……)
ピカチュウ「ていうか今日何曜日なの?」
ニンフィアがカレンダーを見ながら
ニンフィア「4月20日火曜日だけど?」
ピカチュウ「えっ!僕が怪我したのが16日だから4日近く寝てたのか!
火曜日だとすると今日ニンフィアは学校あるんじゃ……」
ニンフィア「えっ…
いや…私はまだピカチュウ君が怪我したのは私のせいだって思ってるから…学校休んで来てたの」
ピカチュウ「学校休んでまで来る必要ないのに…一応僕は生きているわけだから…」
少ししてからニンフィアは答えた
ニンフィア「……迷惑だったかな…」
予想外の答えに僕は慌てて
ピカチュウ「いや迷惑なんかじゃないよ!むしろ来てくれて嬉しいよ!」
ニンフィア「えっ!ほんと!じゃあこれから毎日来てもいい?」
ピカチュウ「うんいいよ」
ニンフィア「ありがと!じゃあもう遅くなるから帰るね」
ピカチュウ「バイバイ」
ピカチュウはニンフィアを見送った
ピカチュウ「さてと……なにするかな…
ん?」
僕は病室においてあった本棚からこんなものを見つけた
「人間」
著者名も出版社名も発効日も書いていない本だった。おまけにタイトルは人間 とだけ
僕はページをめくってみた。
すると
chafdubu<>{}$++{}[],娵斑弟 と言う文字があった
ピカチュウ「これは?共通文字じゃなさそうだ。
カテレン文字か?
カテレン文字で訳すと
『この本を読んであなたの周りに不可解なことが起こっても、私らは責任を取りません』か」
そもそもカテレン文字とは?
カテレン文字とは?ポケモンの世界の共通文字とは違った文字のこと。
地方で言えば、アローラ地方の海あたりの地域で使われることが多い
ピカチュウ「まあいいや読もう」
~~~1時間後~~~
ピカチュウ「文字が難しすぎてよくわからなかったなー。
だけどこの人間というものが存在してもしなくても人間って楽しそうだな〜」
その後
僕は毎日来てくれるニンフィアのおかげでそんなに退屈にならずに過ごせた。
しかしニンフィア学校行かなくて大丈夫なのだろうか?
心配だから明日こっそりとついて行ってみよう。
翌日
ピカチュウ「ニンフィア大丈夫かな?」
ピカチュウ「あっ!」
休み時間僕が目にしたのは、あの3匹がニンフィアをいじめているところだった。
ピカチュウ(くそぅ…止めたいけどこの傷が…)
ニンフィア「痛いっ!」
ピカチュウ「ぐっ!」タタタッ
ペンドラー「最後の一撃だ!」
ピカチュウ「やめろ!」
4匹「!?」
ピカチュウ「またニンフィアをいじめているのか…」
グラエナ「えっ!ちょ、なんでピカチュウが学校にいるんだ!?」
ニンフィア「ピカチュウ君どうして……」
ピカチュウ「ちょっとな……」
ペンドラー「またやるぞ!」
ピカチュウ(今度はちょっと秘策を…)
バシン!
ペンドラー「ドワァァァァァァァ!』
キリキザン「ペンドラー!大丈夫ですかい?」
ピカチュウ「小電流…それを当てただけだから死にわしないさ…」
ペンドラー「こいつ…!」
ペンドラーはぼくに向かって走ってきた
そして、…
ドンッ!
バッシーン!
僕を外に放り出してしまった
ピカチュウ「うわぁぁ!イテテテテ」
そんな僕の前に……ラティオス宅急便が…
ラティオス「ポ、ポケモン!?と、止まらなけゃ!」
しかしマッハを超える速度は簡単には止まれやしない
次の瞬間…
ピカチュウ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドン!
ラティオスと僕は正面衝突した。
ラティオスの方は守るで防いだみたいだけど…僕の方は………
第2章
人間界
僕が目をさますと、そこには真っ白な空間が広がっていた。
僕はそこに浮かんでいた。
ピカチュウ「こ、ここはどこだ!?」
「ここはそなたがいる世界とは別の世界じゃ」
どこからともなく声が聞こえてきた
ピカチュウ「き、君は誰?」
「誰と言われてものお…そなたの世界でいう神というものじゃ」
ピカチュウ「神?」
「それはともかくそなたはラティオスとぶつかって死にかけたのじゃ。
それを私が救ってあげたのじゃ。
ちょうど人間の本を読んでおったから、そなたを人間界に飛ばす沿い」
ピカチュウ「えっ、えっ?」
その瞬間僕はその空間から人間界に飛ばされた
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僕が目覚めると、そこに誰かいた
???「大丈夫?」
声をかけてくれたのはどうやら(本に書いてあった)女性らしい。ポケモンでいうとメス。
???「あなたは誰?」
「そなたの名前は適当にかんがえい」
ピカチュウ(て、適当にって…)
ピカチュウ「僕の名前は中山 蓮。
君の名前は?」
???「私の名前は小日向 香里よろしくね」
蓮(ピカチュウ)「質問していいかな?」
香里「うん。いいよ」
蓮「じゃあここはどこ?」
香里「どこって…A県桜市だけど?」
蓮「そっか…」(さっきのやつの言うとおり人間界にきたらしい)
香里「ねえ蓮。君はどこの高校出身なの?」
蓮「……まだ学校に通ってないんだ」
香里「なら私達の桜ヶ丘高校においでよ」
蓮(……ここは通うしかないか…)
蓮「じゃあお願いするよ」
香里「わかった、手続きしておくね」
そのあとなんやかんやあって香里の家にすませてもらうことになったのだが…