僕のヒーローアカデミア【オリジナル夢主】

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1:ぜんざい◆A.:2016/09/03(土) 17:52 ID:MfI


 どうもはじめましての方ははじめまして、アポロを知っている方はこんにちは。
 アポロから改名しました。『ぜんざい』です。



 今回はヒロアカの女主長編原作沿い一本を書いていきます。
 荒らしや中傷はやめてくださいね。メンタル吹き飛びます。

 夢主(女)

伊達 伊織 (15)
Birthday:4/12
Height:178cm
好きなもの:ぜんざい(白玉でも餅でも可)

 個性:発火政宗。自由に好きなとき好きな場所に『政宗』と言う日本刀を出せる。威力大。複合性の個性でもうひとつ発火を持つ。
 瞳は紅色で目付きが鋭く、右目に眼帯をつけている。右目の眼帯は個性発現時に視力がなくなりそれ以来。
 身長が高く、巨乳。体はしなやかに筋肉がついており、政宗を扱うための鍛練で手に入れた。
 彼女の先祖はかの有名な『伊達政宗』らしい。
 運動も勉強も出来、顔も男寄りのイケメン。
 一人称『俺』

 ヒーローコスチュームは和風。いずれイラスト載せます。


 でわでわ

2:ぜんざい◆A.:2016/09/04(日) 09:59 ID:MfI



ヒーローコスチューム画像ですが、お目汚しにならぬよう気を付けてください。

https://ha10.net/up/data/img/1289.jpg


 次投稿はストーリー始まります。



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3:ぜんざい◆A.:2016/09/04(日) 10:00 ID:MfI


 上の画像ですが数字が抜けていたのでもう一度トライ。

https://ha10.net/up/data/img/12891.jpg


二回もすみません。

4:ぜんざい◆A.:2016/09/04(日) 10:43 ID:MfI



 幼い頃から居合いが大好きだった。物心つく前から触っていたと俺は思う。


 だけど俺には才能があると師匠は言った。親はそれはそれは、と喜んだ。

 俺は学校で有名になった。『焔の隻眼剣士』として。みんなざわざわとうざったらしくて、右目の眼帯は厨二病か、とか聞かれるからイライラしてこれは個性の副作用だと教えるとホントに? と疑われ、証拠に右目の眼帯を捲って無くなった右目を見せる。眼球が消えたので瞼をそ閉じて居るが、それでも窪んで居るのが分かる気持ちの悪い目。それを見て回りは引いて俺から離れていく。
 見せろと言ったから見せたのに、見せれば離れていくなんて人間は矛盾している。

 そんなことを小学二年生にして道場で自分の個性の刀を素振りしながら考えた。

 そんな俺ももう中学生だ。

 背中に袋に入れた政宗を携えて白い手袋を手にはめながら新しい制服で歩く。
 ここ、凝山中学の制服はブレザーらしい。下手にセーラーとかじゃなくて良かったと安心する。
 実は数日前にこの近辺に引っ越してきたので知り合いは居ない。ラッキー、だとか内心思いながら無表情を貫く。

 クラス表を見れば、クラスを拝見し、他はすごくどうでもいいのでさっさと教室に移動する。

 教室に移動すればするで女が寄ってくる。どうせ世の中顔だ。自分の顔が男寄りの俗に言うイケメンだと言うことは自負している。俺はそう認識しているだけで、別に自分の事が大好きなナルシスト等ではないので勘違いしないでいただきたい。
 俺の席の周りでキャッキャ言う女の子に普段あまり使わない表情筋を動かして微笑みを向ける。
 途中で眼帯の下を見せてと言う子が居たが、『眼球が無くてえぐいからやめた方が良い』と告げておいた。


 同じ教室でそんな俺を見つめるオッドアイがあったことを俺はまだ知らなかった。



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5:ぜんざい◆A.:2016/09/04(日) 11:25 ID:MfI




 隣の席は髪の毛の色が赤と白の半分で、左顔面の火傷が酷い奴だった。名前は轟焦凍と言うらしい。なんでも親があのNo,2ヒーローのエンデヴァーだと言う。だが俺は正直親などどうでもいい。
 親にいい印象は抱いていない、抱けない。家族でも信頼しているのは爺さんぐらいだ。
 居合いの家柄とかそう言うのを気にしてか、俺は幼い頃から一人称を『俺』、行動、言動をほぼ男へと変革させた、さすがに体の成長は普通どころか出るとこが人より出てしまったが仕方ない。それぐらいやらなきゃ自我を保ってられないほどキツい訓練や修練を父に受けた。別に感謝していないわけでもないが、ただそれが俺の為を思ったものではなく、家柄のためだと言うことに苛々した。

 そんな事を内心思いながら隣に『よろしく』と声を掛ける。轟は目を見開き、驚いたように表情を変化させ、「……よろしく」としばらく間が空いたあとに告げた。


 まあ、それからだ。俺と轟は隣同士であったからか仲良くなった。今や中学三年になっても、だ。
 自分の身の上を話し合えるほどに、気を許しあっていた。轟の火傷の出来事、半冷半燃の左の炎は使わずトップヒーローになってエンデヴァーに「俺はお前の玩具じゃない」と言うと言うこと、お母さんのこと。家庭環境は複雑だが、俺はそれをすんなりと受け入れた。それは彼が俺の右目を受け入れてくれた事が大きいだろう。
 現在では名前で呼び合う程だ。



『焦凍、お前高校どこ行くんだよ』
「俺は雄英、伊織はどうなんだ」
『俺決まってねぇ。から焦凍とおんなじとこ行くわ。その方が気も楽』
「……そうか」



 微かに笑う轟に笑い返して『勉強頑張んねえとな』と頭の後ろで腕を組む。「俺は推薦受ける」と轟が言い『推薦なー』と俺には向いてねえから一般を受けると回答を出す。



『もうちょっとだったか、試験』
「まだ期間はある。……願書出せよ、忘れてねぇよな」
『わかってる、とりあえず実技は置いといて、筆記あるから勉強するかー』
「……図書室か図書館か」
『そうだな、こっから近えし図書室行くか』
「おう」



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6:ぜんざい◆A.:2016/09/04(日) 15:49 ID:MfI




 唐突に、思い出したのだ。先日、ヘドロ事件と言う事件があったと言う。その時の被害者、助けんとした無個性。
 爆豪勝己、緑谷出久。

 彼らが切っ掛けで思い出したのだ。彼らは紙面状の人物で、ここが『僕のヒーローアカデミア』と言う漫画の世界だと言うことを。

 俺は、この世界に転生したのだと。まあ前世のことなんてほぼこの漫画のことしか覚えてないしいつ死んだのか何てわかるわけないしともう放置。



「どうした伊織?」
『あん?』
「何か考え事か」
『あー、そうかも知れねぇな、わっかんね』



**



 本日、雄英の試験当日である!



『マジあっつー間だったな』



 思い出して10ヵ月なんてすぐだったし、勉強するしかなかったし。轟は推薦で先に受かったし。
 現在はホールでプレゼントマイクの話を聞き終わり、会場に移動している。会場にて発見したのは爆豪のみ。やべーやべー爆豪なんか相手にしてる暇ねー。
 確か、スタートと言われりゃすぐ動くんだっけか。



「ハイスタートー!!」



 プレゼントマイクの合図と共に他を置き去りにして走り出す俺、と同時の爆豪。なんかギッと睨み付けられたが知らん顔して目の前に現れた二点の仮想ヴィランを指をならして発火させ空気を調節して焔を起こす。こんなもん政宗使うまでもねえ。



「てめえの個性は爆破かぁ!?」



 隣でばごんばごんと手を爆破させる爆豪に『ちげえ』と遥か高いビルの屋上に一点ヴィランを発見しぱちんぱちんと指を鳴らして破壊する。恐らく同じ個性なら負けねえとか言うんだろうが、焔なんてサブだサブ。



『俺のメインはこっちだぜ!』



 刀を無空間から取り出し足をダンと踏み込みズパッと二点ヴィランを真っ二つに斬り倒して連続で三点ヴィランを斬る。
 振り向いてぽかんと唖然としてる爆豪を放置しただひたすらに仮想ヴィランを斬るか焼くかして点数を稼いだ。時々人を助けながら。



 まあ、爆豪にはすげえ睨まれて敵視されたけど。



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7:ぜんざい◆A.:2016/09/10(土) 07:48 ID:MfI



 まあ、当然俺も雄英に受かった訳で、新しく引っ越した家から学校生活がスタートする。
 実は引っ越す前、伊達家の本家に住んで居たのだが親が「お前はもう中学生になるし、一人暮らしでもしてみるか」と聞いてきたので全力で頷いた……うん、えーっと、それで爺さんが一軒家を買ってくれました。うん、はい、爺さん大好きありがとう……。

 雄英に合格したことを本家に連絡すれば爺さんと婆さんが興奮して高かったと言う壺を数個割ってしまったらしい。なんと……。
 本家筋は爺さんで、爺さんの個性は『政宗』。父さんも『政宗』、俺は母さんの『発火』も引き継いで『発火政宗』となった。
 クラスは1-A、轟等と同じクラスか。


 そんな感じで雄英学校内を歩いて1-Aのでかすぎる扉を開く。人はまばらにしか居らず、がたりと指定された席の椅子に荷物を置いてすでに来ていた轟に声を掛ける。



『おはよう焦凍』
「おう」
『多分、このあと誰かさんと誰かさんの言い合いが見れるぜ』
「? よくわかんねぇけど、俺は別にどうでもいい」
『お前な』



 呆れた顔で腕を組めば轟が俄関せずと言った顔でふいっと顔を逸らした。なんだよもう可愛いなばかやろー。

 俺が席に着いたその後、緑谷が来たとたん、飯田と爆豪の言い合いが起こり、緑谷の後ろから麗日が声を掛け何やら話していたところで相澤先生がやって来て寝袋の中から体操服を出した。

 どうやらこれを着てグラウンドに出ろと言うことらしい。



**


 外に出た結果は『個性把握テスト』。どうやら入学式とガイダンスも無いようだ。まあ入学式とガイダンスなんて眠たくなるから俺は別に良いんですけど。相澤先生曰く「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間無いよ」らしい。
 そのあとは爆豪が個性を使ってソフトボール投げをして、705mと言う記録を叩き出した。それを見てみんな面白そうだなんだと言うが、そんなこと言ってられない。

 俺は轟の隣で腕を組みながら相澤先生の次の言葉を待つ。どうやら相澤先生のスイッチが入ったらしくこの成績最下位は『除籍処分』になるらしい。あーあ、やっちまった。



.

8:ぜんざい◆A.:2016/09/10(土) 08:01 ID:MfI



 一種目、50m走。俺は足場を爆発させて風威に乗って走った。記録は4:76。爆豪に負けただと……!
 二種目の握力は89kg、俺は普通の人間を超越した気分になった。俺は女子ですよ神様。
 第三種目、立ち幅跳びは足場の空気を小規模爆発させて浮いてる時間を保った。第四種目の反復横跳びは普通に実力。
 第五種目のソフトボール投げは政宗のみねを使ってかっきーんとホームラン。麗日が∞を出し、みんながうおおおと叫び出す。

 そのあとは緑谷が一回目普通の記録、そのあと相澤先生に何やら言われ、深刻な顔をしたのち大記録を叩き出してくれた。良かった良かった。



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9:ぜんざい◆A.:2016/09/20(火) 14:27 ID:AMg



 雄英高校と言ってもちゃんとした高校なので、午前中はきちんとした授業がある、主に必修科目、英語など! プレゼント・マイクの英語の授業がかなり普通だったのに少し驚いたぐらいだ。
 昼飯は大食堂で済ませたのち、午後の授業はヒーロー基礎学なのでみんなわいわいと熱が入る。確か初めてのヒーロー基礎学の担当はオールマイトだった筈。



「わーたーしーがー!! 普通にドアから来た!!!」



 ホントにドアから来た。って言うかオールマイトでっか、いやいやでっか! さすが二メートル……TENIPURIの越知とほぼ同じ。
 今日のヒーロー基礎学は戦闘訓練、ヒーローコスチュームを来て行うらしい。
 俺のヒーローコスチュームは3>>を参照に。

 俺たちは今日からヒーローなのだ、と自覚しろとオールマイトに言われた。ヒーロー、ヒーローか……。轟に合わせて試験受けて合格したけど、漫画じゃ倍率が300とか言ってた気がするな……。

**

 コスに着替え、市街地エリアに移動したのち、授業の説明がなされる。
 今回行うのは屋内対人戦闘訓練で、これからヒーロー組、敵組に分かれて2対2の屋内戦を行うらしい。
 状況設定は敵がアジトに核兵器を隠していて、ヒーローはそれを処理しようとしている。ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収する事、敵は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえること、コンビ及び対戦相手はクジだ。
 どこか1チームが三人になるらしく、俺はまさしくそうなってしまった。Bチームになり轟、障子とトリオだくそう。



『よろしくな』
「おう」
「よろしく」



 そののち、爆豪・飯田ペア(敵)と緑谷・麗日ペア(ヒーロー)はヒーローチームが勝利したのだが、戦いには負けて試合には勝ったと言う不思議な感じだ。

 場所を移し第二戦、俺達がヒーローチーム。葉隠、尾白が敵チームだ。さて。



「外出てろ危ねえから」
『おう、いくぞ障子』
「……?」
「向こうは防衛戦のつもりだろうが、俺には関係無い」



 一瞬でビルを凍らせた轟が中に入っていくのに俺も続く。いやはや漫画でも読んだがすげーわやっぱ。

 あっさりと核兵器にタッチした轟が右手の熱で氷を溶かしていくのを見て俺も指をぱちんぱちんと鳴らし小規模発火させて氷を溶かす。

 ヒーローチームとして俺達が勝利し、あっさりとしたこのヒーロー基礎学が終了した。



.

10:ぜんざい◆A.:2016/11/15(火) 00:39 ID:Feg

超小ネタです。




翌日、轟は俺の姿を見て目を見開いた。



「……な、んで、男子制服なんだ……?」
『……学校側から、イケメンに女子生徒服着せてると違和感あるからって、昨日渡されたんだよ。コスチュームもサラシで胸潰すから、もうほぼ男だよな俺』



 遠くを眺めるような瞳をすれば轟が同情してきた。やめろよ。俺これでも女なんだぜ?



「……確かに、違和感は、ない……が」
『ねーのかよ。なに?』
「……なんでもねぇ」



 なんなんだよ途中で止められると気になるだろ!



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11:ぜんざい◆A.:2016/11/20(日) 16:27 ID:Feg

いおりside(ヴィラン襲撃後)


 USJ襲撃があった。原作通りだったけど、俺がいる時点でイレギュラー多少の差はあったものの無事終了した。

 今朝のホームルームの時には相澤先生が包帯巻き巻きでクラスは震撼してましたが、俺は寝ていたので知りません。隣に叩き起こされたけど知りません。昼休みに轟から話を聞けば、雄英体育祭が迫っているとのこと。



「体育祭は、親父を見返すチャンスだ」
『……俺も、そろそろ本気出す、と思う、恐らく、多分』
「はっきりさせろよお前……」
『じゃあお前らコテンパンにできる程度の実力を出すぜ、全力は疲れるし』
「ぜってー負けねー」
『ほざいてろ』



 ばちばちと目線の火花が飛ぶ。流石に全国放送される雄英体育祭で、ヘマしたらじいさんにどやされるし、恥ずかしい思いをするのは嫌だ。
 後にこの光景を見ていたクラスメイトは「……体育祭は轟と伊達のどっちかかもしれない」と呟いていたらしい。



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12:ぜんざい◆A.:2016/11/20(日) 22:31 ID:Feg



 体育祭当日、俺たち1-Aは相変わらずマイペースにダサい雄英体操服を身に纏って控え室で大人しく控えていたら、轟が緑谷にこう言った。



「緑谷」
「轟くん……なに?」
「客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う」
「へ!? う、うん」
「……お前、オールマイトに目ぇ掛けられてるよな、別にそこ詮索するつもりはねぇが」
「!!」
「おまえには勝つぞ」



 それを聞いた上鳴が「おお、クラス最強が宣戦布告!?」と爆豪の隣でテンションを上げる。そこに切島が「急に喧嘩腰でどうした!? 直前にやめろって……」と肩に手をおいて止めるも、轟は「仲良しごっこじゃねぇんだ、何だって良いだろ」と告げ、そのあと上鳴を指差す。あれ? こんなシーンあったっけ?



「それと上鳴」
「うぇい!? 俺!? なに!?」
「……悔しいがクラス最強は俺じゃねえ、いおりだ」



 びっと指差されて『ん、俺?』と呆ける。クラスも最強だと思っていた轟から出た意外な人物の名前に目を丸くし、沈黙が流れた。

……いや、俺もびっくりなんだけど。


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