イナズマイレブン小説

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1:クレンセント◆u52:2016/10/23(日) 00:39 ID:4hI

思いついたら即書いちゃいます!まずはオリキャラ2名ご紹介!

涼野 雪(すずの ゆき)中学2年・女/スノー

涼野風介の双子の姉でダイヤモンドダスト元・キャプテン。
風介より実力は高くその強さは誰もが認める程。
風介の事を理解しており支えている。
性格はクールで何事にも動じない(例え、虫でもなんでも)、自分に厳しく相手にも厳しい、それが弟の風介であろうと。
風介の事を『風』と呼んでいる。

容姿
・銀髪のロングヘアで雪の結晶をモチーフにした髪飾りをしている。
・目の色は青でパッチリ、メガネをしている。
・一人称は『あたし』、二人称は『君」だが怒ると『貴様』になる。
・バーンこと南雲晴矢の彼女でもある。
苦手な物:お化け、ホラー映画(なぜかホラーゲームは行ける)。
好きな物:風介、晴矢、お茶会
・サンプルボイス

『風にキャプテンを任せたのはあの子の方が何でもこなしそうだからよ』

『晴矢・・・風を泣かしたら永眠させるわよ?』

『あたしと風が似てない?何処が?』

『凍てつく闇・・・その言葉はあたしが最初に言ったの』

南雲 日向(なぐも ひなた)中学1年・女/マーズ

南雲晴矢の妹でプロミネンス所属のDF。
お兄ちゃんっ子で雪を晴矢の彼女とは認めていない、その為か風介とは大変仲が悪い。
元気で明るいが人前であまり涙を見せない、本当は泣き虫。
晴矢の事を『晴兄』と呼ぶ。

容姿
・赤色のボブで炎をモチーフにしたヘアピンをしている。
・目の色は金色でパッチリ。
・一人称は『うち』、二人称は『あんた』。
苦手な物:風介、蛙
好きな物:晴矢、プロミネンスの皆、お花
・サンプルボイス

『晴兄はうちの物なんだから!スノーにあげないもん!』

『風介は姉離れできないんだね、え?マーズも?マーズはいいの!』

『晴兄・・・やっぱりスノーが大切なんだよね・・・』

『晴兄のアトミックフレアは大好きだよ!うちも出来たらな〜』

2:クレンセント◆u52:2016/10/23(日) 11:31 ID:4hI

第1話風介と日向

「大体ガゼルのお姉ちゃんが・・・!!」

「私の姉さんは関係ないだろ!!」

繰り返される喧嘩・・・此方プロミネンスのキャプテンであるバーンの妹のマーズ、彼方は今はエイリア学園総監督で元・ダイヤモンドダストのキャプテンだった双子の姉のスノーの弟ガゼル。
それを遠目で見るは、プロミネンスにダイヤモンドダストである。

「マーズ、落ち着きなよ」

「ガゼル様も落ち着きましょう」

「「何処が落ち着けと!!??」」

ヒートやアイキューが止めに入るが、マーズとガゼルはハモりながら二人に言った。
これではもう誰も止めに入るまい。

「風、何してるの?」

「!・・・姉さん」

また殴り合いが始まる誰もがそう思った時に救世主と呼べばいいのかガゼルの双子の姉であるスノーがやって来た、ガゼルもこればかりは体を硬直させゆっくりとスノーの方に振り返っている。

「全く・・・。風、アイキューの言う通り少しは頭を冷やしなさい。だから、前回はグラン達にも負けるのよ」

「はい・・・」

(((さすがスノー様・・・)))

スノーの説教にガゼルの縮こまる姿を見てダイヤモンドダストは拍手するのではないかと言う程感心していたのだ。
ふとマーズの方を見れば、マーズもやはり兄でもあるバーンに叱られていた。

「ごめんないさいね、あたしの所の風が・・・」

「いいって、先に吹っ掛けたのはうちの日向だし。んで、マーズ・・・謝っとけ」

「風もよ」

「「ごめんなさい」」

姉と兄が来た事で喧嘩はすんなりと終わり、ダイヤモンドダストやプロミネンスは大きな安堵の溜息を出したが、此処でスノーのお叱りとバーンのお叱りが二チームにやって来た。
それを正座で聞く身になってしまった二チームは巻き込まれたと思いながら説教を聞いていた、尚ガゼルやマーズもそのお叱りを聞いていた。

「分かりましたか?」

「「「「は・・・はい(限界です!!)」」」」

「よろしい、ダイヤモンドダストはこれから練習をしてください。プロミネンスはこれよりガイアとの試合です」

「分かったぜ。ありがとうな、スノー!」

「〜〜〜〜ッ///様を付けなさいと何度言えばバーンは!!」

顔を真っ赤にして何処かへ行ってしまうスノーにバーンは可愛い奴だなと言いながら試合をするグラウンドへとチームを引き連れながら行ってしまった、マーズはガゼルに舌を出すとバーンからの拳骨が降って来てすぐにグラウンドへと向かった。

「ガゼル様とマーズって仲が良いんですね」

「あんな奴と仲が良かったらこの世の終わりだ!」

(((そこまで言いますか!!!???)))

第1話終了

3:クレンセント◆u52:2016/10/24(月) 21:16 ID:4hI

第2話昔も今も・・・〜ガゼル視点〜

「姉さん、何処行くの?」

姉さんは人間の格好をしながら何処かへ行こうとしていた、私が呼び止めると姉さんは此方に振り返って樹海で散歩をすると言った。
そう言えば、姉さんは月に一度だけ樹海を散歩する事がある。

「私も行っていい?」

「えぇ、良いわよ」

姉さんはいつもの冷たい笑顔ではなく小さい頃から見せていたあの優しい笑顔をしながら、頷いた。
私も人間の格好をしながら姉さんの後に付いて行く、昔から姉さんは私の事を気に掛けて優しくしてくれた。
だから、憧れの人でもあり尊敬できる人でもあった。
泣き虫で人見知りだった私を姉さんはいつも傍に居てくれた、今は・・・どうだろう?今は姉さんにはバーン・・・南雲晴矢と言う大切な人が居る、私は未だに姉さんの傍に居ていいのだろうか?バーンと話している時の姉さんを見ればそう思った。

「風、此処は危ないから気を付けてね」

「うん、分かってるよ。姉さん」

姉さんの差し伸べられる手に私は捕まりながら木々や岩を下りて行く。

「姉さん、はしゃいでると転ぶよ?」

「大丈夫よ、あたしもそこまで子供じゃないわ」

昔からこう言っては、すぐに転ぶのが私が見る当たり前だった。

「痛ッ!」

「ほら、言ったすぐに・・・」

「ごめんね」

私は姉さんを立たせて怪我をしていないか確認する。

「怪我はしてないわよ」

「姉さんったら、私が言ったすぐに転ぶんだから・・・。」

「ごめんね、アイスでも買いに行こうか」

アイスと聞いて私は嬉しさが込み上げる。
小さい頃からアイスが好きな私は姉さんと何処か出かける度にアイスを強請っていた、今はそんな事してないが・・・。
樹海を抜けて私と姉さんは誰も居ない場所でエイリアボールを蹴る、エイリアボールで出たのは小さな町だった、私と姉さんはすぐに近くのコンビニに行く。
私が選んだアイスはソーダ味で姉さんはチョコ味、それも昔から変わってない。

「姉さん、もう空が暗いね」

「そうだね、早く帰らないと父さんに怒られちゃうね」

「うん」

「そうだ、今日のお茶会にアイキュー達も呼ぼっか?」

「そうだね」

コックリ、コックリする私に姉さんは眠いのかと聞いた。
私は目を擦りながら姉さんの服の裾を掴む。

「ほら、風」

「ん・・・」

「重くなったね〜」

姉さんは私を世に言うおんぶをしながらそんな事を言った、姉さんは私に上着を掛けて歩いて行く。
私は姉さんの上着から香るミントの匂いに眠気が更に押し寄せる、それが分かってか姉さんは子守唄を歌ってくれた。
私は双子の弟、姉さんは双子の姉、それは死ぬまで変わらない関係だけど・・・今は死ぬまでこの関係を楽しもう、それが私が姉さんに対する愛情だから・・・。

「おやすみ・・・風介・・・」

姉さんの言葉を最後に私は姉さんの背で眠った。温かみのある背中で・・・。

第2話終了

4:クレンセント◆u52:2016/10/25(火) 23:39 ID:4hI

第3話スノーのヤキモチ〜バーン視点〜

「・・・・・」

俺の彼女である雪ことスノーは何故かだんまりしながら俺を睨んでいた、俺とスノーが居る場所はスノーのお気に入りの場所だと言う富士の樹海の大きな樹の場所。

「どうしたんだよ?雪」

「今日、杏と喋って居たでしょ?」

「おう、それがどうした?」

「別に・・・」

ん?完全に拗ねてないか?こいつはガゼルと同じでクールで冷静で俺とは正反対の性格だがガゼルとは違って無表情だが怒ってる時とか嬉しい時とか何だろうな?犬の尻尾が時々見えたり(幻覚だけどな!)して、尻尾が振っている様に見えるのだ。

「ヤキモチ?」

「んな!そんな訳・・・あるかも」

あるのかよ、俺は苦笑しながら心の中でツッコんだ。

「あのな〜、レアンと話してたのはポジションの事だよ。んな、プライベートの話はしてない」

「・・・・・」

「んじゃ、どうやったら信じてくれるんだよ?」

「抱き着いてくれたら?」

は?俺の頭の中が一瞬真っ白になった、あのガゼルそっくりの雪が自分の口からそんな事言うなんて誰が思う?またアイシー達が変なこと吹き込んだのか?いやいやそれだったら、ガゼルがまずが間違えた事を雪に教えてる筈だ!え?じゃあ、この子自分で言ったの!?俺は驚きのあまり頭が混乱していた。
雪を見れば、顔を真っ赤にしながら俺を見ていた。

「・・・えっと〜〜〜、それ本気?」

「じゃなかったら、言わない」

ですよね〜。

「あ、えっと・・・」

「何?」

「眼鏡とってくれねぇか?」

「う・・・うん」

俺がそう言うと、雪は恥らいながらも眼鏡を取る。
眼鏡を取れば、ガゼルが女になればこんな感じなのかと納得してしまう。
俺がこいつを好きになった理由はまあ色々あるけど、目もその一つ。
初めて会った時、吸い込まれそうだったから・・・。
俺は雪を抱きしめると、雪は見る見るうちに顔を真っ赤にして耳まで真っ赤になっていた。

「ふえ!?」

「こ・・・これで良いだろ?///」

「う・・・うん///」

ガゼルに見せたら、なんて言うだろう?きっとあいつもあいつなりでヤキモチを焼くだろうな。
それは日向も同じか・・・。

「帰ろうぜ」

「う・・・うん」

俺が手を差し出すと、雪はコクッと頷き俺の手を繋いだ。
樹海からエイリア学園までの道のりは長いとエイリア学園に入る前はずっと思っていたが、今はその道のりさえもうれしく思えてしまう、それは隣に大切な奴がいるからだろうな・・・。

第3話終了


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