ついにつくってしまった……。
この小説は東方の二次創作になります。
百合ではないんじゃないかと思いますが、受け付けられない場合は見るのをすぐにやめてください。
また、CPが苦手な方もお逃げください。(芳香、華扇)
プラス以下の成分を読んだ場合に拒否反応がでる方は何も見なかったことにしてください。
・文章下手
・東方求聞口授の芳香項目を思いっきり無視してたりします
・死ネタです
・所々矛盾があります
では、ごゆっくり。
「華扇さん、茶屋にでも行きませんか?たまには息抜きも必要ですよ?」
「仙人なるもの常に修行の身です。怠ることがあればすぐにこの身は朽ち果ててしまうわ。よって、今日は息抜きはしません」
頑固たる口調でそう言い放った後、華扇は続けて少女に指をさした。
「大体貴方も一応私の弟子であるなら修行をしようとはしないのですか!! 黙っていれば息抜きばかり、しかも師まで巻き込むとはどういうことですか」
そう、そうなのだ。華扇の弟子である彼女__良は修行しないばかりか、ここ二日ほど華扇を連れてまで人里におりている。連れて行くことに意味があるのかと問いただしても上手く話をそらされるだけ。そして、説教をすれば……
「よいではないですか。弟子と言っても一週間も居ないのですから」
ああ、またこれか。
何故だかわからないが彼女は華扇に弟子入りを志願した時から必ず「五日間」という期限をつけていた。
勿論、五日間で仙人になれると思っているなら大間違えである。それも含めて弟子入りを断ったというのに、良は「それでは私は帰りません」などとほざいてここに居座っているのだ。図々しいにもほどがある。
華扇は深いため息をついた。弟子とは師を尊敬し、師の技を真似て修行に励むものではないのか?実際の弟子とは師までをたぶらかす怠けものなのか?
「まぁ、いいですから。行きましょうよ」
「話を聞いてなかったんですか?」
「理解に苦しんだだけです」
良がそう言って笑うと華扇は急に視線が地面から遠ざかったのを感じた。更に腰は強い力で掴まれており、それなりの力では振りほどけなさそうだ。だから何故一人で行かないのかと華扇はそれこそ理解に苦しんだ。
「良、離しなさい」
「今日は鈴奈庵にでも行きましょうか。私は本が読みたい気分です」
「そうですか。私は修行をしたいですかね」
「あら、偶然! 華扇さんもですか? そうと決まれば行きましょう」
どうやら良は会話を合わせるということが出来ないらしい。
華扇は二度目のため息をついた。