有岡先輩。

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1:愛李◆XA:2017/02/25(土) 13:26 ID:uYE

どうも、愛李です!お話が書きたくなって…
メインは大ちゃんです!
物語の内容は、会社の先輩(大ちゃん)に恋をしてしまうという感じです!
悪口、やめてください!
それでは、スタート!

2:愛李◆XA:2017/02/25(土) 13:30 ID:uYE

[登場人物]

北条 葵 23歳
とある会社に入社した。
可愛い顔立ちで、童顔。

有岡 大貴 25歳
とある会社の社員。
葵の先輩となる、童顔社員。

伊野尾 慧 26歳
となる会社の社長。
若い年齢だが、頼りにはなる。

八乙女 光 26歳
となる会社の社員。
面白くて明るい性格のしっかり者。

3:愛李◆XA:2017/02/25(土) 13:44 ID:uYE

ガチャッ

葵「行ってきまーす!」

誰もいない家に向かって、元気よく言う。

私、北条 葵は、今日から社員となります!

もちろん、緊張はしてる…

葵「ここか〜…」

着いたのは、立派な建物…つまり、私が今日から働く会社!

コンッ

静かな螺旋階段に響く足音。

そして、社員の人達がいるであろう部屋の前に着いた。

葵「…」

勇気を出して…!

ガチャッ

葵「失礼します!」

?「うわぁっ!」

えっ?

ドサッ

?「いってぇ〜…」

?「ははっw大ちゃん、ドンマイw」

?「あ、君、今日から働く子だよね〜?」

ちょっと待って、状況が飲み込めない…

?「俺、伊野尾 慧、あ、一応社長ね〜w」

えっ!?こんなマイペースそうな人が!?

?「俺は八乙女 光、何でも言って」ニコッ

八重歯、眩しいな〜…

すると、先ほど大声を上げた人が…

?「俺、有岡 大貴!よろしくね!」

葵「あ、はい…」

っていうか、鼻赤い…?

慧「君が開けたドアが大ちゃんに直撃してさ〜w」

えっ!?

葵「ご、ごめんなさい!」

大貴「いや、平気だから!謝んないで!」

優しい人だな〜…

って

私、自己紹介してない!

葵「北条 葵です!今日からお世話になります!」

すると口々に挨拶してくれた。

慧「あ、ちなみに社員はこれだけね〜」

えっ?

葵「こ、これだけですかっ!?」

慧「うんwで、葵ちゃんの教育係は〜…大ちゃんで!」

大貴「俺!?」

慧「よろしくね〜」

勝手だな〜…

大貴「よろしくね!えっと…何て呼べば良い?」

葵「あっ、えっと、普通に…」

大貴「じゃあ〜…葵ちゃんで良いや!」

葵「あ、はい…!」

やっていけるかな?これから…

4:愛李◆XA:2017/02/25(土) 14:48 ID:uYE

大貴「で、この資料は向こうにやっておく!大体、こんぐらいかな!何か質問とかある?」

葵「あ、いえ!分かりやすい説明、ありがとうございます!」

大貴「こちらこそ」ニコッ

有岡先輩の説明で、大体分かった。

大貴「じゃあ、皆の所に戻ろっか!」

葵「あ、はい!」

そう走り出した瞬間

スッ

葵「きゃっ!」

出ていたコンセントが足に引っ掛かった。

大貴「あ、葵ちゃんっ!」

ドサッ

葵「っ…?」

痛くない…?

大貴「危なかった…」

葵「有岡先輩っ!」

今の状況…有岡先輩が私の代わりに倒れ込み、その上に私が乗った感じ。

葵「ごめんなさい!怪我はしてないですかっ!?」

大貴「平気だよwそんな心配してくれるなんて…w」

シーン…

あ、ヤバい。

静かな資料室に二人きり…

つまり、かなりドキドキする…

大貴「…あのさ」

葵「はっ、はいっ…!」

沈黙が流れる。

大貴「…戻ろっか」

葵「えっ?あ、は、はい…」

何だ、ドキドキしすぎだよ、私…

大貴「あ、そういえばさ」

葵「はい?」

大貴「葵ちゃんって、彼氏いるんだっけ?」

何で、そんな事…?

葵「いませんけど…」

大貴「…そっか…」

その時、有岡先輩の瞳が、私に何か訴えてるような気がした…

気のせい…?

ガチャッ

大貴「ただいま!」

慧「あ、おかえり〜」

光「葵ちゃんに説明出来た?」

大貴「あったりめぇよ!」

葵「すごく分かりやすかったです…!」

光「大ちゃんが褒められるとはねw」

大貴「俺だって褒められるし!」

何か賑やかだな〜w

5:愛李◆XA:2017/02/25(土) 14:58 ID:uYE

慧「じゃあ、今日は皆、上がりね〜」

そう言われ、私は帰ろうとした。

グイッ

葵「っ!あ、有岡先輩…」

大貴「ビックリした?」

急に引っ張られたから驚いた…

大貴「もう夜だから、送ってくよ!」

葵「えっ!?良いですよ!申し訳ないですし…」

大貴「平気だよ!俺が送りたいの!先輩の言う事は?」

葵「…絶対」

これは、伊野ちゃんが言ってた事。

あ、伊野尾さんの事は、伊野ちゃんって呼ぶ事になりました!

で、八乙女先輩は、ヒカ!

大貴「ほら、行こ!」

手を引かれ、駐車場へ…

葵「有岡先輩って、車通いなんですか?」

大貴「うん、あんまり近くはないからね〜…」

そして、車のドアを開けて

大貴「どうぞ、葵お嬢様」ニコッ

葵「えっ…」

冗談だけど…カッコいい…////

大貴「…ぷはっ!困るよね〜w」

笑いを堪えてる先輩。

葵「も、もう〜!」

ちょっとカッコいいとか…ズルい…/////

6:愛李◆XA:2017/02/25(土) 15:04 ID:uYE

大貴「でさ〜w」

葵「そうなんですかw」

あれから、先輩とは、いつも一緒にいるような仲に…

大貴「あ、今日、一緒に夜ご飯行かない?」

葵「ぜひ!」

楽しみ〜♪

そして、夜。

葵「お待たせしました!」

大貴「俺も今来たから!」

そう言って、二人でお店の中へ。

もちろん、居酒屋。

つまり、お酒を飲む…

大貴「ぷはぁっ!うっま!」

何杯も何杯も飲んでいる先輩とは裏腹に、全然飲めていない私。

お酒は、強くないんだよな…

大貴「…葵ちゃん、飲まないの?」

葵「えっ?あ、の、飲みます!」

そう言って、飲もうとした私を

グイッ

葵「…えっ?」

大貴「…」

止めた。

大貴「飲めないんでしょ?無理しないで?」

そう言って、お茶を頼んでくれた。

葵「ありがとうございます…」

大貴「無理な時は無理って言ってよ?」

葵「はい…!」

有岡先輩って、優しいな…

7:愛李◆XA:2017/02/25(土) 15:08 ID:uYE

葵「払っていただいて、ありがとうございます…」

大貴「ううん!だって、普通は男が出すし!」

葵「じゃあ、私はこれで…」

大貴「あ、ちょっと待って!」

葵「えっ?」

大貴「歩いてる途中に誘拐されたら困るし、俺も着いてくよ!」

葵「えっ!平気ですよ!」

大貴「葵ちゃん、先輩の言う事は?」

うぅ…

葵「絶対…」

大貴「って事で、行こー!」

有岡先輩、意地悪だ〜…

8:愛李◆XA:2017/02/25(土) 15:13 ID:uYE

葵「送っていただいて、ありがとうございました…!」

大貴「こちらこそ、言う事聞いてくれてありがとうw」

葵「それじゃ、また明日…」

そう言って、家の中に入ろうとした、その時

グイッ

葵「きゃっ…」

チュッ

葵「…っ?」

今、何が起きてるの…?

ただ一つだけ分かるのは

有岡先輩の唇が

私の唇に

触れているという事。

葵「んっ…有岡先輩っ…」

ドンッ!

驚いたあまり、押してしまった。

大貴「ごめん、驚いたよね…また明日ね」ニコッ

有岡先輩は、笑って帰っていった…ううん

葵「…っ…うぅっ…ひっく…先輩っ…」

作り笑顔を見せて、帰っていった。

9:愛李◆XA:2017/02/25(土) 15:17 ID:uYE

次の日。

葵「…おはようございます…」

慧「あ、おはよう〜」

光「おっすー」

あれ…?

葵「あの…有岡先輩はっ…?」

慧「大ちゃん?大ちゃんは、彼女が熱出したから休みだよ〜」

え…?

彼女…?

何それ…

昨日のキスは何…?

葵「っ…」

ただ許せなかった…

私の唇を簡単に奪った

有岡という先輩が。

10:愛李◆XA:2017/02/26(日) 11:10 ID:uYE

その夜。

慧「あれ?葵ちゃん、上がり?」

葵「あっ、はい…」

慧「何か用事があんの〜?」

少しニヤニヤしながら聞いてくる伊野ちゃん。

葵「べ、別にっ!」

誤魔化して、そのまま出ていった。

光「伊野ちゃん、察しろよ…」

慧「えっ?」

光「葵ちゃんが早めに帰るんだぜ?それに、大ちゃんが休み…分かんない?」

慧「んーと〜…」

11:愛李◆XA:2017/02/26(日) 11:16 ID:uYE

私が向かってたのは…

葵「…居るかな…?」

「有岡」と書かれた札を見て、ここだと確信。

ピンポーン…

居なかったら帰ろう…

そう決めていた。



ガチャッ

?「…どちら様?」

葵「え…?」

出てきたのは、有岡先輩じゃなくて…

女の人。

葵「ここって、有岡先輩のお宅ですよね…?」

?「そうだけど?」

葵「えっと…」

私は悟った。

ここには、有岡先輩と彼女さんが住んでる。

つまり同居してるって事。

葵「有岡先輩はいらっしゃいませんか…?」

?「大貴?今、出かけてるけど」

葵「どこに行ったか、分かりますか…?」

?「確か〜…


















































北条何とかさんの家に行くって言ってたけど…」

え…?

葵「えっと…ありがとうございました…」

バタンッ

どういう事?

有岡先輩は、私の家に向かった?

つまり、入れ違い?

有岡先輩、何が目的で、私の家に…?

12:愛李◆XA:2017/02/26(日) 12:58 ID:uYE

トットットッ…

走って、家に向かう。

先輩が待ってるかもしれない…!

葵「はぁはぁっ…っ!」

私の家の前に見えた影。

それは間違いなく…

葵「はぁはぁ…









































有岡先輩っ…」

大貴「葵ちゃん…」

ずっと、ここにいたの…?

こんな寒い中で…

葵「…どうして、私の家に…」

大貴「…昨日の事、謝りたくて…」

昨日の事…キスの事だよね…

大貴「俺さ、葵ちゃん見てると、胸が痛くなって…」

どういう事…?

大貴「俺…俺、葵ちゃんが好きだっ!」

葵「えっ…////」

突然の告白。

でも先輩には…

葵「有岡先輩には彼女さんが…」

大貴「彼女…?そんなの誰から聞いたの?」

葵「伊野ちゃんが、今日休んだ理由は、彼女が熱出したからって…」

大貴「…そういうことか」

えっ?

大貴「それ、伊野ちゃんの嘘だよ!」

葵「…えっ!?」

嘘!?

大貴「俺、彼女とかいないし…」

葵「で、でも、有岡先輩の家に行ったら、女の人、出ましたよ!?」

大貴「…それ、姉貴だよ」

葵「えぇっ!?」

そんなぁ〜…

じゃあ、私が勘違いしてただけ!?

葵「…何かすみません」←

大貴「いいよ、別にwで…」

有岡先輩に見つめられる。

大貴「告白の返事は?」

葵「っ…」

有岡先輩、私、間違ってました。

先輩の事、大好きで、大好きで…

先輩の笑顔を、もっと見ていたい。

葵「…私も…先輩の事、好きです…////」

大貴「え、マジ!?」

葵「はい////」

大貴「よっしゃー!!!!!」

13:愛李◆XA:2017/02/26(日) 13:04 ID:uYE

葵「…でね?パパから、プロポーズをうけたの」

娘「へぇー!良いなぁ、プロポーズ…」

私には、もう高校生の娘が一人。

娘「っていうか、良いなぁ、ママ達〜…」

葵「なんで?」

娘「だって、部屋に飾ってる写真、全部、幸せそうだし、現に幸せでしょ?」

葵「ふふwでも、確かに…」

部屋に飾ってる写真を一つ取った。

葵「…幸せだよ」ニコッ

娘「良いなぁ〜羨ましい〜!」

ガチャッ

娘「あ、帰ってきた!」

葵「お帰りなさい、大貴!」

大貴「ただいま!」ニコッ

私達は、幸せな家族となりました。

end


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