小説を書き溜めるだけです。
自由に覗いてもらって構いませんが、荒らしは勿論禁止です。
また、読む人を選ぶ作品が多数出てくると思いますのでhoge進行とします。
嫌がらせと見られる様なコメント、感想も禁止します。
覗く際は以上を踏まえてでお願いします。
テニスの王子様 菊丸嫌われ 一話
※昔の作品なので文才がヤバイ
「菊丸……お前には失望した。」…手塚…
「英二がそんな人だったなんて……」…大石…
「俺のデータは……間違いだった様だな。」…乾…
「英二…俺の思っていた英二は、違う英二だったみたいだ…」…タカさん…
「英二先輩がそんなに最低だったなんて、俺、思ってなかったっす…」…桃…
「…英二先輩…酷いっす…」…海堂…
「英二は悪くないよ。皆は英二を信じないの?」…不二。
「悪いのはあの女。英にぃ、自分を責めないで。」…リョーマ。
皆…俺の見てた皆は、偽りだったの?
絆は一体何処に行った?
「ごめん…本当に、ごめんなさい……」
俺は一体、どうすればよかったんだろう………
↑はとりあえずプロローグだけ…
白石 奇病 毒手
※書きたいとこだけ
四天宝寺の遠山が恐れる『毒手』。
周りはいつも、怯える遠山を見守っている。
周りは皆、それが存在しないことを知っているからだ。
話は変わるが、世界には数々の奇病と呼ばれる病がある。
そして、その奇病を集め載せた「奇病事典」には、次の項目がある。
『毒手』。
但し、この事典は日本には入ってきていない。
遠山はこの奇病をしっているのだろうか。
それとも、ただ漫画で読んだだけだろうか。
そして白石の毒手は……?
それは誰にもわからない。
※原作設定を無視します
※多分小石川side
何かが崩れ落ちる音がした。
個人練習をしていたレギュラー達が皆音のした方向に目を向ける。
そこでは、さっきまで白石と謙也が仲良く会話していた。
だが、今は違う。
謙也は地面に倒れ、白石は自身の左手を押さえながら震えている。
小春やユウジが謙也の方へと駆け、小春がその際にこっそりと白石の左手の包帯を軽くほどいた。
小春はデータマン。白石の隠れた左手を見て謙也が倒れた原因を分析するつもりのようだ。
その意図に気付いたユウジが、大声で謝りながら白石の包帯をほどく。
隠れた左手が現れたが、特に何の特徴もない。
白石は慌てて右腕で左手を隠す。
遠山は怯えているようで、千歳の後ろに隠れている。
「へえ……その左手、いつまで隠すん?毒手…か。何でそないに必死で隠しよったん?」
小春が言った。白石はなにか言っているが、声は掠れて小さく、よく聞こえない。
わかるのは、得体の知れない何かに怯えていることだけだ。
「謙也は……それで倒れたんやない?その毒手で……」
師範や財前が謙也を起こそうとしている。小春はもう真相に辿り着きかけているようで、ユウジは白石に質問を投げ掛け続けている。
この事態が変わったのは、遠山の一言が切っ掛けだった。
「ワイ、見とったで……白石が謙也の腕に左手で触ったら、謙也が倒れたんや……」
※今回は短いです。電池がヤバイ(汗)
遠山は震える声で語った。
「い、一回……まだワイが小学校行っとる時に、見たんや……白石が左手で木に触れたら…とけたんや……それで…毒手…怖い……」
白石は地面に力なく座りこんだ。
※やっぱりnosideでした。
「蔵リン……どういうことなの?ゆっくりでいいから、話してくれへん?」
優しい口調で言う小春。
他の部員は帰っているが、レギュラー達は帰っていない。
皆駆け寄って来ている。但し…それは逆効果だった。
小春は奇病「毒手」のことを思い出す。遠山が言った言葉が正しいのなら、白石の毒手は本物だ。
※説明のみです
「毒手。利き手で触れた物体を毒に侵してしまう病。触れた物体は時間が経つと融けて、消えてしまう。発祥例は極端に少ないが一番多いのは身内や大事な人を殺してしまうことで、それが原因で他の精神病を引き起こすこともある。情緒不安定や人間不信になったり触れ合いが苦手な人が多いのも特徴。」
謙也はきっと大丈夫だ。触れ方によっては麻痺だけを引き起こすらしいし、本当に融けてしまうならもう融け始めているはず。
心配なのは…白石。そして自分達。毒手は悪化すれば周りに影響を与え始める。自分達が侵されるかもしれない。そんなことになったら、白石の心が…
「で、どう?話してくれる?」
白石は、皆を一瞬睨んで小さな声で言った。
「話すことなんて…何もない…お前らに話したところで人は蘇らん……」
この言葉にすぐさま反応したのはユウジ。
「……それ、どういう意味や?俺らなんか信用できんとでも?」
白石も言い返す。
「信用?そないなことして何になるん?裏切って、裏切られて、終わるだけやろ…?」
白石言葉は力強くなっているが、それでも身体の震えは止まっていない。
「ユウくん……言っても無駄や。これは誰も悪くない。悪いのがいるとしたら……気付けんかったうちらやな……」
「それでも!俺らのこと位頼るのが当然やろ!?俺達は『仲間』やし!」
続いて小石川も意見する。
「一氏が正しい。白石は完璧やし、頼ることなんてないかもしれん。でも、俺達を信じて……」
「煩い!!俺は……唯の人殺し……元々お前達と一緒にいちゃだめなんや……さよなら。」
白石が言い、立ち上がる。そして小春達のすぐ後ろから噴き出したのは……毒だった。白石は構わず歩き出す。毒の向こうへと消えて行く彼は、悲しげに笑っていた。
同時に、この場にいる全員が誓った。
必ず、救うと。
菊丸+α 殺人
※流血、死ネタ注意!
「あははっ♪もっと楽しませてよ♪」
彼は愉しそうに、儚く笑った。
胸に鋭い痛みが走る。それは『死』を意味する痛み。
「じゃーね。………大石。」
「また……会おう……英、二……」
嗚呼、この人間は最後までこれか。よくここまで綺麗になれるもんだ。
人間なんて玩具に過ぎないのに…情が移ったらどうしてくれんの?
「英二……終わったの?ペアを殺すなんて、君も酷な男だ……」
「でも、誰かさんと違って痛覚だけ残してイップスとかしてませんよーだ!精の方がよっぽど酷だよ……」
ハア……しかもこの男の酷なところは、そのイップスをテニスに取り入れ、部活でも同じ様に痛覚以外奪って特訓☆とか言い出すところ。どれだけ酷いんだか……
そこに、丁度ターゲットがやって来た。殺れ、とでも言いたげなタイミング。
バン、という音がした後に男は倒れた。振り向けば、不二がいた。
「久しぶりだね、精。いつも通りな様だけど。」
「フフ……やっと復帰できたから。殺りまくるしかないし。」
「そうだにゃ♪もっともっと殺りまくろう。そこで一番の絶望を探し出そうよ。」
俺達の殺しは絶えることはない。絶望がある限り。
※久しぶりすぎてトリップ忘れたので変えます。
罪の子 wrats 幼少期2
それは、ある晴れた日のことだった。
とある富豪の家に強盗が忍び込み、幼い少女を人質に取った。
完璧な作戦を立てていた強盗だが、一つだけ誤算があった。
この屋敷に住む、悪魔のことだ。
この家の長男は、誰もが恐れる罪の子、『wrats』だったのだ。
本人もコントロール出来ていない悪魔の力。
それはこの屋敷に襲いかかった。
辺り一面が凍り付いた風景は美しくも地獄絵図。
wratsですらも予測できない大災厄に、かつて栄えた一家は滅ぼされた。
罪の子((以下略
物心ついた頃には、毎日繰り返されるようになっていたあの会話。
「あの化け物を家に置いておく訳にはいかない。」
「例え悪魔でも私達の大切な子だ。」
何となく理解していた。ろくに部屋の外にも出られない生活。
そして、右腕の異様な黒い痣。
別に悲しくはなかった。それが当たり前だったから。
でも、妹が生まれた時。
扱いの激しい差に、自分の異様さに気づかされた。
自分が化け物だから、部屋に閉じ込められていることも。
父親は妹のことしか見ていないことも。
それでも、妹のことは好きだった。
この痣を見ても何も言わずに横で笑ってくれたから。
だからこそ、許せなかった。
妹に銃口をつきつけた強盗のことを。
逃げた。どこまでも。全てから。
もう走れない…そう感じた頃、目の前に広がっていたのは大きな大きな森だった。
何かの気配がする。疲れきっていたはずの足を動かし、森の中をただただ進む。
進んだ先にあったのは、小さな小屋だった。
中には、小さな棚だけがあり、七つの小物が並べられている。
その中の一つを無意識に手に取る。
銃だった。先程の出来事が頭を駆け巡る。
それでも、何故か手離せなかった。とにかく今は休みたかった。
銃をしまってから、壁に寄り掛かり眠りについた。
赤柳 しょーもないシリアスネタ
「赤也……君、蓮二が好きだろう?」
唐突に部長が言った。
「えっ…?どーいうことっスか?」
いや、確かに好きだけど…何で部長に気付かれた。
「赤也、いつも蓮二のこと見てるよ。気付いてる?」
「えっ、ちょ、マジっスか!?」
「ま、蓮二は恋愛関係だけ鈍いからいいけど。」
俺が全然良くない。俺の精神が危ない。
絶対この人、それをネタに俺で遊ぶ気だ。
「赤也、別にネタにして遊ぼうとか思ってはないよ。でも…一つだけ忠告がある。」
絶対嘘だ。絶対遊ばれる。…まあ、忠告は聞かないと。
「赤也は…人間不信って分かる?多分、蓮二はそれに当てはまる。心を閉ざしてる、っていうか。だから、俺は親友として蓮二が安心できない人を止める義務がある。というか作る。だから……赤也が、蓮二の心を溶かすことができるなら…俺は赤也を応援するよ。それだけ。」
…意外と深い事情があったみたいだ。
でもさぁ……俺、確かに柳さんが好き。この気持ちは変わんない。
寧ろ、俺が絶対あの人を救うと誓う。
「俺、出来ます。絶対、あの人の心を溶かして見せてやりますよ。」
「そうか……じゃあ、まずは本人から気持ち、聞き出しておいで。」
「はい!……って、えっ!?いきなり!?」
待っててよ、柳さん。俺、あんたの為に頑張るから。
忍跡♀ 死ネタ
※にょた部©の性格改変あり
「お前なんか、とっととタヒねばいいんだよ!」
よく聞く言葉だ。私の返事は、いつも一つ。
「勿論。私、もうすぐ死にますから。」
私、跡部景子はよく人の恨みを買う。多分、憧れや羨みからくる嫉妬。
家は財閥。勉強も学年トップだし、運動もできる。そして誰よりも美しい自信がある。
でも、神様はそんなに優しい訳じゃなく。
私は、あと一年も生きられないと思う。
生まれつき持っていた不治の病は、もう大分進行してきている。
どうせ死ぬ位なら友達なんていらないと思いずっと一人で生きていた。
だから、だろうか。どれだけ酷い言葉を投げ掛けられても、殴られても、全く痛くない。
最初から長生きしたい、なんて思ってなかったから、大した治療も受けていない。
嗚呼、つまらない人生だったな、と諦め切っていたところ、現れたのは、
忍足侑士だった。
以前から時々名前や噂は耳にしていたが、別に気になっていた訳ではなかった。
なのに、忍足に告白された時。
なぜか私は、了承してしまった。今までは告白の全てを断ってきたのに。
でも、悪かった、とは思ってる。
忍足がどれだけ私を思っているかはわからない。
けど、私は確実に先に死んでしまうから。
ある日、私は発作で倒れた。
軽度だったから、薬を飲むだけで収まったけど、忍足は相当心配していたようで……
病気や余命のことを話すと、忍足は泣き崩れた。
「何で、頼ってくれんかったん?」
そう言いながら涙を流す忍足。
私には、それが今までどれだけ死に近付いても泣けなかった私の代わりに泣いてくれているように見えた。
侑士を泣けない景子ちゃんの代わりに泣かせたかっただけの話。
ミスったのでsageます。
16:Terry◆SM hoge:2017/10/19(木) 21:43 ID:M2E 唐突なオリBL。
懍→攻。クラスのムードメーカー。誰に対しても優しいが、嫌いな相手にはとことん冷たい。悠貴のことを気にかけている。だんだん自分の思いに気付き始め……。
悠貴→受。懍と常に一緒にいる。懍以上に誰にでも優しい。いじられキャラ。体育は得意だが、やり過ぎると倒れる。でも、倒れたら一番に寄り添うのは懍。天然。
花奈→重度の腐女子。最近の推しCPは勿論りんゆう。ネットでの創作名義はTerryだったりしないことはない。ほのぼのより病気ネタ、死ネタが好きなどの特殊性癖持ち。日々親友の唯花と懍緒と一緒にりんゆうについて語らってる。名前に懍と同じ「懍」が入ってる懍緒が羨ましかったり。お前だろとか突っ込まなくていい。
唯花→花奈がBLに引きずり込んだ。たまにCP論争で花奈とガチ喧嘩する。りんゆうは嫌いって言うけど実際は好き。
見て分かると思うけどリアル妄想。
/自/殺/ネ/タ/
「ねぇ……早く目ぇ醒ましてよ、先輩……」
沢山の管に繋がれた愛しい恋人に語りかける。聞こえてないと知っていながらも。
それは、ほんの2ヶ月前の出来事。
明治時代から続く立海大附属中でも、今までに一度も無かったという事件。
生徒の、苛めによる飛び降り/自/殺/。
始まりは一人の女の恋心。いつしか、先生でさえ苛めに加担していた。
仲間からの暴言・暴力に耐えられなくなった先輩は、命を断つという選択をした。
そこでやっと過ちに気づいた仲間のことを、俺はもう仲間とは思えない。
部長、俺、先輩。三人での闘いは、最悪の形で終わりを告げた。
「もう敵は居ません。この世界は明るく暖かいんスよ。もう苦しまなくていい……だから、早く、帰って来てよ……じゃないと俺がもたない。好き、大好き、柳さん……!」
もう、充分回復はしていると聞いた。
なのに目を醒まさないのはそれを先輩が拒絶しているから。
前とは全く違う、明るい世界。
だから、安心して帰って来ていいんですよ。
俺、ずっと待ってるなんて、耐えられないから……。
ーーー自/殺は最大の罪。そんなこと、誰が決めたんですか?
逃げだすこと位……赦して下さい。
(※このSSは自/殺を推奨するものではありません。止める訳でもないですが……ワタシモシヨウトシタコトアルノデ……)
声を聴かせて。
「事件のショックで、声が……」
先輩に会いたい。
それだけの為に、俺は立海大附属高に入学した。
去年の中頃、突然連絡が取れなくなった先輩。とにかく早く会いたい。
クリスマス、正月、バレンタイン。一緒にできなかったことは沢山ある。
だから、一秒でも、早く……
2年の廊下を走ってたら、部長を見つけた。
「部長!久しぶりっスね!……柳さん、知らない…?」
「赤也!背、高くなったね……蓮二に…会いたい?どうしても?」
「はいっ!……全然会えてなかったから、、、」
「……いいよ。ついておいで。但し……後悔しないでよ。」
部長の声は何故か恐かった。
「蓮二!赤也が…来たよ。」
久しぶりに見た柳さんの姿。小さくなった気がするのは、それだけ俺が成長したってことだろう。
「…ずっと、会いたかったっス……何で連絡、くれなかったんスか…?」
俺が素直に疑問を訊ねると、柳さんは困ったような顔をした。
「赤也……代わりに、俺が話すよ。蓮二は今……声を、失っているんだ。」
「えっ……?」
「半年前に起こった、一家の惨殺事件。被害に遭ったのは蓮二の家族で……蓮二は隠れてたから助かったらしいんだけど……家族が殺されていくのを目の前で見てしまったから……ショックで声が……」
俺が呑気にテニスをしていた半年間のことを部長の口から語られ、只々俺はその場に立ち尽くしていた。
その間も一度も声を発さない柳さんに、俺はこれが現実であると認めるしかなかった。
ーーー声を奪ったのは残忍な人間の心。
お願い。あと一度でもいいから……あの綺麗な声で、名前を呼んで。好きって言って。
*ー*ー*ー*ー*ー*ー*
最近赤柳ばっかり、しかも暗いのばかり書いている気がするのは気のせいだろうか。
そして親戚が死にかけているのは関係あるのだろうか。
最近夢を全然更新してないorz
立海崩壊。 設定
・高校設定or中学。中学なら完全にパラレルワールド。
・立海が内部崩壊していく話。
幸村→病気を再発し、再び入院中。テニスがまた出来る様になる確率は前より下がっている。
真田→半年間の短期テニス留学。尊敬している祖父から勧められたものだった為、断らずに了承してしまう。だが、三連覇への情熱は健在。
柳→前から持っていた心臓病が悪化し、運動制限をかけられた。現在、部の指揮を任されている。最近は発作の回数が増しており、赤也の心配の種である。
赤也→憧れの三強が崩れ、精神的なダメージからよく部活を休む様になる。
・何がしたいのか⇒不明。
うちの立海大家族。
・蓮華ちゃんだけ設定盛りまくってます。母の色々を受け継いでほしかった。
精羅(??)→母。病弱体質は完治しつつある。完全に一家の頂点。専業主婦。
弦一郎(4?)→父。警察の偉い人(雑)。精羅には一目惚れしたが、今はこき使われている。
蓮華[レンゲ](24)→長女。純文学も官/能(同性も可)も書ける万能小説家。母に似て体が弱い、元問題児。赤也が好きだが、自分でも気づいていない。
ジャッカル(19)→長男。ブラジルからの留学生だったが、ホームステイ中に両親が他界し、真田家に引き取られる。文に特に目をかけている。
比呂士(16)→次男で双子の兄。自由翻弄な雅に手を焼いているが、雅が好き。優等生で、学級委員。
雅[ミヤビ](16)→次女で双子の妹。サボり常連な問題児。比呂士とは何もかも正反対だが仲は良い。比呂士が好き。
文[アヤ](11)→三女。いつも明るく、ジャッカルとお菓子が大好き。作文が苦手で、よく蓮華を頼る。
赤也(8)→末っ子。蓮華が大好き。弦一郎に怒られると必ず蓮華の元に行く。
・よく見たらジャッカルがメチャ可哀想。
唐突過ぎる小咄。
※キャラ改変につき注意
机の上に書かれた悪口を無言で消し去る。
何の考えも無く書いたのか、『死/ネ』『消/エ/ロ』などとありきたりな悪口が並んでいる。
机の中もロッカーも、中にはゴミ。
上履きにも落書き、シューズは消え、置いていた本も破かれている。
全ての落書きを出来る限り消し去り、ゴミも全て捨て、俺はいつものように屋上へと向かう。
そこで開いた、一冊の本。
表紙を見ると、赤茶色の髪をした美しい男が黒髪の体格の良い男に組み敷かれている一枚の絵が描かれている。
そう、俺が先のような嫌がらせを受けている理由は。
俺が立派な「腐男子」だったからだ。
参謀〜〜帰って来て〜〜!!
あの絵の二人はあれです、天然大型犬×ツンデレお狐様です。
バレンタインですねー。
復帰作…ですかね?
バレンタイン記念とか言いながらえらく暗い話かも…。
※流血表現があります。
※血に関する知識ないです。調べたけど訳分かりませんでした。
大丈夫な方のみどうぞ。
甘いチョコは鉄の味
バレンタイン当日、切原赤也は歌を口ずさみながら真田からすれば「たるんどる」態度で登校していた、のだが。
それから少し経った頃にはすっかり気落ちしていた。
風紀の鬼である真田に、大好きな恋人の為に用意したチョコを没収されたのだ。