私が愛してやまない赤司様をにょた司様にしました。あと、大好きな桃井さんも性転換してます。
キセキ赤、虹赤、黛赤、洛山赤、赤司総受け…などをメインに書きます。
赤司征華
男子バスケ部の監督。
髪は腰まで長く、部活の時はポニーテールにしている。赤色でストレートの髪。
身長は黒子より少し低いぐらい。
胸はCよりのD。
男子にはもちろん、女子にもモテる
バスケはみんなと同じぐらいできる
桃井さつや
一人称は「僕」
男子バスケ部のマネージャー。
髪はむっ君より短いけど縛ろうと思えば縛れるくらい。桃色でゆるふわの髪。
身長は黄瀬より少し低いぐらい
青峰は幼馴染、黒子は憧れ、赤司大好き
料理以外は完ペキ男子です。
ここは帝光中学校。
バスケットボールの超強豪として知られる中学校である。
部員数は100人を超え、全中で3連覇を成し遂げた実績を持つ。また高校で活躍する選手のほとんどが、帝光中バスケ部OBである。
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「外周10周だ。行くぞ。」
『おおう!!!』
赤いポニーテールが揺れる。彼女の隣や後ろでは、背の高い男たちが走っている。
彼女の名は、赤司征華。
後に、『キセキの世代』と呼ばれる世代を影ながら支え、育てあげる。
「はあっはあっ…監督、すげぇよな…女なのに俺たちについて来て…」
「バカめ。あいつは自分でできるメニューしか俺たちに寄越さないのだよ。」
「ま、自分にできないメニューは人にはやらせないってやつっスね」
「けど、あいつのできるメニューの範囲が広いからどっちみち疲れるけどな」
3人の男の名は、緑間真太郎、黄瀬涼太、青峰大輝である。後にキセキの世代と呼ばれるうちの3人である。
「でも赤ちん、外周のあとすぐいなくなるよねー」
「どこで何をしているんでしょうね」
赤司を心配する男の名は、紫原敦、黒子テツヤだ。この2人も、後にキセキの世代と呼ばれる。
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「おい赤司」
彼の名は虹村修造。キセキの世代を含む、帝光バスケ部をまとめる主将だ。
「…なんですか虹村さん」
赤司は体育館の中ではなく、体育館の裏で1人しゃがみ込んでいた。
「お前、外周キツイなら別にしなくていいぞ。監督の仕事、充分にこなしてるじゃねぇか」
「それじゃ部員が納得しないでしょう…?俺は2年ですよ?3年の先輩方に普段偉そうに言ってるくせに、外周の10周や20周走れないなんて、顔向けできません…」
虹村ははぁ、と溜息を吐いた。
確かに赤司は2年で女子だが、部員に与えるメニューはどれも効率良く強化することができる。彼女が監督をするようになってから、以前よりも部はまとまり、強くなった。
感謝していない部員など、誰1人といないだろう。
「…お前、俺が迎えに来なかったら休憩の終了時間分からなくて、遅れて俺に怒られんぞ」
「っはは、なんですかそれ。…それに、虹村さんは絶対に迎えに来てくれるでしょう?」
小悪魔のように微笑む赤司に、虹村は少しだけ頬を染めた。そして、すぐに目をそらす。
「……今度から迎えに来てやんねぇからな」
「それはひどいですね」
静かに笑う赤司に、手を差し伸べると素直に握る赤司。立ち上がって体育館へ向かう。
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「あ、赤司っち!」
「えー、虹キャプも一緒だし」
「おい紫原ゴルァ!俺がちゃダメなのか!?」
自分の隣から離れる虹村に少し寂しさを感じる赤司。
「……?」
「どうかしたのか?赤司ちゃん」
「いや、なんでもないよ。それより、桃井…この手はなんだ?」
赤司が視線を落とすと、中性的な顔立ちの男が自分の手を握っていた。彼の名は、桃井さつや。バスケ部のマネージャーであり、青峰の幼馴染である。
「空いてたから、つい」
「離せ。休憩時間が終わる」
「終わるまで♡」
桃井は意外と頑固者だ。赤司は諦めた。すると、桃井は嬉しそうに握る手に力を込めた。
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「あー!桃っちと赤司っちが手を繋いでるっス!!」
「あ、テメ、さつやゴルァ」
「落ち着け青峰。たかが手を繋ぐぐらい…」
「そうだよ!落ち着けよ大輝!」
年の差キセキ赤
キセキと桃井→27歳
赤司征華→19歳
『うちの大学に、漫画に出てきそうなお嬢様がいるらしい』
なんて初めて耳にしたのは授業中だった。 必死に勉強して合格した難関大学に入学して1ヶ月。友達もできて、大学生活にも慣れ始めてきた1番楽しい時だ。
「お嬢様なあ…まぁそりゃ結構いるだろうな、うちの大学なら」
「いやいやそれがただのお嬢様じゃねえんだって!名家の1人娘で、顔も可愛いし小柄で細くて、身振りそぶりもほんとお嬢様〜って感じでさ!」
「名家?そりゃ確かにすげーな」
「その名も!赤司様!!」
「…赤司様?」
うちの大学は、有名かつ難関ということもあり家が金持ちの奴はわさわさいる。もちろんオレのように普通の家庭の奴もいるが。
そのためお嬢様が在学してることくらい何も珍しくないが、その友達が言うにはもうレベルが違うらしい。
「とにかく可愛いんだって、お前も見ればすぐにわかるぜ、“赤司様”」
「へー、そんなに可愛いなら見てみてぇけど」
「今度新歓あんじゃん、それに赤司様を呼ぼうって密かに作戦たててる男子共が既にいるらしいぞ」
「マジで?いやでも誘っても来ねえだろ、お嬢様がそのへんの居酒屋とか…」
「だよなー。でも来てくれたらなあ、なんて考えちゃうよな〜…」
赤司様が来たところでお前と仲良くしてくれるかはわかんねえぞと一蹴すると、友達はまあなと苦笑した。
「名家の1人娘なんてさあ、別世界だろ。俺らとは違うって」
「わーかってるって。ちょっと夢見ただけだろ〜」
(…つーか、そんなにすごいのか?“赤司様”って……)
その時はまだ好奇心でしかなかったし、“下心”…なんてのは、少なくとも俺にはなかった。
…ないはずだったのだ。
「……やべ、もうこんな時間かよ…」
夕方まで続いた講義が終わって、キャンパスの入口にあるベンチでちょっと昼寝していたつもりが、ふと目が覚めると20時を回っており、外は真っ暗になっていた
さっさと帰ろうと立ち上がろうとするとすぐ隣のベンチでカバンを抱えてちょこんと座っている女性がおり、自分1人だと思っていた俺は驚いてつい変な声を出してしまった
その女性も俺の声をびっくりしたようにこちらを見たが、俺はそこですぐにピンときた
(この人、絶対…赤司様、だ…!)
特徴的な赤い髪はサラサラとしており、胸下までのロングヘア。全体的に小さくて細っこくて、とにかく…かわいい。美人
滲み出るお嬢様オーラは、隠したくても隠せないであろう
名乗られていないのに、わかってしまった。…こんなことってあるのか
「…あ、えっと…」
俺が変な声を出したせいで、気まずい空気が流れる
しかし赤司様は、にこ、と微笑みを俺に返してくれた。やばい本物の天使だ
1人で感動していると、赤司様は突然バッと自分の口元を手で覆った。が、少し顔を歪めたがすぐに手を離し、カバンから取り出したピンクのハンカチを改めて口元に当てた
よく見ると顔色が悪いし、涼しいのに少し汗をかいている。どこか具合が悪いようだ
「…あの、平気…?体調悪いの?」
「あ…ちょっと、気持ち悪くて…でも、大丈夫です」
透き通った声にも聞き惚れていると、へにゃ、と赤司様が笑う
相当つらそうだが、無理に笑う赤司様に何だかキュンとしてしまった
「早く家帰った方がいいんじゃない?よかったら駅まで付き添うよ」
「…あ、えっと、迎えが来るから」
「そっか…なら、いいんだけど」
「ありがとうございます、優しいんですね」
赤司様の一言一言に何だかキュンキュンが止まらない。何だろう、この品のある口調は。こりゃ“赤司様”だわ。変な輩もわき出てくるわけだわ
…てか、迎えって。やはりあれなんだろうか。すんごい高級車でじいやみたいなのが迎えに来るんだろうか。そんな光景ならちょっと見てみたい気もすー…
「赤司!/赤司さん!/赤ちん!/赤司っち!/赤司ちゃん!」
キャンパスの入口に息を切らして入ってきたのは、じいやなんかではなく
「…あ、みんな…」
「お前大丈夫か!?だから言っただろ今日は休めって!」
「すまない…こんなひどくなるとは思わなくて」
「僕たちに残業がなくてよかったです」
あの赤司様にズカズカ近付いて、あの赤司様の額に手を当て、あの赤司様に強めの口調で喋る、スーツを着た色黒の青い髪の男
自身が着ていた背広を脱いで赤司様に羽織らせると、車まで歩けますか?問いかけ、赤司様の体を支えながら彼女を立たせる影の薄い男
その一連の流れを唖然としながら見ていた俺に赤司様が、
「…あ、心配してくれて、ありがとうございました」
と、わざわざ言ってくれた。俺はあっはい、としか言えず、特に良いことも言えなかった。せめてお大事にとか言えばよかった
他にもいた男たちも俺を見て軽く会釈してくれたが、明らかに誰だお前という顔をしていた
(…えっと?今のはボディガードかなにか?)
でも喋りが馴れ馴れしい感じだったから違うか…?兄貴か?それだったら赤司呼びはないだろ
(…まさか、彼氏?)
…いやいやいや。なんか、なんか違うな。イメージ?みたいなのが。赤司様に彼氏がいるなら、もっとこう…ザ・エリート!みたいな…
や、さっきのもイケメンだったけど、赤司様の彼氏となるとびっくりというかなんというか…
それに青い髪と水色の髪の男の他にも、メガネをかけた緑の髪の男、イケメンな黄色の髪の男、ものすごく背の高い紫の髪の男、中性的な顔立ちの桃色の髪の男
(…まあ、さすが赤司様、謎が多い…ということにでもしておくか…)
なんて勝手に自己解決して、オレもようやく立ち上がり、狭いアパートへ帰ることにした
あのちょっとした赤司様事件については、俺は誰にも話さなかった。 何と無く、自分だけの思い出にしておこう…と思ったのだ
「おい!大ニュース!!赤司様、今日の新歓に来てくれるらしいぞ!」
教室に飛び込んで来た友達がそう叫び、俺は飲んでいた水を吹き出しかけた
「…え?マジで言ってんの?」
「マジマジ!!最初は断られてたらしいんだけど何かさっきいきなりオーケー出たらしい!」
赤司様が新歓に来る?何故、何で、どうして。
(でも、赤司様に会える…)
…って言っても、彼女は俺のことなんて覚えてないかもしれないが。あの時なんて体調悪くて特に記憶危ういだろうな
(…まあ、あっちが俺を覚えてなくても赤司様がいれば目の保養になるし…)
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「あなたは、あの時の…!」
19時。居酒屋で新歓がスタートし、赤司様は俺を見るなり隣に座ってきた。周りがざわつく。俺の心もざわついた
なんだ、何が起こってる?赤司様が俺のこと覚えてた?てか隣?隣に座ってるよね?
「こないだはありがとうございました。わざわざ声かけて頂いて…」
「えっ、あっ、いや、はい」
「お陰様で次の日には体調もすっかり良くなりました。本当にどうも」
「あ、それはそれは、よかった…です」
「えっと、お名前は?」
「あ、山田です…」
「山田さんですね。私まだお酒は飲めない年齢なので…山田さんは何飲みますか?」
何だこの流れは。隣に天使がいる。こんな広くて大人数の飲み会なのに、わざわざ俺の隣に来てくれている。脈アリなのかな?あー、後でみんなに質問攻めされるだろうな。
ていうか、やっぱりまだ酒飲んだことないんだな。まあ、赤司様だし…当たり前だよなあ
俺は完全に浮かれた状態で、赤司様と話せることに喜びを感じていた。
…しかし、俺が赤司様の変化に気付いたのはそう遅くなかった
「へー、じゃあお前は福岡から1人で上京してきたのか。えらいな」
「…あれ?えっと…赤司様…じゃなくて赤司さん?酔ってる…?」
「酔ってるわけないだろ!これはノンアルコールカクテルだぞ」
「いやこれめっちゃアルコール入りのカクテルじゃん!メニュー見間違えて頼んでたんじゃ…赤司さん、これ何杯目!?」
「5杯目だ!おいしくて、ついな!」
カシオレ5杯でべろべろに酔うこともないだろうが、初めて飲んだこともあり恐らく酒はあまり強くないのだろう。赤司様は明らかにぼーっとしていて、更に上品な言葉遣いもなくなった
「あ、もう22時半…?…あ…怒られる…」
「怒られる?門限あるの?」
赤司様が辿々しい口調でそんなことを言う。まあ別に赤司様なら門限があっても驚かないけど
「ん、…門限というか…」
「…まあいいや、赤司さんが帰るなら俺も帰ろうかな」
…正直言うと、この時点で下心がムクムクとわいてきていた。今の赤司様の酔い方ならいける。ちょっと押せば、平気だろう
「本当ですか?ありがとうございます」
赤司様は俺を疑うどころか、へらっと笑って、よろけながらも俺の後をついて居酒屋を出た。 他の生徒は生徒で盛り上がっていて、誰も突っこんでくる人間はいなかった
(…さてと)
このへんにホテルなかったっけ?あ、確かもうちょい奥がホテル街だったか
「…赤司さん、ちょっと休憩してから帰らない?」
「…きゅうけい?」
「そ、ちょっと酔い冷ましてから帰ろうよ」
こくり、と素直に頷く赤司様を見て俺は内心ガッツポーズ。俺が言うのもあれだがちょっと世間知らずすぎというか危なっかしいというか、こんなあっさりついてきちゃって大丈夫なんだろうか
フラフラしている赤司様の腰を引き寄せて、思い切り体を密着させた。やばいほっそい。でも柔らかい。胸はそこまでなさそうだが、そんなのなくてもいける。関係ない
(…ま、ホテルに入っちゃえばこっちのもんだしな)
俺はすっかり調子に乗り、かなり強気でいた。あの赤司様をお持ち帰りできる、と。あの赤司様を誑かせた、と
処女かな、処女だろうなあ。なんてったってお嬢様だから。ああ、楽しみ
いつか黒桃と虹赤にょたのダブルデート小説が書きたい…
赤司受けが好物だけど、桃井も好きだから黒桃も好きだ…
ちなみに、日リコも好きです
黒赤読みたいです!!
8:お香しゃちょー◆kk hoge:2018/05/15(火) 17:34 ID:S4E 久しぶりに来たらリクエストしてくださった方が…!!
もちろんです!これからも亀更新ですがよろしくお願いします!
おお、ありがとうございます!!
10:陽炎◆P2:2018/05/28(月) 09:45 ID:XBM楽しみにしてます!!
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