初めて小説書きます!
コード・ブルーの小説って言うよりは藤川先生×冴島さんの藤冴です。
私が書くだけですが、感想などがあれば言って下さい。悪口等はやめて下さい。
初回は藍沢先生でてきません。初心者が書いたモノなのでお手柔らかにお願いします。
主な登場人物
藍沢 耕作
白石 恵
緋山 美帆子
冴島 はるか
藤川 一男
藤川side
「冴島!俺、持つよ。」冴島がエレベーターに乗ってきた。手には大量の資料。
俺はチャンスだ!と声をかけた。「いえ。藤川先生に迷惑がかかるので....。」冴島はやっぱり断ってきた。
俺はこーゆーとこが好きなんだよなぁ〜!「良いんだよ!ほら!」笑顔で両手を大きく広げた。
「.....。じゃ、じゃあ.....、5秒だけ。」ん?5秒?5秒って何?そんな事を考えていると柔らかい何かが
俺の胸の中に飛び込んできた。「5秒だけ.....、お願い、します.....。」それは冴島が持っている資料では
無く、冴島自身だった。
藤川先生と冴島さんはまだ付き合っていない設定です。
セリフと地の文に
適度な一行空白を設けると
読みやすくなりますよ
「冴島!俺、持つよ。」
冴島がエレベーターに乗ってきた。
手には大量の資料。
俺は、チャンスだ!と思い、声をかけた。
「いえ。藤川先生に迷惑が掛かるので……」
冴島は、やっぱり断ってきた。
ちょっと書き足してみましたが、たが多いですね。
アドバイスありがとうございます!
7:◆5AM:2018/07/30(月) 11:08 ID:/Ag
「えっ...、ちょっ......、冴島っ!?」
その時エレベーターが開き、冴島は離れた。
「あと、3秒.....、今度、お願いします、ね.....」
冴島はそう残し降りていった。俺は今何が起きたか理解していない。
夢?頬をつねってみる。痛い.....。
だって、今まで......。
藤「冴島〜!今日の夜空いて、」
冴「空いてません。」
藤「冴島〜、これ、患者さんから貰ったんだけどさぁ、あげるy、」
冴「良かったですね。皆さんで頂いて下さい。」
こんな事ばっかだったしな〜......。
でも....、脈アリかぁ〜〜?
俺は今までにないくらいにニヤつきながらエレベーターを降りた。
ドンッ!!
「いった!ちょっと、藤川!ちゃんと前見て歩いてよね!?」
「.......。(ニヤニヤ)」
「ちょっと!聞いてんの!?」
俺はこの後、緋山に殴られそうになった。
(続く)
「ったく.....。気をつけてよ!」
「まあまあ、緋山聞けって〜!あっ、白石も!」
「へ?私?」
俺は絶対不機嫌な緋山と、たまたま隣を通りかかった白石を集合させた。
「何よ!アンタの何聞きゃ良いわけ?」
「とか言っちゃって〜!ホントは気になるくs、」
「うるさい。」
「はい.....。」
「二人とも落着いて...!ね?で?藤川先生、何があったの?」
白石が興味津々に聞いてくる。ホンッと、緋山とは正反対だよ〜。
「実は......。」
俺はエレベーターであった事を話した。
「「マジでっ!?」」
二人はしばらく目を見開いたままだった。
よほどびっくりしたんだなぁ〜。
「あ〜。目、乾く。」
「私も思った。」
二人はそう言うと目をパチパチさせると、口を開いた。
(続)
「藤川、それさ.....、妄想?」
「藤川先生、本当にあった事、なんだよね?」
「え?夢?」
「相手、本当に冴島さんなの?」
二人は俺に迫ったと思うとすぐさま口を開いた。
喋りすぎだろ....。(そんな事無い)
「なんだよ!お前らそんなに信じられないのか?」
「..............。」「...............。」
そこで黙られると辛いんだよなぁ........。
何か言えよ。さっきまでペチャクチャ喋ってたくせに!
そして少し、困り顔の白石が真剣な表情になった。
(続)
「藤川先生をいじめたい訳じゃないの。
ただ、悟史さんが亡くなって何年か経つけどまだ忘れられない
んじゃないかな?冴島さん。」
「同感。冴島、悟史さんと居る時いつも楽しそうだったしね。」
そうか、そうなのか.....。俺が勝手に舞い上がって、脈アリだとか
思ってただけか......。なんか虚しくなるよな、こういうの。
「そ、そうだよな!勘違いだよな、俺の!」
俺は無理矢理、笑顔を作った。でも絶対上手く笑えてない。
今まで、どんな事があっても絶対に冴島を諦めなかった。
誘いに断られても、やたらと居る、はとこの結婚式を理由に
断られても、諦めなかった。
だけど、
もう諦めよう。
大好きだった。ずっと。悟史さんが病院に入院する前から。
今思えば、あんなにスタイルが良くて頭が良くて美人な彼女に
彼氏がいないわけがない。バカなのか俺は。
自分にもチャンスがあるとどこかで思っていた自分が醜い。
「じゃあ...、ICU行って来るわ。」
白石と緋山が発した、「ちょっと待って!」という言葉は
聞こえないふりをした。もう、歩き出してしまっていたのだから、
不自然ではなかったはずだ。
ドンッ!!
「すみませn、...藤川先生!暗い顔してますけど、大丈夫ですか....?」
「大丈夫、大丈夫.....って!冴島!?あっ、あぁコレは、うん。
えっと.....、あっ、緋山に梅干おにぎり食べられたから!」
「フフっ...。そうですか。緋山先生らしいですね。」
冴島の笑顔。ずっと見たかったものなはずなのに......、
これ以上見るのは辛い。
「そうなんだよ〜。
あ、じゃあ俺ICU行くから。」
「ちょ、ちょっと待って下さいっ!」
このときの冴島の顔が、いつもより緊張していたように
見えたのは、俺の気のせいということにしておこう。
(続)
冴島side
少し大胆すぎただろうか。
いきなりハグをするなんて...。
藤川先生からの誘いなんて、全て断ってきた。
はとこの顔なんて、知らない。まず、はとこがいるのかも分からない。
それに、結婚式なんてそんな頻繁にある訳ない。
見え透いた嘘なはずだったのに、
「そっか〜...。残念だな〜!また行こうな!」
と、いつも明るく振舞ってくれていた藤川先生。
そういえば、緋山先生に言われたっけ...?
「冴島、いいの?藤川、脳外の若い看護士から結構人気だよ?」
そう言われた時、なぜかモヤっとした。
今までずっと相手になんてしてこなかった。
キツく当たっても、何かあったの?と心配してくれた。
誘ってくるのが当たり前だった。
誘ってくれるのが、嬉しかった。
こんな気持ち、なかったはずなのに.......。
藤川先生は、藍沢先生や新海先生のように、めちゃめちゃモテる訳ではない。
だけど、優しくて、面白くて、諦めが悪くて、余計な事ばっか言って、それに.....、
私の事を好きで居てくれる。
あれ...?資料がぼやけてる...。てか、濡れてる...?
私...、泣いてる?
ダメ、泣いたらダメ。
涙を誰かに見られたら、「大丈夫?」とか、「何で泣いてんの?」とか言われちゃうし。
私は涙を見られないように下を向きながら歩いた。
ドンッ!!
「すみませn、...!藤川先生!暗い顔してますけど、大丈夫ですか...?」
藤川先生...。今、一番会いたくないけど、一番会いたい人。
「大丈夫、大丈夫...って!冴島!?あっ、あぁコレは、うん。
えっと.....、あっ、緋山に梅干おにぎり食べられたから!」
「フフっ...。そうですか。緋山先生らしいですね。」
こんなの、言い訳だって事くらい分かってる。
だけど、騙されたふりをする。今はこうしておいた方がいい気がするから。
「そうなんだよ〜。
あ、じゃあ俺ICU行くから。」
え?今日は...、誘わないの?
それが寂しくて...。
あ、じゃあ私から誘えば...。でも、そんな勇気ない。
でも、藤川先生が行っちゃう。
大丈夫。誘うだけ...。デートじゃない。だから...。
「ちょ、ちょっと待って下さいっ!」
(続)
藤川side
「?どうかした?」
冴島にしては珍しい、緊張した声に振り向く。
「あの、私と出掛けてくれませんか?」
えっ!?
え、何?これは夢!?
俺がおかしいのか?それともおかしいのは冴島か?
「もっ、勿論だよ!俺がどれだけ、冴島を誘った事か!断られたけどね笑」
この時、冴島の顔が少し辛そうだと思ったのは俺の気のせいだろうか。
しかしそれと同時に、「諦めよう」という思いはいつの間にか消えていた。
「それで?それで?どこに行く?いつ行く?二人とも非番の日ってあったかな〜。」
「藤川先生、はしゃぎすぎです。映画はどうですかね?この前藤川先生が
誘ってくれたやつ。明日は確か、二人非番でしたよ。」
冴島は冷静に話しているが、いつもより笑顔だ。
おれと同様、デートが楽しみに違いない。
デートかぁ...。
ん?デート?
二人で出掛ける=デートだよな...。
ついに、ついに冴島と...!
将来は藤川はるか...なんてな〜!
「藤川先生?聞いてますか?」
「それで、子供の名前は...、」
「はい?子供?」
「あっ、いや!なんでもない!いいんじゃないか?」
危ない、危ない!つい、妄想が口に出てしまった。
「じゃあ、明日は駅で待ち合わせな!」
「はい。じゃあ、仕事に戻りますね。呼び止めてしまってすみません。」
「いいの、いいの!じゃ、楽しみにしてるからな、明日!」
俺は軽い足取りで冴島とかわれた。
この後、ICUに行くのを忘れて、白石から怒られるのはまた別の話。
side新海
俺があの人に一目惚れしたのは、いつだったかなぁ。
救命の方の手術に呼ばれたとき?
メスを渡してくれたときにチラッと見えた目元は
可愛かったなぁ......。
可愛いっていうより、美人だったかな?
それから、あの人のことが気になってしょうがなくて。
彼氏いるのかなとか、好きな人いるのかなとか。
色々と気になってきて。
俺も、救命に行っときゃよかったかな。
今更そんな後悔が出てくる。
そんなことを考えていると後ろから西条先生の声がした。
「新海。すまないが、これを藍沢に渡してきてくれないか。」
「あ、はい。」
尊敬する医師から渡された茶封筒を持ちながら
救命のスタッフステーションへと向かった。
もしかしたら、あの人に会えるかもしれない。
「すみませーん。藍沢ー?藍沢いるかー?」
中をのぞいても人がいる気配はない。
「もう一回、来るかぁ。」
「あれ?新海先生?どうかしましたか?」
俺が後ろを振り向くと、そこには一番会いたかったあの人がいた。
どこか、すがすがしくスッキリとした表情に何かあったのかなと
思う自分がいる。
「冴島さん...。冴島さんじゃないですかー!」
会えたのが嬉しすぎたのか、つい変なことを言ってしまった。
変な人と思われたよな。泣
「ウフっ...。なんですか、それ?何かご用件でも?」
かっ。
かかかかかかかか!かわ、可愛いっ....!
笑った!笑ってる!
ふ〜、駄目だ。落ち着け...。
「は、はい!藍沢にこれ、渡しておいてくれます?」
「はい、了解しました。渡しておきますね。」
「お、お願いします。」
「なんか、硬いですね。笑 それじゃあ、失礼します。」
華麗に去ってゆく冴島さんを見送りながら、俺は笑った。
今度、どこか誘ってみようかな。
冴島さん、可愛いな〜…。
俺は軽い足取りで脳科へと帰った。
side藤川
ICUに行くのを忘れて、白石から説教をされ戻ってきた。
そして、ニヤニヤしている新海を見つけた。
なにニヤついてんだ、アイツ。
からかってやろう。
と、思ったけどすぐに行ってしまった。
あ〜、残念。
藍沢に教えてやろうと思ったのになぁ。
それから、数時間後。
雪村と横峯がなにやら話している様子だった。
「ね!雪村さん!冴島さんならありえるよね〜!」
「声が大きいっ。でもお似合いかもね。」
どうやら、冴島の話題らしい。
「雪村、横峯、何の話?」
「藤川先生!実は〜!」
その後、横峯から話を聞いて俺は固まった。
(続)