暗殺教室 〜闘争の時間〜

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1:皐月P:2019/02/15(金) 12:34 ID:cm.

【20XX年8月16日】
椚ヶ丘中学校の生徒達が、思い思いに遊ぶ、
あるいは受験勉強に明け暮れる夏休み。
本校者から離れた山の頂上にポツンと立つ、
木造のボロ校舎に早朝に集まる人影が2つとタコ影…

2:皐月P:2019/02/15(金) 21:52 ID:hd.

【AM5:00】[椚ヶ丘中学校別校舎前]
???「こんな早朝に呼び出して…何を企んだ。」
???「んもぉ〜。昨夜も遊んでたから眠いのよぉ?」
???「ヌルフフフフ…お二人共、こんな早朝にありがとうございます。烏間先生、イリーナ先生。」

2人の人影は、E組を担当する2人。
烏間惟臣と、イリーナ・イェラビッチだった。

烏間「礼はいい。早く要件を話せ」
イリ「まぁまぁカラスマ。このタコなんだから、考えることも面白いんだろーし、気長に待とうって」

「タコ」と呼ばれたそれは、今年突如として現れた超破壊生物…通称「殺せんせー」である。

殺先「そうですよ、烏間先生。私を殺そうとする生徒達のために、素晴らしい舞台を30秒もかけて作ったんですから。少し落ち着いてください。」
烏間「ふん。マッハ20を誇るお前が30秒もかけた舞台か…気にならないこともないな。」
殺先「そうです。30秒です。今のセリフを烏間先生が話している間に、麓の養鶏場から卵を持ってきて摩擦熱を起こして目玉焼きを朝食に作れてしまう私がです」

そう言って殺せんせーは2人にトロトロの目玉焼きを渡す。

イリ「あんた料理も出来たのね」
殺先「暗殺に必要な技術ですからね」
烏間「暗殺対象の料理など食えるか!」
殺先「おや養鶏場のニワトリが泣きますよ?」
烏間「くっ…」
イリ「あ〜ん…美味しいわよ?これ。」
烏間「ニワトリに免じて食ってやる!!」
殺先「最初から素直に食べたら良いものを」
烏間「……美味い。」

目玉焼きを頬張る2人に、殺せんせーはようやく説明を始める。

殺先「2人にお見せしたかったのはあちらにあります。ついてきてください。」
殺せんせーが振り向いた先には、露骨に白い布が被せられた巨大な「何か」。
……見るからに怪しかった!!というか分かりやすい!
烏間「アレで隠していたつもりだったのか」
イリ「山登ってくる時から見えてたわよ」
殺先「にゅやっ!!!私必死に隠したんですよ?!25秒もかけて!!!!」
烏間「30秒中25秒は布を被せていたのか!!ふざけた奴だ!」
イリ「なんで黒い布にしなかったのよ」
殺先「セ…セブンイ〇ブンに白い布しか…」
烏間「あの布はコンビニ製か!!嘆かわしい!」
イリ「なんでこんな奴未だに殺せないのかしらね」
烏間「全くだ。」

殺先「にゅや…し、しかし2人とも、中はきっと想像を絶すると思います。さぁ着きましたよ。これが、私が30秒かけて作った……!!!!」
烏間「5秒だろ」

バサッッッッ!!!!!!!!!

烏間「こ…これは!!!!」
イリ「半端ないじゃない♡」

殺先「ヌルフフフフ…これを使って…これからの3日間の合宿…生徒達にはうんと強くなって貰いましょう…ヌルフフフフ…!!!!」
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烏間、イリーナは思わず目玉焼きを飲み込んだ!!
時刻は養鶏場のニワトリが鳴く午前5時30分!!
前代未聞の暗殺劇の幕開けである!!!!


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