生放送主のゆとり(https://mobile.twitter.com/utori4649)さんの
永遠の21歳設定を利用して小説作ります。
_明日は3月8日。誕生日だ。また...また21歳になってしまうのか_
3:匿名◆Tk:2019/03/07(木) 22:10 ID:m8o 他作品のものを参考にさせていただいてます。
参考にさせていただいたものは完結したら言います。ネタバレになってしまうので。
ID変わってもトリップで判断してください。
「キミの×××を___には...」
誰の声?
ノイズが混じって聞こえない。
「さあ、もうすぐ3月8日がやってくるよ。キミは21歳になるんだ。」
どういうこと?俺は今21.......???
「××××××××××××」
なんて言ったの?
目は開いてるのに
光は見えるのに
なにも見えない。
そして闇しか残らない。
気がつくと俺は家にいた。無音くんの家に。
「俺...なんでここに?」
さっきまでなにしてたっけ?
光と。闇と。
××××××××××××
聞こえなかったあの言葉。
「ねぇ」
声がした。驚いて振り向く。
「.....見えてるでしょう?」
声の主は無音くんだった。
「なに?無音くん」
「10回目のループだよ。」
「10回目のループだよ。」
その言葉はどこかで聞いたことがあった。
9回目のループだよ。
8回目のループだよ。
7回目の...
「...どういうこと?」
にこにこしているが、無音くんの笑顔はどこか怖かった。
「忘れちゃったか〜。ゆとりん。君はこれまでずっと、21歳を繰り返しているんだ。
3月8日。君の誕生日の日に君は殺される。君は死んではいけない存在だから僕の力で生き返らせているんだ。
いつも3月7日に生き返る、僕が教える、殺されないようにする、でも3月8日に殺される。
もう疲れちゃったよ。ループは。10回記念ってことでこれで最後にしよ?3月9日をむかえよう」
.....??
××××××××××××
あ
思い出した。あぁ、どうして...
俺はどうやって殺されたんだっけ。
考えていると頭が痛くなる。
「なぁ、もうやめないか?」
もるでおが言う。
「嫌だよやめるなんて。やめたら僕らの命は消えちゃうんだから。」
「解ってるくせに。アイツが言ってる言葉。ゆとりには解らないけど」
「××××××××××××」
「運命に抗わないと 必死に足掻いて 死ぬ覚悟で。」
そうしないとダメだから。
ゆとりん誕生日おめでとう!!!
この物語ではまだ3月入ったばっかか2月後半だよ!
「××××××××××××」
はっと目を開くともるでおがいた。
無音くんの家にいて...ループがどうとか言ってて...
なんでもるでおが?
「もるでお.....?」
もるでおはため息をついた。ななな、なんだろう...
「ごめん。俺ずっと嘘ついてた。言いたくはなかったんだけど_」
「ストップ。言いたくないこと言わなくていいよ。」
言いたくないことをわざわざ言わなくていい。もるでおの話を遮った。
もるでおは一瞬驚いたような顔をしてニッと笑った。
「お前のそういうとこ、好きだわ。
...お前が聞きたくなくても言う。
俺は...お前の守護霊みたいなようなものだ。ずっとお前のそばにいたんだ。
お前が1回目のループをしたときに生まれた。生まれたというか、できたというか。
この世界に来たときにはもう今の俺だった。
俺には使命がある。お前のループを止めること。無音も俺と同じ理由で生まれた。
だけど俺はもう運命に抗わなくていいと思うんだ。」
は?
何よりも先にこの言葉が出てくる。
もるでおと無音が俺の守護霊??
生きてるよね??
もう_もう運命に抗わなくていい?
「どういうことだよ」
「守護霊ってのは違うな。人には見えてるし人として生活してるからな。」
腕をくんでもるでおは悩んでいる。
いきなり無音くんが後ろから喋り始めた。
「もう言っちゃおうよ。堕天使ってこと」
堕天使?
え?
「え???」
「アホ…」
もるでおが無音を軽く叩く。
「いいじゃん。このことずっと言いたかったんだ」
状況を理解できない。
いや理解できたらすごい。
守護霊、堕天使
あいつら厨二病にでもなったのだろうか。
無音が話し出す。
「僕らは元々天使だった。
ある時ゆとりんのループを止めるために二人で
下界に行った。
神は一度で止めろって言ってたんだけど
止められなくてね。天界から通報されたんだ。」
「なるほどわからん」
わかるわけないだろこんなの。
「わからないならもういい。抗うな。」
もるでおが少し強く言う。
「だーかーらー!なんでもるでおはそんなに
諦めが早いんだよ!」
「もう10回もループしてるからだよ!
たかが人間のためにこんなにしなくていいだろ⁉
怪しまれないようにニコニコ動画で
活動したりさぁ!仲良くなったりして!
嫌なんだよ!仲良くなったからこそ!
俺らはゆとりの死ぬところを見るんだぞ⁉
もう嫌なんだ…!」
抗わなくていいっていうのはそういうことか。
それがもるでおの思いなのか。
でも
「なぁ。俺は…運命に抗ってやる。」
「ゆとり⁉」
少しの沈黙のあとにもるでおの声が響いた。
「今回こそは犯人を見つける。
そして3月9日を迎える。」
「ほら、ゆとりんはこう言ってるけど?」
無音が煽るようにもるでおに言う。
「あぁ…どうなっても知らないからな!
今日は3月7日!明日までだからな!」
もるでおが協力してくれた。
だからこそ、頑張らなくては。
「どうすんの?あのもるでおが協力しちゃったけど」
「今までなかったよな。協力すること。
で、どうすんの?」
「ちょ、俺のせい⁉二人とも俺のせいにしてるの⁉」
「そりゃそうだよ。…×××××。」
「あ、家帰んなきゃ…」
いつまでも無音の家にいてはだめだ。一度帰ろう。
「えっちょっゆとりん!明後日は北海道ライブだから俺の家でリトマスメンバーお泊まり会だよ!」
「え、そなの?でも着替え…」
「俺が今取ってきた。」
無音の背後にもるでおが現れた。え!?
「ま、堕天使ですから瞬間移動もお手の物なんだよ」
得意げにもるでおが話す。
「へー」
「ちょっもっと興味持てよっ!」
「wwwwwww」
平和だな。
そう思う。
俺は明日殺されるのに。
お久しぶりです。トリップ忘れたから間違ってるかもしれないけど本人です。
またやっていきますよ!
「やっほー!」
「お邪魔します」
「Cが来たやで!」
聞き慣れた声が聞こえてくる。
赤じゃむ、3821、ちゃげぽよ。の3人だ。
…この3人にも俺のループのことを教えてもいいかもしれない。もるむね2人のことも…
「なあ、もるでお、無音。この3人にも俺のループのことを教えてもいいかな」
言った瞬間、2人の目が大きく開く。
そして顔を見合わせ、きつい表情を見せる。
「だめだ」
「だめだよ」
キッパリと言われた。
だよね…こんなこと言ったって…信じてくれないもんね…
「9回目のループの時」
無音が突然話し出した。
「ゆとりが殺される直前にじゃむくんが
『ゆとりんが…!よくわからないけど…前もこんなことあった気がするんだ…ゆとりんが殺される!』
ってさ。
8回目と9回目のループの時、ゆとりんとじゃむくんは絆が深まっていたんだよ。
だからなのかな…
前回のループの記憶が少しだけ引き継いでるのかもね
」
「つまり…どういうこと?」
「人と関わりすぎたら次のループの時に何回もループしていることがバレるかもしれない、そういうこと。
記憶は通常引き継がないけどそういうことがあるんだ。バラして記憶が引き継がれたら…」
「引き継がれたら?」
「俺ら天界に戻れなくなる。人にバレちゃいけないからな」
後ろからもるでおが言う。なるほどな。
「3人ともー?会議するよー」
「「「はーい」」」
1回目のループの時のことが知りたい?
いいよ。教えてあげる。
今から少し昔の話をしようか。
21歳の誕生日の時に君は殺された。
1回目のループが始まった。
君は殺されたことを夢だと思ったんだ。
だからなにも変わらずに生活を続けていた。
そして僕らは生主になった。君に近づけるように。
僕の家に呼び僕は君に正体を明かした。
君は驚き僕を不審に思ったのかな。
僕の家を飛び出した。
そう…そこで殺されたんだ。
誰かはわからない。
え?君が死んではいけない存在のこと?
本当だよ。
なんでかって…
「君が死ぬと××の全×が××××に××××××からだよ」
え?聞こえなかった?
僕は同じことを何度も言いたくないね。
今度また、少し昔の話をしようか。
次はもるでおが話してくれるさ。
「運命は変わらない」
もるでおが言う。
「今までそうだった。なにをしても。」
……
…..
…
.
「…でさ、ここで …ゆとりん?なにぼーっとしてんの?」
「あ…ごめん」
いつもよりも関わると次のループで引き継がれる。
引き継がれたらもるでお達は…なくなる。
そう考えているとぼーっとしてしまう。
「ライブ成功しなかったらゆとりんのせいやで!Cは怒るで!」
「ちゃげのせいにするから安心して!」
「wwwww」
いつも通りだ
きっと
いつも通り。
「会議しゅーりょー!お昼にしよー!」
「俺肉食べたい」
「俺ラーメン」
「俺ハンバーガー」
「俺餃子」
「意見が一致しない」
…あれ?
「もるでお。無音。ちょっと来て」
「「んー?」」
2人を廊下に連れ出した。
「一回…3821に言ったことある。ループのこと」
「はぁ⁉いつ⁉」
「4回目…?だったかな信じてくれなかった。
でも6回目も3821に言った。そしたら信じてくれ
た。つまり…」
「つまり…?」
「運命は変わるんだ。」
いっけな〜い!幕間の話の最後の君が死ぬと××のがどーたらこーたらのところ
わっすれちゃったぁ〜
あれはなかったことにしましょう。
そして超会議行ってきました。
楽しかったです(*´∀`)♪ゆゆしきは行けません(T ^ T)
今日の3時に寝て4時に起きたので頭ガンガンします。
二度寝するので一旦さよなり
「嘘…だ」
乾いた声。
「本当。だから今回は_運命に勝つ。」
無音はもるでおの後ろからひょこっと顔を出す。
「ゆとりさーん。随分と強くなったね。
ところでさ、今ハゲジジイいないんだよね。
監視もゼロ。今なら…みんなに言っても大丈夫。」
「ハゲジジイ?」
もるでおがはあ…とため息をつく。
「神のこと。今日は天界の方で会議なんだよな。
だからこの世界を監視する奴もいない。
お天道様は見てないから、
犯罪以外なら見逃してもらえるよ。」
ニヤッと笑う。
よし、え、ええとなんて言えばいいんだろう?
頭の中で言葉を並べ、切ったり貼ったりする。
「うん。」
「みんなっ!!」
関西組の3人に向かって言う。
「どした?」
「落ち着いて…聞いて?俺は_」
「ループ…」
「ゆとりんが…殺され…」
「もるむね2人が堕天使…」
信じてもらえないわな。
仕方ない。
そりゃ仲間が何回も死んでて
仲間の2人が堕天使で。なんてどうやって信じろと言うのだろうか。
「ゆとりん、大丈夫だった?何回も殺され続けて。」
「隠さなくてもよかったんやで!」
「大変だったね…」
え?
信じて…もらえた?
「てか、今日死ぬってわけだよね」
「う…うん。」
「俺らに任せろ!俺らが守ってやるからなっ!!」
「ちゃげにしては頼れるな。」
「うるせー!」
二度寝は5分でおわりました
20:藤谷心寧◆Tk:2019/05/13(月) 19:47 ID:SpY ミスターオヒサシでございます。
令和になりましておめでとうございます(遅
名前変えました。トリは同じです。
信じてもらえた。
こんな…こんなおかしなことを。
それだけで、すごく嬉しかった。
「…家にいても危険…だよね?」
赤じゃむが不安そうに言う。
「今までだいたい外にいた時に殺されたから家はないと思うよ。」
無音が不安そうな赤じゃむを安心させるようにそう言った。
突然もるでおのスマホから着信音が鳴った。
表示されている名前は“ツナカン”
「んー?もしもしー?どうした?………」
もるでおは電話に出ながら廊下に向かう。
よく聞け。お前らは×に×られている。
あいつらは××じゃない。×だ。
その言葉を聞いて、呆然とした。
嘘だ
そんな
だって
それでも
え?
俺は
どういうことだ?
俺たちは
信じ
ん?
ドサッ
廊下にそんな音が響いた。
廊下にはさっきツナカンからの電話で席を外したもるでおがいる。
何があったんだろう。
よーし!名探偵無音さんが解決しちゃうぞ☆
廊下にはもるでおが座り込んでいた。
右手にスマホを持って
目は天井を見上げて
口は半開きで。
ん、おはよ。そろそろ寝るね。あ、名前はふじたにここねだからね
25:藤谷心寧◆Tk:2019/06/09(日) 20:29 ID:YbYひさしぶ。です
26:藤谷心寧◆Tk 11話:2019/06/09(日) 20:48 ID:YbY 「もるで、お?」
なんか言ってる。
だれだ?無音か。
言おうはやく
いや、逃げ
「む、ね?そ、れは_なん?え?」
オドオドしながらもるでおは言う。
指を指すのは俺らがさっきまでいた部屋。
振り向くと_誰かがゆとりんの手首を掴んでいた
「じゃあそろそろ始めようか」
「俺たちは×××病を撒き散らして、×××を消す」
「uが×××××とは思わなかったね」
手首を掴んでいたのは_赤じゃむだった。
「じゃ、じゃむくん!?なんで…」
「なんでだろうね。まぁ考える前に無音くん、君は死ぬよ。」
あまりにも綺麗な笑顔だった。
だから動けなかった。
でもその前にゆとりんが動いてくれた。
華奢なじゃむくんの腕を素早く振り払って僕ともるくんの方へ走ってきた。
「走るよ!2人とも!」
「お、おう!」
「わかった!」
走って家の外に出ようとした瞬間、
パンッ
乾いた音。
銃を撃った音。
ちゃげか。
なんで時が止まってんだ!?
俺と無音くんともるでおも、驚くのを笑って見てる3人も止まっている。
秒針も、心臓の音すら聞こえない。
そしてピストルは無音くんの心臓の20cmほど手前に浮いている。
「無音…それ…」
「わかんない。こんなん初めてだもん。でも堕天使がいるくらいなんだからDIO様みたいなことできる人もいるだろうね」
無音くんは苦笑する。
「このあと時が動き出したら俺は死ぬんじゃないかな。俺のことは構わずに逃げて。」
「そんな…無音くん!」
「言ってなかったね、ゆとりんが死んじゃダメな理由。もう時間ないかもしれないし、もるくんに聞いて。」
「そして、生きて。」
時は動き出した。
無音くんはすぐに倒れこんだ。
溢れる涙。
抜ける力。
捕まる俺。
すぐだった。あんなこと言ってもらいながら。
3821に縛られながら、もるでおが話す。
「なあゆとり。歌い手病ってのがあってな、歌い手はみんなかかっている病気なんだ。その病気の女王感染者がお前なんだ。」
「…?なんで?」
「ンなもんわかるかよ。ランダムランダム。」
「そっかぁ…もるでお。次はちゃんと生きような。」
「あぁ、それじゃあゆとり、またな。」