▽!!!WARNING!!!▽
●R-TYPE二次創作(概ねFINALから 一部TACTICS)
●オリキャラ多数
●【最重要】(一応)異世界もの
●独自設定・解釈多数
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▽Let's go.▽
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▲PROROGUE
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22世紀、地球人類はその存亡をかけた苛烈な戦いの最中にあった。
バイド……敵対的な宇宙生命体との接触に備え、26世紀の地球人類の手によって、生体物理学、遺伝子工学、魔道力学までも応用され建造されたそれは、敵惑星の生態系を侵食し破壊し尽くす恐るべき殲滅兵器であった。
だがバイドは太陽系内で暴走、26世紀の人類は次元消去タイプの兵器によってこれを異次元の彼方へ放逐し、事態を終息させるに至る。
だがバイドは、次元の彼方で増殖と進化を続け遥かなる時間を越えて22世紀へ到達、その牙を過去の地球人類へ向けたのである。
22世紀の地球人類もただ手をこまねいているわけにもいかず、バイドに対して唯一有効とされる「波動兵器」とバイドを利用した武装「フォース」を運用可能な戦闘機の開発計画「R計画」を発動し、産み出された異層次元戦闘機「R-9」の活躍により、バイドの撃退に成功する。
しかしその後もバイドの侵攻は発生し、地球人類もバイド殲滅を目指しあらゆる手段を講じていく。パイロットの四肢切断による制御ユニット化、幼体固定と機体への直結、生命エネルギーの兵器転用、果ては機体そのものへのバイド体組み込みといった狂気の領域へ踏み込んでいく。
そして、四度の復活を果たしたバイドを殲滅すべく、第4次バイドミッション「オペレーション・ラストダンス」の発令により、いま地球人類とバイドの最後の戦いが始まろうとしていた……。
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To Be Continued▼
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▲ACT1.追撃と異変
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それは、月面の上空で繰り広げられていた。
いくつもの流星のごとき輝きが縦横無尽に疾り、それらが放つ無数の光条が交差を繰り返す度、光の華がいくつも開く。宇宙の虚空を彩るそれは、戦場の輝きであった。
バイド中枢部への単独侵攻を行う特別任務機、コードネーム「ラスト・ダンサー」を支援すべく、地球連合軍は太陽系内に残存するバイドの掃討作戦を各地で展開していた。
連合軍元帥はオペレーション・ラストダンス発令にあたり「総力戦」にして「決戦」であるとして、連合軍の持てる全ての戦力を惜しみ無く投入する事を公式に宣言、それは、オペレーションの本命である「ラスト・ダンサー」の作戦成功を前提とした、後の無い賭けでもあった。物語は、その戦線のひとつから始まる。
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遠方からは美しく儚くもある光の集まりも、その渦中は荷電粒子ビームと波動兵器、光子魚雷を始めとした実弾兵器の応酬が繰り広げられる地獄の様相を呈していた。併せて数百隻、互いの数は同等の連合軍艦隊と艦艇級バイドの大群が数百万Kmもの距離を置いて並行しつつ撃ち合うなか、砲火の嵐を一機のR戦闘機が潜り抜けていく。
「俺、一人か……!」
正面から飛来する戦闘機型バイドを機銃で撃墜しつつ、コックピットの男は歯噛みした。