干妹うまるちゃんの小説書こうかなと…
ぜひきて欲しいです。ハムスターかわゆい。
ある日の夕方。夕飯を作るタイヘイ。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
呼ばれたタイヘイは振り向くと、
「何だ?」
呆れた。
「みてみて。だっらぁぁぁぁぁぁ…」
布団にくるまり、ゴロゴロと移動する二頭心の生物…ではなく、高校生の妹、うまるをみた
兄タイヘイは、すかさず、
「いや、自分でいうなよ。」と、ツッコミをいれる。
これは日常なのだ。この兄弟では。
「ほら、夕飯できたからもうくるまるな。」
食器を運びながらいうタイヘイに、
「ちょっと!タンマ!!やばい!神引だよ!お兄ちゃん!」
「わかったからやめろって。」
いつもは三十分ほどて辞めるのだが、新しく配信されたゲームらしく、
また神引きしてしまったのでなかなか終われない様子だった。
タイヘイも何度か声をかけるが、辞める気配はない。
仕方ない、こんなことは良くないだろうけど、そう思ったが、流石にいくら待ってもやめないので、
仕方なく、うまるのてからパット、スマホを抜き取った。
そして、取り上げたスマホの電源を落とした。
もっちゃ、もっちゃと、仕方なく食べ出すうまるは、何かに気づいた様に声をあげた。
「あーー!!」バン!と机に手をついたので茶碗が揺れた。
「何だよ…」
「セーブしてないっ!!」
「は?何のこと…だ…」
そして気がつく。先ほどのゲーム。セーブせずに電源を落としたらデータはないだろう。
泣きそうになりながらほおを膨らませる、うまる。こうなると手が付けられない。
「珍しいキャラだったのに〜!始めてのキャラだったのに…」ぐすぐすと涙を浮かべ始める妹に、
焦り始める兄。
「うっ…ま、また引けばいいだろ?」
「確立1.5%…」
「別のキャラだっているだろうし…また復刻?とかくるだろ?」
「初コラボキャラ…復刻ガチャなしゲー」
ぐさぐさと言葉か刺さるタイヘイ。うまるもかなり落ち込んでいるようだった。
ギクシャクしたまま、電気を消し寝た。
深夜12時、うまるはパチっと電気をつけた。
全ては宴をするため。
「コーラ♪コーラ!」
時間も立ち、ゲームが盛り上がってきた頃、
タイヘイの声が聞こえた。
「うーん…うまる…」
「お兄ちゃん!あと大きすぎて起きちゃった?!
ヒィー怒られ…?寝てるじゃん。寝言か」
「もー、お兄ちゃんたらー!ビビらせないでよね!」
ツンツン、とタイヘイのほおをつつくと、
「ごめんな。」
と聞こえた。
「…うまるも寝よう…おやすみ、お兄ちゃん。」
ちゅんちゅん、と雀がなく音で目を覚ましたタイヘイは、隣で寝転がるうまるを見つめた。
すると、うまるがタイヘイの手を取り、さらに深く眠った。
「って!違う!起きろ!うまる!!」
「うわぁーー!!」
「もー、お兄ちゃん〜」
また不機嫌になりそうな妹を見て、
流石に休日ずっとこのままは辛いので、
タイヘイは、謝ることにした。
「ごめんな、うまる。昨日は。今度は気をつけるよ。」
うまるは、ハッとしたように顔を上げ、
「もういいよ。どうせキャラクターだしね」
まだほっぺを膨らませているうまるをみかねて、タイヘイは悪かったよ、と、もう一度言った。
「ねぇ、ねぇ、お兄ちゃん!うまるとげーむしよ!
さしたら許したげる!」
「買い物行ったらな。」
月曜日の六時、朝食作りを済ませたタイヘイは、そろそろか、とつぶやくと
うまるの方へ行った。
「うまるー、そろそろ…おい。」
「ん、なぁに?」大声であくびをしながら返事をするうまるをみて、
また一晩中起きていたのか、と察した。
(怒るか?いや、それは逆効果だ…まずは優しく。)
「また起きてたんだな?いいか、うまる、夜更かしは良くない。その日の勉学はもちろん、運動にまで支障をきたす。」
(まーた、じじくさいこといっちゃって…)
「んでもさぁ〜、また神アニメ見つけちゃってね!やばいの!主人公が〜」
「語るなよ。」
「いいか、お前は最近生活リズムが酷いだろ。夜更かしはもちろん、
運動もしない、その上、自分のことすらままならないまま…」
「って!言ってるそばから寝るな!」
「やだやだやだぁぁぁ!もう寝る!」
「何でだよ!お前が悪いんだろうが!もう学校の時間なんだから起きろ!海老名ちゃんもくるだろ!」
「…」
「言い訳考えてる暇はないぞ。」
布団を引っ張るうまるを一喝し、海老名のことを考えて解決策を見つけようとする。
ピンポーン
「ほら!お前がぐずるから!」
海老名視点
うまるちゃんこないなぁ… ガチャ。
「あ、うまるちゃ…」
えびーん!!
「お、おおおお兄さん!!」
「お、おはよう、ごめんね、もうちょっと待ってくれる…?」
「いっ、いえ!お、おはは…」
「じゃ、じゃあ、あとで…はっ!いや、海老名ちゃん!」
「は…はい?」
「入ってくれ!」
「え?」
うまる視点
(何か二人で話してる!しかも中に入れる!?やばい)
「うまるー?海老名ちゃん入れるぞー?」
「ちょ、ちょっと待ってー!!」
「うまるちゃん忙しそうだし、やっぱり外で…」
「いやいや、外寒いでしょ?」
脳内会議
「やばいよ!」「服着て着て!!」「髪ぼっさり!」
「おけい?」「うん…」
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「い、いいよー!」
「お邪魔しまーす…」
(はっ!!あれはポテイト!!ばれる!)
「俺もう行くけど、海老名ちゃんたちは学校遅れないようにね。」
「あ、いってらっしゃーい。」
「い、いいいいいって…」
(お兄ちゃんのばか!ポテイトとかばれちゃうとこだったじゃん。)
(今日はやり過ぎたかな…?でもうまるを教育する必要がある…ばずだ。)
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(今日は火曜か…ヒカリちゃんくるかな)
ポイントが溜まっていることに気づいたタイヘイはホットプレートとの交換を店員に示した。
「おにーちゃんおかえり〜」
やはりダラダラしている。
「ヒカリちゃんこなかったのか?」
「えー?そんな毎週こないでS…」
ピンポーン
「きたよ。」
「お兄ちゃん…グルルル…お邪魔していいですか…」
「もちろん、来ると思って…」
「??」
うまる視点
(なんだろう…お兄ちゃんに気合が入っている。)
「何作るんですか?お兄ちゃん…」
(ヒカリちゃん!聞いちゃったよ!)
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「ん?あぁ、ホットサンドでも作ろうかと。」
「え?」
(だから気分良かったのか…お兄ちゃん作るの好きだしなぁ。)
「まず、パンを挟んで、好きな具材をいれて、プレスする。これだけだ。」
「お、お兄ちゃん、ヒカリがつくりま…『お兄ちゃん!!うまる作るよ!』
「…ヒカリちゃんなにか言っ『言ってません。』
(お兄ちゃん見ててよ!まず具材!普通じゃ面白くないしね!ミックスだよ!)
「お、おい…それ全部いれるのか…?」
うまる結果
入れ過ぎてわかんない!
「お兄ちゃん、ヒカリがつくります!」
「ヒカリちゃん…もうそろそろ…」ジュゥゥゥ…
ヒカリ結果
焦げ過ぎてわかんない!
「いいか、これじゃデジャブじゃないか、」
(お兄ちゃんがプレーと買ってきた時点でデジャブじゃん。)
「おおおおおおおぉ!!」「すご過ぎます!」
「そ、そうか?」 「すごいよ!何これ!チーズを使って作るなんて!これはもうジャンクだよ!」
「じゃあね、ヒカリちゃん。」
「はい、ありがとうございました、お兄ちゃん…」
うまる視点
(まぁ、こんな日も…ありかな)
【この小説のお陰でうまるちゃん読み始めました!ありがとうございます!】
11:依夢◆7s:2019/07/19(金) 14:19 ID:Kx2コメありがとうございますー!
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