新幻想万華鏡 心読異変の章

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1:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 18:08 ID:k36

ここではさとりが異変の犯人です。
5人以上でスタートしたいです。

2:依夢◆1s:2019/08/14(水) 19:31 ID:WW2

楽しそうです、やりたいのですが、なりきり板の方がいいと思います。ここは二時創作の小説を書くところなので…

3:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 19:35 ID:k36

だから、ここで小説を5人で描きたいんです。

4:依夢◆1s:2019/08/14(水) 19:42 ID:WW2

あ、そういう事ですか…すみません!参加したいです…

5:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 20:36 ID:k36

よろしくお願いします

6:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 21:01 ID:k36

ここは、外の世界で忘れられた者が集まる場所「幻想郷」。
神、妖怪、妖精、人間。様々な種族が住んでいる場所。
これは、春冬異変の前の話。

ー博麗神社ー
霊夢「はぁ…今日も参拝客はあんたぐらいね、魔理沙。」
博麗霊夢、彼女はその名の通り博麗の巫女。主に妖怪退治、幻想郷のバランスを保つ仕事をしているが今は暇そうだ。彼女の横に白黒の服を着た魔法使いがいる。
魔理沙「まぁまぁ、いいじゃないか。お前はいつも暇そうだし、私も暇なんだぜ?」
彼女は霧雨魔理沙、普通の魔法使い。幻想郷での役割はなくただ普通に生活している。
霊夢「まあ、いてもいなくてもいいんだけどね。そういえば最近、異変がなくて平和よね。いちいち解決しに行かなくて楽だわ。」
魔理沙「そ、そうか?私は異変がなくて寂しいな。だってあの文屋の天狗、私が異変解決しても新聞に載せてくれないんだぜ!なんで霊夢が載って私が乗らないんだっ!」
魔理沙は新聞に載ってみたいらしいが霊夢に取られて、気にくわないらしい。
???「だって魔理沙さんだと呼んでくれる人いなさそうですし。」
誰かが空から降りてきてニヤニヤとして話しかける。射命丸文だ。
文「それに巫女でもないあなたが載っても…。」
魔理沙「えーい、うるさいうるさい!いい加減に載っけろよ!」
魔理沙は文に詰め寄りしかめ面して胸倉を掴む。文は焦っていう。
文「ああ、えっと…分かりました。今度異変があり、あなたが解決されましたら載っけますから、その手離してください。」
魔理沙は本当か?と疑いながら手を離す。
たったったった…
誰かが神社の階段を駆け上がってくる。
上がってきたのは、人里にいる人間だった。

7:依夢◆1s:2019/08/14(水) 21:09 ID:WW2

「れ、霊夢さんっ!た、助けてくださいっ!」
そう走ってきたのは息を切らした小鈴だった。
「こ、小鈴ちゃん!?どうしたのよ一体!?」
ただ事ではなさそうな雰囲気の小鈴に焦りを見せ、対応する霊夢と魔理沙の後ろで、
文は新聞のネタになりそうだと、目をキラキラさせていた。
魔理沙はそんな様子の文をみて、これはチャンスだ!そう思った。
【こんな感じでいいでしょうか?ダメなら新しく書くので、ダメな点を教えてください。】

8:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 21:52 ID:k36

セリフの前には名前書いてください。


魔理沙「◯◯◯だぜー」

9:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 22:11 ID:k36

霊夢「まあ一応、落ち着いて話しなさいって。」
小鈴「はあはあ。ひ、人里で見知らぬ妖怪が人々の心をのぞいていて、嫌がらせをしているようです!他の妖怪や妖精たちも被害にあっています!」
魔理沙は、ワクワクしながら黙って聞いていた。一方で文は新聞のネタが増えると四方八方飛び回っていた。
霊夢「人の心を読める妖怪⁉こりゃまた厄介なのがきたわね。で、周りに家族みたいな人は?」
霊夢は、異変が来なくて嬉しそうだったが急に異変発生し、ため息つきながら話を聞いている。
小鈴「はい、周りには同族と思われる少女がいました。心を読んでいる妖怪の名は、さとりというようです。」
魔理沙「人々の心を覗き嫌がらせ…か。んなこと、妖怪退治専門の私たちが見すごすわけないよな!小鈴、ありがとな!私たちにあとは任せろ!」(これは手柄あげなきゃな。)
そういうと、霊夢と魔理沙は空を飛び、人里へ向かった。

里の人A「や、やめてくれ!お前何者だ!」
さとり「私は地底から来た、さとりです。今日はあなた方、人間への復讐のため来させていただきました。」
さとりは口早に小さく答えた。
里の人B「人の心を呼んでどうするんだ!私たちがお前に何をした!」
さとりは第3の目を光らせ近づいてくる。里の人々はこの妖怪はなんだと怯えて見つめている。さとりの近くには黒い帽子をかぶっている、第3の目を持つ少女がいる。その名はこいし。何やら里の人に恨みでも持つかのような眼差しで人々を睨んでいる。

10:匿名さん hoge:2019/08/14(水) 22:33 ID:k36

さとり「私はあなた方に何もされてはいません。あなたもお気づきでしょう?『さとり妖怪に心を読まれる、と黒帽子の女の第3の目を潰した』んですね。しかも、尖った木の棒で…。」
こいしが里の人に近づいて、薄気味悪い笑顔を浮かべ、話しかけてくる。
こいし「お兄さん、私の目ぐちゃぐちゃになっちゃった。えへへ…、私はー、すっごく痛かったよー。どうしてくれるの?もう開かないよー、目があかないよー。」
里の人A「………!」
さとりは第3の目を光らせ、心を読み続けた。そして、こんな質問を投げかけた。
さとり「あなたが今、されて嫌なことは?」
里の人A(息子、娘を殺されること…。)
里の人は口に出さない。だが心を読まれ、さとりは胸倉を離した。
さとり「へーえ…随分とお子さん思いなんですね。そこの坊やとお嬢ちゃん?こっちにいらっしゃい?」
何が何だか分からない子供はさとりに近づいてくる。
さとり「私の妹の、恨みをここで晴させていただきますね。」
さとりは男の子の首をひっ掴み高く持ち上げた。
男の子「うぐっ!く、苦しいよお姉ちゃん!離して!助けてパパーー!」(ジタバタ)
里の人A「た、頼む!私を殺していいからその子たちだけは!やめてください!」
こいし「やめてほしい?やだよー。」
さとり「あなたが死んだら、同じような悲しみを味わえないじゃないですか。坊や…、まだ生きられたのにね…。あなたのパパがバカなことしたせいなの。最後にパパに言ってやって?」
そうさとりが言うと男の子は苦しそうに、こっちを見て涙を流しながら、
男の子「パパなんがっ、ぐはっ…だいっぎらいだあああああ!」
そう男の子が叫ぶとさとりは男の子を地面に強く叩きつけた。
男の子「うわあああああああああ!ぎゃあああああああああああああああっ!」
こいし「お姉ちゃん、ほらこの子も。」
里の人A「や、やめ…やめてください(泣)」
そこへ、霊夢たちが到着した。
霊夢「妖怪、何をしてるの?」

11:匿名さん:2019/08/14(水) 22:50 ID:k36

魔理沙「嫌がらせ…違うな。こりゃ殺戮だな。」
文も付いてきたようだが、あまりの残酷さにカメラを手にすることが出来なかった。
さとり「あなたが有名な博麗の巫女ですか。邪魔をしないでもらえますか?」
こいしが飛んで、霊夢の顔の前まで来た。
こいし「お姉ちゃんは、私の仇をとってくれてるの。みて、この目。血だらけでしょ?あの人間にやられたの。私、何にもしていないのに。」
魔理沙は強めの口調で言った。
魔理沙「だが、人殺しとは別物だろ!その子たちは関係ないだろ!なんで!」
さとりは怯えている女の子に近づいて頭を掴んだ。ぐいっと持ち上げ、木の棒を拾った。
さとり「ふふふ、味わってください。こいしの感じた痛み、そして私の気持ちを!」
さとりは同じように女の子の目を刺すようだ。
魔理沙はこれを読んでいたらしく、さとりより早く飛び出していた。
魔理沙(間に合えっ!)
さとりは棒を力強く持ち、だんだん目に近づけていく。
女の子「いや…いやああああ!やめてええええ!」
どんっ!
魔理沙が間一髪でさとりを突き飛ばし、女の子を助けた。
魔理沙「ふう、もう大丈夫だ。あとは任せろ、文!この子を頼む!」
そういうと文に女の子を渡した。どうやら気絶したらしい。
文「は、はい!分かりました!とりあえず避難します。」
そう言って文は飛び去っていった。

12:匿名さん hoge:2019/08/15(木) 16:54 ID:Wmk

文は女の子を抱きかかえ、どこに避難させるか妖怪の山を散策していた。
女の子「う、うう…。」(青ざめ)
文「あややや…、これは急いだ方がよさそうですね。」
霊夢と魔理沙はさとりの説得に一度入ることにした。
霊夢「さとり、あんたのやってることおかしいんじゃないの?あんたの妹の目、刺されたのは理由があってのことだと思うわよ?なんかやったんじゃないの?」
こいし「言ったでしょ?何にもしてないって…。」
魔理沙「だがお前が何もしてないつもりってこともあり得るんだぜ!」
さとりは妹の恨みを晴らすため我を忘れているように、第3の目を使った。
さとり「私たちを最終的に夢想封印とマスタースパークで退治する…か。人間ごときが…いや、全ての人の考えは私の前では隠せない!よってワタシノカチハカクテイする。」

13:依夢◆1s:2019/08/15(木) 17:59 ID:WW2

【なるほど!わかりました】

霊夢(何かに操られてるのかしら…?今はわからないけれど。)
霊夢は思考を回らせたとき、魔理沙が霊夢を勢いよく押した。さとりが弾幕を放ったようだ。かなりの殺意が含まれた、
ごっこではない弾幕だった。
魔理沙「お前の勘はよく当たる!何か考えているのか!?」
霊夢「まだよ!けど、弾幕ごっこじゃあ、戦わせてはくれなさそうね…」
さとり「逃げるのかしら?博麗の巫女ともあろう貴女が?」
霊夢は態勢を整える事を一番だと思い、屋根の上にに避難した。

14:匿名さん:2019/08/15(木) 19:40 ID:Wmk

さとり「こいしがどれだけ痛い思いを、そして辛い思いをしたかあなた方に分かります?あなた方の返答次第、あの娘を◯します。」
さとりは、周りの人間全てを信用しなくなっていた。その気持ちはどんどん放たれる弾幕の強さ、速さ、正確さで分かった。さとりは2人の心を読み、動く位置を把握しており霊夢と魔理沙はただ当たるだけだった。
魔理沙「くそっ!全然当たりゃしないぜ、こっちが当たりまくりだ。」
霊夢「それは当然。私たちの動きなんてすでに彼女の手の中よ。」
さとり「答えは分かりました。こんなのが巫女と言えるなんて、腐ってますね。弾幕は中断します。お燐、お空。この2人を見張りなさい。あとは任せるわ。◯すなり生かすなりあなたたちが決めなさい。」
お燐&お空「はっ!」
返事とともに猫の妖怪と烏の妖怪が現れた。
お燐&お空「私たちにお任せを!」
さとり「いい子ね。」
そういうとさとりは飛んで行った。

15:依夢◆1s:2019/08/15(木) 20:23 ID:WW2

魔理沙「おいっ!くそっ、霊夢追うか?」
魔理沙が霊夢に向き直って聞いた。
霊夢「いや、今追っても4:2 あいつらを先に倒してからね…」
お空「あんた達はさとり様には勝てない。あんたが強くても」
霊夢「心が読める相手には敵わない?」霊夢も得意げに言うお空に合わせる。
お燐「さとり様にはあたいらがあんた達の生死を決めていいって言われたのよね。」
お空とお燐が目配せをした。
その隙に霊夢は空へ飛び立った。
人里への被害を減らすためだとわかった魔理沙もついて行った。

16:匿名さん:2019/08/15(木) 21:12 ID:Wmk

お燐「人間って…邪悪な存在ですよね。」
お空「戦争による巻き添え…虐待…殺処分…。人間の罪を考えると憎いだけ。」
お燐「さとり様がお許しくださった。博麗の巫女、白黒の魔法使い。あなた方はさとり様の足元にさえ及ばない。すぐに片付けさせていただきます。」
お燐とお空は人間への恨みを語ったあと、弾幕を撃ってきた。2人に追いついたようだ。霊夢が2人の強大な弾幕にあたり、ケガをした。
魔理沙「れ、霊夢!腕…平気なのか⁉」
霊夢「まあ平気よ。このくらいでへこたれてはいけない。幻想郷の平和を守るため!」

17:依夢◆1s:2019/08/15(木) 21:29 ID:WW2

魔理沙(あの霊夢が被弾した…。私が頑張るしか無い!)
魔理沙は霊夢を見て怪我の度合いがひどくはなさそうだと安心した。
霊夢「魔理沙!私はいいから烏をお願い。猫は任せて」
お燐「あら?手負いのあんたじゃ、相手にゃならんね。」
霊夢「こんなの手負いですらないわ。猫の世話には怪我位当たり前よ!」
お燐は霊夢に触発され、かなり怒っていた。
お燐「あたいが興味あるのは死体だけなんだけど、頃されたいようだから特別に相手してあげる!」

18:匿名さん:2019/08/15(木) 22:26 ID:Wmk

霊夢とお燐の戦いは長く続いた。
霊夢はケガを負っていながらもお燐に対抗して、お燐も少しは弱ってきたようだ。
お燐「…なかなかやるねぇ、博麗の巫女。人間如きがあたいに逆らってきたのはお前らが初めてだ。だが、いいのか?続けられるのかな?」
お燐は猫であるため人間以上の俊敏さを持ち合わせていたため、霊夢からの攻撃はあまり当たっていなかった。
霊夢「ハアハア、へ…平気よ。猫に舐められるほど私は!」
霊夢はお燐に素早く近づき夢想封印を打とうとした。
霊夢「落ちぶれてはいないわ!はああっ!夢想封印!」
4色の弾幕が投げ出され、お燐の周りには札が…と思ったが、お空が札を燃やし尽くしていた。
お空「いやぁ、残念残念。私は太陽の化身、人間が生み出した子供騙しなど焼き尽くせる。」
魔理沙「裏を返せば、おもちゃしか燃やせないってことだな?」
魔理沙が挑発をした。
お空「!!!う、うるさい!貴様も燃やし尽くしてやる!◯ねえええ!」
魔理沙はお空より早く攻撃を仕掛けていた。
ーお空loseー

一方さとりは文を見つけるのに時間はかからなかった。
文「よし、霊夢さんとこに行って記事のネタを…。」
さとり「犯人直々来てあげましたよ。」
文「⁉」
さとりは女の子に近づいた。
彼女の右手にはなぜか棒が握られていた。

19:依夢◆1s:2019/08/15(木) 22:36 ID:WW2

文「あなた!その棒で一体何をする気ですか!?ここでは人里の人間をころすことは大罪なはずですよ!」
文がかなり焦ったように聞くと、小馬鹿にしたような表情で
さとり「あら?今更何を言うのですか?妖怪はダメなのに人間が妖怪の目を潰すのはいいんですか?」
急に女の子に近づき目を指差して言う。
女の子「ご、ごめんなさい…私は…目を潰すなんて思わなくて…」
涙を流しながら女の子は命乞いをし続けた。
さとり「泣いてますね。許しあげましょうか?」
予想外の言葉に女の子は顔を上げた。
女の子「ほ、本当ですか…?」
さとり「バカですか?こいしも泣きました。何も悪くないのに許してと叫んだそうですね。なんであなたを許さなければならないのですか?」

20:匿名さん:2019/08/15(木) 22:59 ID:Wmk

さとり「人間って、理不尽ですよね…。あなた方にこいしの気持ち、分かるわけないですよね、特にあなたは。」
さとりは女の子を指差して嘲笑った。
こいしのことをよほど愛していたのか復讐以外に物が見えてはいなかった。
さとり「どうせ、これからも無罪のこいしをいじめるんでしょうね。そんな無慈悲な一族の1人を消してもこいしの心は満たされないでしょうね。」
女の子は文に抱きついて怯えていた。
そして顔をこちらに向け涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら謝る。
女の子「ご、ごめんなさい!なんでもしますから許してください!こいしちゃんにひどいことをしてしまったのを謝りますから、どうか!」
さとり「…分かりました、許しましょう。これでこいしが満足するか分からないけど。」
文「さ、さとりさん…。」
女の子は顔を上げお礼を言った。
女の子「あ、ありがとうございます!なんでもいたします、お申し付けください!」
さとりはニヤッとしながら、棒を振り上げた。
さとり「ありがとうございます。では、あなたの目を潰させてください。まあ、2つ選択肢をあげます。
1つ目 カウントダウンなしで潰される。
2つ目 カウントダウンありで潰される。
どちらでも好きな方をお選びください。」
さとりは裏をつき、女の子の目を潰す方に持っていった。
女の子「え…、助けてくれるんじゃ……?ど、どうして。」
女の子はショックで座り込んでしまい、後ずさりをした。
さとり「あなたは本当にバカですね。許す、とは言いましたが助けるとは一言も言ってませんが?」
文は必死に女の子を守るように抱いた。
そして文までも女の子の命乞いをした。
文「やめてあげてください!お願いします。あの人間には話をつけますから!」
さとりは文を突き飛ばした。そして女の子を立たせた。
さとり「さあ、答えが出ませんでしたね。では私が決めます。カウントダウンなしでいきましょうか。」
女の子「嫌、いやぁああああああああ!」

21:依夢◆1s:2019/08/15(木) 23:47 ID:WW2

さとり「怯えてるんですね。こいしも痛かったんでしょうに…」
目に手を掛けたとき。
魔理沙「待て!はぁ、はぁ、…」
かなり息を切らしていた。
霊夢「あんたの目的は何?」
霊夢の怪我は悪化しているわけではなかった。が、かなり息が切れていて、不利であった。
さとり「手負いの人間二人に負けたのですか。やはりペットだけでは無理ですか。」
その隙に文は女の子を抱え空は飛んで行った。
霊夢「あんたの相手は私たちよ。天狗がいてよかったわ。」

22:匿名さん:2019/08/16(金) 07:40 ID:Wmk

さとり「改めて、私は古明地さとり。私たちは地底に住んでいたのですが、今日はあの人間、そしてこのお嬢さんへの復讐に参りました。」
魔理沙(やっぱりこいつ狂ってやがるぜ!霊夢も手を出さないとなると、強敵だな。こういう時に倒せば始めて新聞に…、おっと!今はそれどころじゃないな。)
さとりは体を震わせながら話した。
さとり「……………ない。」
霊夢「聞こえないんだけど?」
さとり「何も分かっていない、人間は。考えたことありますか?無罪の妖怪が、人間に嫌われ偏見され、挙げ句の果てに目を潰される。そんな悲しみなど人間など考えないのでしょうね。」
さとりは小弾幕を素早く連続発射した。さとりは霊夢の心しか読んでいなかった。魔理沙の弾幕が命中した。
魔理沙「よく聞け、さとり!人間は昔から野蛮だったと思う、邪悪な存在だったと思う!けど今は違うんだ!人の心は読めなくても思いやりがある!」
さとりは小馬鹿にした口調で魔理沙へ反論した。
さとり「思いやり…ですか。無実の少女の目を潰してまで何が思いやりなんでしょうね。あなた達はお優しいご両親の元で育ったのかもしれませんが、現実など甘くはないです。」
女の子に近づこうと巨大弾幕を連続発射して霊夢達はなかなか近づけない。
霊夢(さとりから、やはり何かさとり以上の妖気を感じる。何かに操られているとしか考えられないわ。)
???(この女…ブチギレてもこの程度か。あの赤い女は私の存在に気づいているのか?まあ良い。まだ様子見といくか。)

23:匿名さん:2019/08/16(金) 08:51 ID:Wmk

文達は人里へ向かっていた。
女の子「お父さん、大丈夫かな…。」
文「気持ちは強く持たないといけません。大丈夫、安心してください。」
文は人里に到着し、女の子を降ろした。
女の子「お姉さん、ありがとうございました!」ぺこり
文「私の名前は清く正しい、射命丸文です。お見知りおきを。」
こいしはさとりについていかず、人里へ帰ってくるのを待っていたようだった。
女の子はこいしに気づいたようだ。こいしもこちらに気づいて寄ってきた。
こいし「あのさ、あなたのお父さん…◯んだから。私のせいだって言って屋根から飛び降りたよ。」
女の子「え…お、お父さん!」
こいしは人間が◯んだことに罪悪感を感じていなかった。そして女の子に顔を近づけて囁いた。
こいし「◯んで当たり前よね。罪人なんだから。見て見ぬフリしたあなたも同罪だよね…。」
女の子はもうダメだと自覚し、◯ぬことを覚悟したようだ。
女の子「はい…すみませんでした。お詫びに両目を潰してください。」
こいし「……………。」

24:依夢◆1s:2019/08/16(金) 18:45 ID:WW2

こいしは黙っていた。
女の子「え?」
こいし「つまんないなぁ。泣いてくれないと」
くるりと向きを変えたこいしは静かに◯んだ人間を見ていた。

25:匿名さん:2019/08/16(金) 21:51 ID:Wmk

女の子「あ、あの…!本当に、」
こいし「ごめんなさいだって?笑わせないでよwこんなんじゃ満足しないもん。」
さとりが空から降りてきた。
さとり「やっぱり?この子の目も潰さないとね。お燐、お空。この子、押さえなさい。ペットならこれぐらいはできるわね、これから教育しないと。」
お燐&お空「はいっ、分かりました。」
女の子をお燐たちは力強く拘束する。

26:匿名さん:2019/08/16(金) 22:12 ID:Wmk

さとりはこいしに棒を渡した。どうやらこいし自身で復讐を果たしてほしいのだろう。
こいし「ねえ、なんであの時助けてくれなかったの?目を潰されるとは思わなかったって言ってたけど、助けてくれても良かったんじゃないの?どうして?」
女の子は恐怖で黙ってしまった。こいしへの罪悪感と目を潰される恐怖が襲ってくる。
こいしの棒を持った手は震えていた。
霊夢たちが追いかけてきた。
魔理沙「霊夢、どうだ?あの黒帽子からは何か感じるか?」
霊夢「いいえ、彼女からは匂わないわ。」
こいしは女の子に近づいた。そして棒を振り上げた。それでも手は震えていた。
女の子「……………!」
こいしが棒を捨てた。そして、お燐たちに離すように言った。
お燐「こいし様!この人間をお許しになると言うのですか!」
お空「こいし様はこいつに目を潰されたのと同じなのですよ!それなのに、」
こいし「2人は黙って!」
叫んだ。2人は驚いて女の子から離れた。
女の子「え…?こ、こいしちゃん?」
あまりに予想外すぎたので、女の子は状況が把握できていなかった。目が見える、と言うことは分かった。
そしてこいしは女の子に触れて言った。

27:依夢◆1s:2019/08/16(金) 22:31 ID:WW2

こいし「…許したくない…痛かった…どうせなら頃して欲しかった…」
女の子「え…」
女の子は黙ってこいしの話を聞くだけだった。
こいし「だから、あなたには死ぬよりも辛い現実を味わってもらう。親も友達もいない、
ここで」
こいしの言葉の真意に気がついた女の子は
絶句し、泣き叫んだ。
さとり「それでいいの?」
こいし「うん、すぐに終わるゲームはつまらないでしょ?死ぬまでずーっと苦しんでもらうの」

28:匿名さん:2019/08/16(金) 23:18 ID:Wmk

そういうとこいしは女の子を何度も蹴った。
女の子「ぐ、ぐはぁっ!やめ…。」
こいしは何も言わずに蹴っていた。


霊夢(やはりあの子にも乗り移った⁉1匹で2人をも支配しようとでもいうの?)
魔理沙「どうだ?あいつ、何かわかるか?かわいそうに…。早く助けなきゃいけないのに………。」
霊夢「あの2人には九十九の蟲が憑いているわ。狂わせてるのはそいつのせい。どうやって出すかが問題よ。」
魔理沙「くっ、くそ…。」

こいし(私、こんなことしたくないのに…⁉誰かに操られているみたい。誰なの⁉やめて…。)
こいしは涙を流しながら女の子の顔を踏みつけた。女の子の体は傷だらけだった。
女の子「ごめんなさい…。もう許して!」
こいし(許してあげたい!この子は悪くないのに…。)
さとり「人間なんか信用しない!屑な考えしか持っていない!」
魔理沙は我慢ができなくなり、さとりに近づいていた。
魔理沙「マスター………スパアァァク!」
さとり「白黒の魔法使い⁉どうして⁉」


ーさとりloseー

こいしに九十九の蟲が完全に憑いた。
こいし「うぐ…。」
ぴたりとこいしの動きは止まった。

29:匿名さん:2019/08/17(土) 09:17 ID:Wmk

こいし「……すわけない、許すわけない!うあああああああああああっ!」
こいしの目が赤く光った。力、早さが倍増したらしく力強く殴り蹴りしていた。女の子はもう耐えられなくなっていた。体は血まみれでまだ意識はあった。
女の子「ううぅぅぅぅぅ………。」

30:匿名さん:2019/08/17(土) 20:35 ID:Wmk

九十九の蟲「クックックッ、このガキはそろそろ放置して死なせるか。」


こいし「飽きた、そのまま死んで。」
そう言ってこいしはさとりと手を繋ぎ帰っていった。霊夢と魔理沙は女の子に寄った。
霊夢「やっぱり、普通の子供じゃ出せない力が分かるわ。こいしって子、九十九の蟲のせいで力が強くなっている。夢想封印やマスタースパークでは倒すのは難しそうね。」
魔理沙「ひでえ血だな。とりあえず永琳呼ぶか。」

31:依夢◆1s:2019/08/17(土) 21:39 ID:WW2

霊夢「そうね。私はあの二人を追う。女の子は頼んだわ。すぐ戻ってきてね」
魔理沙「おう!行くぞ!」
魔理沙は女の子を抱え永遠亭へ走っていった。
霊夢「これでいい…さて、地底へ行こうかしら。」

32:匿名さん:2019/08/17(土) 22:33 ID:Wmk

ー地霊殿ー

さとり「こいし、またひどい目にあったらお姉ちゃんに言いなさい。いつでも助けるから。」
さとりはこいしを抱きしめそう言った。
こいし「あ、ありがとう!でもまだ痛いよ。」
ぐちゃぐちゃになったサードアイをみせた。かなりひどい有様だった。眼球が原形をとどめていなかった。それほどあの人間はえぐったのだろう。
霊夢が地霊殿を見つけた。そして2人を見つけた。
霊夢「勝手にお邪魔して悪いと思うけど、やり過ぎよ。あの子になぜあんなことしたの?あの子は何も関係ないわ!」
さとりとこいしはこちらに気づいた。そして、小馬鹿にしたような顔でさとりは反論した。
さとり「やり過ぎ?あの人間はやり過ぎた。だからこちらもおあいこですよね。
人間ってなんで物事を平等に考えられないんですか?」
霊夢は、確かに正しいことを言っていると黙ってしまった。
こいし「あれ?それだけ?用ないなら帰ってよ。」
霊夢「帰らないわ。あんた達を退治するまではね。」
霊夢は彼女達の圧に対抗した。だが、こいしが傷つけたからこちらも傷つけたという考えが嫌だったけれど言い返すことが出来なかった。
こいし「なんで?どうして私たちが悪いの?ひどいよ。なんで被害者が悪いっていうの?よくそれで巫女を先代巫女が受け継いでくれたよね。」
霊夢は母の悪口がとても嫌だった。大好きだったお母さん、優しかったお母さん。それをバカにされたのが許せなかった。
霊夢「あんたは確かに痛い思い、そして辛い思いをしたと思うわ。それは私もひどいと思う。でもやり返したらあなたも悪いってことになっちゃうのよ。」
こいしはきっぱりと霊夢から言われて、ショックを受けた。気づいたら涙がポロポロでて座り込んでしまった。

33:依夢◆1s:2019/08/17(土) 22:45 ID:WW2

こいし「う…うぅ…グスッ痛かった、辛かった…ぐちゃぐちゃになってもみんなは笑ってた…だから!私だってみんながぐちゃぐちゃになっても笑ってるの!」
泣きながら叫ぶこいしをみて霊夢は退治するべきは蟲だけだと確信する。
霊夢「…あんたは頑張った。わかった。今あんたには九十九蟲がついてる。憎しみの心ばかりだから支配されてるの。」
さとり「そうですか。では憎しみを晴らし尽くせばいいんです。」
そう淡々と話すさとりに駆けつけた魔理沙が抗議した。
魔理沙「それは違うんじゃないか?お前は本当に人間を殺したいのか!?」
こいし「?当たり前でしょ!だから…」
魔理沙「私はこいしに聞いてるんだ。九十九蟲、お前には聞いてない!」
魔理沙が叫ぶのと同時にこいしの涙が溢れ、
泣き崩れた。

34:匿名さん:2019/08/18(日) 08:07 ID:Wmk

こいし「私は、ぐすっ……この子を殺したくないっ!人を苦しめたくないっ!うあああああ!」
そう叫ぶとこいしからなにか太くて長いものが飛び出た。その大きさは人里さえ飲み込めそうな大きさだった。
九十九蟲「あーあ、もっとこいつの体に居たかったのになぁ。まさか巫女だけじゃなく魔法使いまで俺の存在に気づくとは。」
魔理沙はこいしを避難させた。霊夢はこれほどまでに大きくなるのかと驚いていた。さとりはこれがこいしの本当の心だとまだ信じており、九十九蟲に加勢するようだった。
霊夢「あんたが九十九蟲ね。人の心を操るってことは、その人の本来の心を無駄にしているのよ。いい加減離れなさい。魔理沙、彼はまだ完全にこいしからは離れていないわ。だから油断は絶対しないで!」
魔理沙「あったりまえだ!」
九十九蟲はうねりながら話した。
九十九蟲「なーに言ってんだ?俺はこの2人の心の闇が集まり生まれた妖怪。貴様ら如きが俺を倒すのは不可能。ましてや、貴様らが俺に触れることさえ不可能。無駄な抵抗はやめておけ。」
さとりは九十九蟲に近づいた。そして加勢すると名乗り出た。九十九蟲は大喜びだった。自分の能力で、離れても心を動かすことが出来たと大喜びだった。
霊夢「これは面倒なことになったわね。まずはあんたの力を見せてもらいましょうか。」
そういうと同時に九十九蟲は口から赤、黒の弾幕を吐き出した。

35:依夢◆1s:2019/08/18(日) 10:04 ID:WW2

霊夢「そのくらい余裕でしょ?魔理沙」
魔理沙「あぁ、もちろんだ!」
そう言って二人は二方向に展開した。
九十九蟲「このくらいはウォーミングアップだろ?」
両者とも本気になっていた。
魔理沙「なぁ、人間の弾幕だってすごいんだよ。」
そう言って魔理沙は
魔理沙「マスタースパーク!」
そう叫んだ。

36:匿名さん:2019/08/18(日) 21:15 ID:k36

九十九蟲はマスタースパークを食らっても何一つ痛そうな顔を見せなかった。そして、こんなものかと煽ってくる。
魔理沙「マスタースパークが効かねえだと⁉こりゃ大変な相手だな。」
霊夢「魔理沙!気圧されないで!さとりも攻撃してきてるわよ!」
さとりも強烈な弾幕を撃った。九十九蟲の力でパワーアップしているようだ。
魔理沙が九十九蟲の弾幕で重症を負った。
体は10数メートル吹き飛び山の岩に激突した。その瞬間、腕と脚にに強い痛みが走った!
魔理沙(骨がっ!痛えよ…。)
立ち上がろうとするが立てない。
魔理沙「今回は文に新聞に載っけてもらうって決めてきたのに………。クッソぉぉぉぉぉぉぉ!」
霊夢が2人の攻撃をかわしている。霊夢がこちらに気づいた。
霊夢「魔理沙、大丈夫⁉立てないの?大丈夫だからあんたは休んでて!」
九十九蟲「隙ありっ!はあああっ!」
光線が魔理沙に向かって発射された!
魔理沙「うわあああ!ああああああああああああああああああああ!」
その時誰かが飛び出して魔理沙を覆い被さった。彼女の盾になった。
???「ぐっ……うわあああああああ!」
魔理沙を守ってくれたのは、こいしだった。正面から当たってしまったのでかなりのダメージを食らっていた。
魔理沙「こ、こいし!お前っ!どうして⁉」
こいし「ハアッ、ハアッ、…魔理沙さんが、私を…、私に戻してくれたから。うぐっ!」
こいしは倒れた。息が荒くなっていた。
魔理沙「こいしーっ!どうしよう、私は動けないしどうしよう⁉」


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