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・これは東方二次創作
・オリキャラ注意報
・キャラ崩壊あるかも
？？？「あーあ、また壊れちゃった。もっと頑丈な…そんな人形が欲しい…。」
咲夜「…これで何度目ですか。」
レミリア「さあね。あの子がちゃんとするようにはこうするしかないの…。あの子は加減を知らないから…、ね。」
パチュリー「幻想郷(ここ)で、トラブルとか、あまり起こしたくないものね。なるべく、力とか使いたくはないのだけれど…。」
咲夜「失礼します。」
フラン「咲夜！にっ…人形…！！」
咲夜「えぇ。今夜パチュリー様が、妹様に能力を抑え込む魔法をかけてくれるので、20時にまたきます。」
フラン「…うん。」
また1人ぼっち…！
フラン「もういやぁ！」
ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｯｯ
紅き月と共に、ぬいぐるみたちも、赤い綿を散らす。
フラン｢ﾊｧﾊｧ…。」
そろそろ20時だ…。
ｺﾝｺﾝｯ……ｷﾞｨｨｲ
パチュリー「フラン、こっちへ。」
何をするんだろう…。
パチュリー「
！」
フラン「あれ…ここは…。」
見たところ…牢獄…？
そこは、古びた鉄格子に、錆びた鎖。そして何より、冷たく硬い床。ここは…？
咲夜「ここは、地下牢…、です。」
フラン「なんで！？」
レミリア「フラン、よく聞いて。あなたは、
『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』
を、持っているの。」
フラン「！？」
だから…壊れたのか…。
レミリア「だから、あなたの能力を抑えるために、いや、フランのために、ここでしばらくくらしてもらうの…。」
フラン「いやだよ！そんなの！お姉様や、みんなと離れるなんて！」
レミリア「ごめんね…フラン。」
ｷﾞｨｨ…ｶﾞｼｬﾝｯｯ
フラン「そんなっ！おねえさまぁぁぁぁ！」
なんで！なんでよ！
咲夜「妹様、御食事をお待ちしました。」
フラン「咲夜！ここから出してよ！」
咲夜「そのお願いは…承知できかねます。」
フラン「そんな！」
咲夜「申し訳ございません。」
ｺｯｺｯ…
ヒールの音が遠くなってゆく…
食べる気になれない…
？？？「くっくっくっ！」
フラン「だれ！？」
？？？「名前を聞きたいなら、まず自分の名から名乗れ。愚か者。」
フラン「わ、私はフランドール…！」
正星「あたいは正星！(せいせい)」
邪星「私は、邪星。(じゃぼし)」
フラン「へー。」
正星「フラン！あそぼ！」
フラン「えっ？あ、うん！」
邪星「遊ぼう。」
正星「それにしても、ここせまいなー。」
フラン「しょうがないじゃない…。」
邪星「狭い方がテンション上がる、ね。」
フラン「ん、あぁ、そうね。」
正星「お姉ちゃんったら、なんでそんな、いっつも！無関心なの！」
邪星「正…。」
正星「何する？あ！弾幕ごっこ！」
フラン「弾幕ごっこ…？」
邪星「弾幕の撃ち合いみたいなものよ。」
フラン「面白そう！」
正星「ここの空間は好きにできるんでしょ？」
フラン「ええ。」
邪星「そうと決まれば。」
フラン「これは？」
邪星「これは、結界よ。壁や、床が傷つかないようにね。」
フラン「へぇ、じゃ、やろう！」
正星「よーっし！正義『ヒーロー・ズ・ライト！』」
邪星「じゃ、悪党『悪魔の囁き』」
フラン「禁忌『カゴメカゴメ』」
正星「うわっ！あたいより強い！」
邪星「まあまあね。氷符『鋭き涙の氷柱』」
フラン「わっ！」
いてててっ…。
邪星「わ、大丈夫？」
フラン「ありがと！とっても楽しかった！」
正星「それならよかったぁ！じゃーね！また明日！」
邪星「じゃ。」
あれ…なんか疲れた。久しぶりに使ったからかな…。今日はもう寝よう。
咲夜「妹様、夜ご飯…。もうお眠りになりましたか。早いですねぇ、まだ18時なのに…。」
気がついたら、寝ていた。
ってあれ…もう朝！？あっ…ご飯食べてない…。お腹すいたなぁ…。あ、あった。咲夜…。
正星「ヤッホーーーーーーー！！」
フラン「わっ！？」
邪星「コラ。」
正星「どーだ？びっくりしたデショー！」
フラン「もー！」
咲夜「______のようです。」
レミリア「そう、報告ありがとう。咲夜。」
なんだろう…嫌な予感がする。
私の予感は的中した。
正星「はなせ！はーなーせー！」
パチュリー「ダメ。あなたが出入りしてたのね。」
！？
邪星(ﾁｯ…。つかまったか。出来損ないが。)
フラン「邪…。」
邪星「ちょっと静かに。私まで捕まりたくないわ。」
フラン「う、うん。」
邪星「化け『取り戻す。』」
パチュリー「！？どっ、どこに…？」
正星「ありがとー！」
フラン「よかったぁ…。」
フラン「んー…。」
多分、正星は、助けるとかの、炎系の狐だろう。邪星は復讐の氷の狐かな。
氷符っていってたし…。
フラン「ねえ、邪星、あなたのスペルカードって？」
邪星「ええっと…。
悪党「悪魔の囁き」「ヒーローキル」
氷符「鋭き涙の氷柱」「雪氷の矢」
化け「取り戻す」「死神の迎」
くらいかしら…。」
正星「おおっい！無視しないでよぉ！」
フラン「あっ、ごめんごめん。」
正星「もぉー！」
お姉様…。
正星「何話してたのー？」
邪星「えぇっと…。」
フラン「スペカの話！何を持ってるかっていう。」
正星「じゃあ、あたいも言ってみるわ！
正義「ヒーロー・ズ・ライト」「天の兵士たち」
炎府「燃え尽きる涙」「神様のお使い」
くらいかなぁ。」
フラン「じゃあ、邪星とスペカ似てるようで違うわね。」
邪星「まあ、性格とか全てが、正反対ですから。」
正星「そういうことあんまいわないでよ〜！一応、双子なんだからっ！」
フラン「つまり、正星は、双子の妹？」
正星「そっ！」
邪星「そう。で、私が姉。」
フラン「へえ〜。」
正反対かぁ…。
あれ、どこかで見たことあるような…ないような…。
パチュリー「やっぱり、出入りしてたのはあんただったの…ね。」
正星「あーっ！」
邪星「パチュリー…。私たちをころそうと？」
パチュリー「ええ。正確には、消そうと思っているわ。」
フラン「…っ…。」
体が動かない…何を離しているんだろうか。
パチュリー「あなたらは、吸血鬼、なのに吸血鬼を襲おうと？」
邪星「パチュリー、何か勘違いしてないか？」
正星「あたいらは、ころせないよー？」
パチュリー「どういうことかしら？」
邪星「自分で考えろ。化け死神の迎。」
レミリア「まちなさい。あなたはだれ？どうやって入ったの。」
パチュリー「レミィ…。」
レミリア「咲夜！」
咲夜「はっ。」
ｸﾞﾜﾝｯ…
おねえ…さまっ？どうしてここに…みんな？
邪星「教える筋合いはない。じゃあな。」
正星「あっ！ま…っ！」(やばい…たすけてよぉ！)