【短編】宇佐見蓮子は叫ばない 「闘技場」

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1:フロウリバー:2023/08/10(木) 22:12 ID:Pd2

メリーに呼び出され、酒場「バー・オールドアダム」までやってきた蓮子は、メリーに促されるままにイタリアでの「”奇妙な”体験」を語り始める。

4:フロウリバー:2023/08/10(木) 22:16 ID:Pd2

そして彼は私の方を向くと、真っ直ぐこちらに向かって歩いてきたんだ。このままでは殺される。そう思った私はすぐさま逃げ出した。暫く後ろから男がイタリア語でなにか叫んでいたが、私は逃げることにだけ集中し、走った。いつの間にか男はいなくなっていたけどね。最後に闘技場の写真を撮ったあと、私は「プロフーモ メゾン ドーテ」というホテルに戻ることにした。午後6時くらいの頃だったかな。帰りの道中、怪しげなことはなかったが、なぜか腕に切り傷が付いていたんだ。そういえばコロッセオで闘士の男から逃げている最中、腕に鋭い痛みを感じたんだ。もしかしたら、知らず知らずのうちに腕を切られていたのかもしれない。・・・おそらくだが、今でもコロッセオには闘士たちの亡霊が彷徨っている。興味本位で闘技場を覗きに行くと、碌な目に会わないと思うよ・・・と、これがイタリアで体験した奇妙な話の内の一つだよ」
 ようやく蓮子はイタリアでの体験を話し終えたのだが、メリーは蓮子の言葉の最後の部分に疑問を覚えた。
「ん?奇妙な話の内の一つ?」
「えぇ、奇妙な話の内の一つよ」
「ちょっと待って・・・ってことは、まだ奇妙な体験があったってこと!?」
「そんなに驚かなくてもいいじゃない。」
「そこんところもっと詳しく教えて!」
「えぇ?・・・まあいいけど」
このあと一時間以上、蓮子のイタリアでの奇妙な体験の話は続いた。


《「闘技場」❘❘ 終わり】


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