分かっていた結末

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1:エフォル:2014/06/28(土) 19:06 ID:EkE

分かっていたのに

2:エフォル:2014/06/28(土) 19:07 ID:EkE

ただ、少しでも周りの笑った顔が見たかった。それだけの思いで努力した。
  私が良い成績と取ると、家族が笑ってくれた。だから努力した。でも、私は要領が悪いから、次第に体調を崩していった。そこから徐々に私は壊れていった。
  気がついたら、複数の団体の責任者となっていた。それぞれ色々な理由はあるが、単に「君になら任せられる」「君しかいない」という期待を込めて私を任命してくれた。私はそれが何よりも嬉しかった。誇らしかった。今までの自分の努力は決して無駄では無かったと信じさせてくれた。

3:エフォル:2014/06/28(土) 19:08 ID:EkE

この時点で、自分の考え方の異変を感じ取るべきだった。人の見方が私の主観にすり替わっていた。人にどう思われるか、どうしたら自分は人に好かれるのか、どうしたら周りは笑ってくれるのか。そして、どうしたら私を必要としてくれるか。
  自己中心的なのか、それとも人の上に立つことへの優越感から来る自信過剰なのか、それとも、本当に周りの事を考えて動いているのか、それが今では分からなくなっていた。ただ、心の何処かで優越感に浸っていたのは事実である。「私はこんなにも努力しているのだから」とどこかで見下していたのかも知れない。

4:エフォル:2014/06/28(土) 19:08 ID:EkE

しかし、現実の世界はそのような考えを持つ者に成功をもたらさない。真の意味での成功者とは、自分の中で確固たる自己、自意識を持ちつつ、人の意見を聞き入れ、柔軟な対応が出来た結果に成功をした者を指すと考える。つまり、私は根本の所で成功者になり得ない資格、傷を最初から負っていたのだ。柔軟な対応、臨機応変、それらは私に致命的に欠けている物でもある。ある一定のレベルの欠損であれば、それらは結果を生む。事実として私自身もある程度の成果は収めていた。これだけは今でも誇っている。
 だが、間違った方法で手に入れた結果はすぐに自身への代償という形で返ってきた。体調を崩し、団体の役員と揉め、日常の作業は失敗続き、さらにそれがまた新たな事件事故として私をすり減らしていった。

5:エフォル:2014/06/28(土) 19:08 ID:EkE

 「どうして、こんなに努力しているのに幸せになれないのか」と本気で考える事が日常となった。「悪い事をした人は幸せになれない」と言われてしまえばそれで終わりである。周囲が知らないだけで、私が話していないだけで、人に言えない事も沢山やっていた過去がある。私は自分が可愛いから、そんな状況でも「こんな仕打ちは酷過ぎる」と涙を流すばかりである。
 ただ、助けて欲しかった。理解してくれる人が欲しかった。過去にそういった事で頼り過ぎて傷つけた人々がいた。そんな中でも自分と関わってくれる人々もいた。
 世間一般でどう解釈されるか、私には分からない。私が考える努力と今この文章を見ている貴方、友人達が考える努力と比べると程度が低すぎるのかもしれない。しかし、私はそれでも、こんなはずじゃなかったと嘆くばかりで日々を過ごしていく。
 いつか、夢の国や魔法の国の世界のような、平凡で単調な笑顔が見たくて。


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