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1:_ruieos◆Zc/2.:2021/03/21(日) 22:38

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思想の掃き溜め
あったことをあったように、感じたことを感じたように。気取らないことが目標です

2:_ruieos◆Zc/2.:2021/03/22(月) 00:03

太宰治との出会いと、『人間失格』

私が太宰治に出会ったのは、確か小学校中学年の頃だったと思う。
母方の祖父母の家が兵庫県にあって、そこには基本的に何もないから、本棚から適当に抜き取った書籍で時間を潰していた。
いつも通りなんとなく目に留まったやつを深く考えずに取ったんだけど、それが『人間失格』だった。
そのときはどう感じたのか忘れたけど、鬱にはならなくて、でも何故か『人間失格』というタイトルが頭からずっと離れなくて、去年ふとそれを口にしたら母親が買ってきてくれた。新品でも100円とかで売ってるらしいです。なんなら太宰治が没後70年経過しているので青空文庫に行くとタダで読めます。
いざ読み始めると、想像の5000倍くらい鬱でちょっと笑った。鬱というか、全体になんとも形容しがたいくら〜い雰囲気が充満していて、鈍感な私にもただならぬ事態であることがどんどん分かってくるというか、とにかく初見ではそんな感じがした。
やっぱり初めて読んだ小学生の頃よりもいくらか感性が発達しているので、細かい表現とかも多少理解出来るようになっていて、我ながらそういうしょうもないところで感動したりした。
やっぱり読んでいて思うのは、太宰治、インターネット的な恥の感性の表現が非常に上手い。現代にも通ずるような、そしてインターネットでは往々にして「鬱」の一文字で語られる様々な感情の描写が巧みで、凄く共感出来る。私は太宰治の文章で「どの時代でも若者は皆同じ感性なんだな」というのを強く感じた。
正直、私からしたら太宰治ってどちらかというとツイッタラー寄りなイメージがある。彼の文章には、ツイッターの病みアカウントがアップしているポエムのレベル2億みたいな風情がある。
ツイッターを見ていると、精神的にかなり追い詰められているような人間(特に女性)はだいたい太宰治を推しているような気がする。本当に自己肯定感が死んでいる人種。自分の顔が嫌いで嫌いでたまらないとか、過去にハチャメチャにいじめられていたとか、やっぱり大庭葉蔵(『人間失格』の主人公)と重ねてしまう部分があるのだろうか。

3:_ruieos◆Zc/2.:2021/03/23(火) 01:10

『TikTokと、創作』 ※未完

中高生のほとんどが利用しているSNS、TikTok。
TikTokから流行り出す楽曲も割とあり、例えば香水やら猫やらはその類いだった気がするのだが、やっぱり見ていると似通った系統のものが多い。
大抵失恋している。「終わってしまった恋」の美しさを歌っている。「いなくなってしまった君」への複雑な感情を歌っている。
確かに一つ一つをピックアップして見てみると「いい曲」ではあるんだけど、ではそれ以上にはなるか?と問われると、肯定することはできない。
正直言って、ついていけない。量産型の“名曲”が持て囃されて紅白だなんだと連日お祭りが起こっている現状を受け入れられない。
俺たちが熱狂して、手を伸ばして、最後まで届かなかった「表現」ってそんなものなのか? 私が日夜おかしくなってしまう程に追い求めた愛は、そんなに薄っぺらいのか?

 白紙一枚、そのはにかむような笑みに僕は全てを賭したんだぞ。
私は忘れることができない。ふと口を衝いて出た「表現をやめたくないですね」の一言に狂わされた日々を。全ての価値が集積する焼却場を。死んだユーモアと、自ら潰した

体温を。追い求めすぎて疲れ果てて、周りみんな才能に溢れてて、自暴自棄になって壊した居場所の幻影を。
まだその時のこと鮮明に夢に見るんですよ、ほとんど半狂乱の体になって、絵を描いて、歌を歌って、小説を練って、全部ドラッグアンドドロップで土に還しましたけど。
私は、創作が好きです。哲学が好きです。そうやって精神世界に沈んでいって、やがてどうしようもない虚飾を自覚して死に至るみたいな生き方への憧れを捨て切れません。

4:_ruieos◆Zc/2.:2021/03/23(火) 01:12

>>3
文書保存時のミスで変な位置に改行と空白が挟まれています

5:_ruieos◆Zc/2. hoge:2021/04/04(日) 18:08

『発達障害とインターネット、夏』

お恥ずかしい話だけど、「天才」には正直めちゃくちゃ惹かれるところがあって、自分もそういう突出した才能を早く見つけてやりたいと思う。あるいは悪魔の証明になるのかもしれないけれど。
黙っていても何も始まらないから、インターネットで「天才 診断」と検索をかけていろいろやってみた。
結果として、よく分からなかった。
「あなたは100%天才です」と言われることもあれば、「あなたは天才度0〜30%の凡人です」と言われることもあって、綺麗に二極化されているのは面白いなと思った。「あなたは未曾有の天才です!今すぐその叡智を人類の為に使いましょう!」なんて言われたこともあった。どうにも怪しいと思って調べてみたら、どうやらどの選択肢を選んでもその結果が表示されるらしいということが分かった。
私は恐らく発達障害と精神疾患をいろいろ患っていて、いずれも所謂「グレーゾーン」だから診断が出るかは微妙で、ってかそもそも通院という選択肢が家庭の事情に因って閉ざされているのでどうしようもない。
でも、そういう人の特徴、みたいなのを箇条書きで示されたときだいたい当て嵌まってるので多分そうなんだと思う。だからどうということもない。そうだからといって許される罪なんてないし、そういうものを支柱にして生きるのなんてあまりにも味気ないと思う。
でも、私は弱いから、味気ない生き方を自発的に選び取ってしまう。正直、自分のどこかに必ず障害があると信じ込むとかなり精神的に楽になる。
例えば天才には精神疾患や発達障害が多いらしい。それを公表している著名人の方もたくさんいて、その中には米津玄師さんという私の尊敬するアーティストさんもいた。
米津玄師さんは、20歳頃に「高機能自閉症」の診断が出たことを公表している。「自分と社会との間に生じ続けていた小さな違和感にもっともらしい名前が付いた」というようなことを仰っていて、米津さんらしい丁寧で素敵な表現だと思った。
私は直前に読んだものに文体を大きく左右されるタチなので、このレスは80%が米津さんのブログに影響されてできたものです。本家を読んでください。→https://reissuerecords.net/diary/
とにかく、私は、そういうものに縋ってやっとか細い轍を残せるどうしようもない人間です。でもそういう脆さも天才の特徴だって聞いたので今日も生きます。

おまけ 夏について
私が語彙力的な、ことばの表現者的な意味合いで尊敬する人は、だいたい「夏」にとてもこだわっている気がします。
夏が来た、夏が終わった、今年の夏は云々、そんなに夏が好きなら夏にちゃんと向き合ってあげればいいのに、興味もない、むしろ大嫌い、みらいな顔で、
頭痛が凄いので終わります 新学期、と言えば、そろそろ夏が来ますね


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