>>86-90 晶くん
あき、ら……くん?ねぇ、晶くん、だよね?……やった、やったよ、やっとボク…晶くんに逢えたよ。ごめんね、ごめんね……ずっと、ずーっとキミを待たせちゃったよ、ボク。( 両目見開き彼の姿を見つけては瞳の奥が潤み。溢れ出しそうな涙を堪えては唇噛み締め笑顔作り、後ろからぎゅーっと抱き締めて。 )
ありがとう、ありがとう……晶くん。ボクをずーっと待っててくれて。ボクね、本体さんがヘマをしちゃったってなった時……ずっと逢えなくなっちゃうかと思っちゃった、自分には不思議な力があるってのに、それを……信じる事が出来なくなっちゃったんだ。けどね、けどね、晶くんが願ってくれたから……ううん、キミが力を貸してくれたお陰で最大級の魔法が実現したんだよ?ありがとう……ありがとう、晶くん……!ボク、晶くんが一番好き。世界で一番……ねぇ、ボク……その、晶くんとならいい、よ?( 俯き頬染め/!? )
──で、ね?
ボクの本体さん、書く速さが忙しい所為で遅くなっちゃうんだけど、夏祭り、行こ?ボク、晶くんと一緒に…わたあめ食べたい!( えへへ )
…ミ、オン、ちゃん…?( ちらりと後ろを伺うと、信じられないように目を瞬かせ。やがてゆっくりと瞳を閉じると、穏やかな笑み浮かべ自分抱きしめる相手の手にそっと重ねて。 )…おかえり。
やっぱミオンちゃんは、すごい魔法使いだね。( クスッと微笑み )…は!?あ、いや、お祭り!夏祭りの事だよね!?( ぼふりと顔を赤くすると、それを誤魔化すかのようにわたわたと忙しなく身振り手振りわちゃわちゃ/逃げた )
大丈夫だよ。ミオンちゃんの為なら、待つのなんて全然構わないさ。一緒に行こうか!( へらりと笑うと手差し出し )
…あー、もう。ミオンちゃんってば。俺の恥ずかしい一人語りなんて、 無視してくれてよかったのに。( 赤面ぽそ )