おかあさん、おかあさん。きっても…いい?
(貴女の手を引く、しなやかな腕はまだ誰も触れたことが無いような真っ白で純粋なそれ。わたしたちのおかあさん。目の前のひとはおかあさんを貶したわるいひと。おかあさんの手も、顔もおめめもお口も、こーんなに綺麗なのに悪口を言ったんだ。おかあさんを悪くいう人は、敵だよ。あ、おかあさんが許可出してくれる前に…きっちゃった。真っ赤な宝石が噴水の様に吹き出した。ふぅん、きたない言葉を使う人でもこんな綺麗な色、出せるんだねおかあさん。ナイフでお腹の中をぐちゃぐちゃにしたよ。あ、しんぞう、みーつけた。)
おかあさん、おかあさん。これ、あげる。おかあさんが言ってたココロ。……おかあさん、ずーっと言ってた。あの人のココロが欲しいって。ほめて、くれる?
凄まじい急展開をありがとうございました。(完結。)