>>22
あんがとー
( / いえいえ~。素敵な初回をどうも。絡ませていただきますね。)
( チリン、となったドアベルに手を止めちらりと顔を上げ。よくやってくる程よい茶髪を目に止めれば、もともと細い目を更に細め、色とりどりに光る電球の光を受け優しく笑み。「いらっしゃい」の一言を投げかけなかったのは、何処かどんよりとした雰囲気を纏った彼女への彼なりの優しさなのだろうか。時間帯と雰囲気柄、恐らくの注文を予想するとそこに手を伸ばしかけ。勘違いでは困るので途中で躊躇したが、内容を聞けば安堵の笑みを浮かべ。頼む人が一人でもいる酒は知らぬ間に慣れるもので、手早く用意すると相手の顔を見ないようにしながら作り始めて。酒柄少々腕が疲れるが、角度をキープした口角が上がらず下がらず、楽そうに笑っているが表情筋にかなりの力が入った様子は水中で足を必死に動かす白鳥のよう。そう連想を浮かべるうちに手は勝手に動き、気づいた頃がなんなのか、1つ言葉を添えて注文の品を、)
ごゆっくり、お嬢さん
>>24 紅葉 様