―― 、( 目ぱち、目線此方へ ) あら、舞台設定とか諸々の説明ってわたくしの担当だったかしら …( カップことん、首傾げ ) … そういえばそうね、やだ、忘れてた( 舌ちろり )
そうねえ、まず、銀の匙戦争から説明しようかしら、。( 一呼吸 )
“ 銀の匙戦争 ”って、わたくしが勝手に呼んでるだけなんだけれど、まあ、名の通り「 銀の匙を奪い合う争い 」ってこと。
―― あそこに振り子時計が見えるでしょう?( 指さし ) あの振り子時計が3回鳴って3時を知らせたら、戦争の合図。 紅茶一派とお菓子一派に分かれて、どちらが先にこの館の主の紅茶好きさんに食べてもらえるか決めるの。ほら、先に食べてもらえることって、とっても名誉なことじゃない( ふわり ) わたくしたち、普段は仲がいいんだけど、プライドってものがあるでしょ( けたけた )
そうやって、3時半まで戦って、銀の匙が手元にあったグループが勝ち。銀の匙はキッチンにひとつだけあるから、先にキッチンを陣取っていた方が有利なのよね。でも3時きっかりから始めるから、それより前に居座ってるのはナンセンスだし、アンフェアよ( 人差し指ぴん )
銀の匙戦争についてはこれでいいとして、と。( ふむ ) ああ、そう! 館内と伽羅の説明もしなくちゃ、( 手ぱちん )
館は2階建て。煉瓦の洋風建築ね。ひとりひとりにお部屋が当てられて、あとは書斎とか、キッチン、応接間、食堂、其の他生活に必要なものが揃ってる。ここはテラスね。庭が一望できて綺麗でしょう( ふふ ) 大体、お茶会はここでするの。そう、地下に大きな書架もあるの。わたくしは滅多に行かないんだけどね、( 苦笑 )
わたしたちはお紅茶やお菓子の化身、まあ、擬人化された人たち。魔法だって使えちゃうのよ、御都合主義でごめんなさいね( うふふ )
一応、使用人という形で主様に雇ってもらってるわ。だから、食事やお茶をお出ししたり、掃除したりするのはわたくしたちの仕事。
… それにしても主様ったら太っ腹よねえ!うるさいわたしたちを置いて下さってるんだもの。まあ、実際、結構な物好きお方なんだけど( ひそ ) あ、これ、言ったことは内緒ね?( に )
主様は一日中ずっと書斎に篭ってたり、外に出てたりで、あまり会えないのだけれど、3時半にはお茶を飲みに部屋からテラスに出てこられるわ。お外から帰ってきたときは台所にお土産の茶葉とお菓子を置いてくださるのよね。
と、まあ、こんなところでいいかしら?( ふう )
いっぱい喋ったら疲れちゃったわ、( へへ、紅茶一飲み ) __ 勿論、貴方は紅茶派でしょう?( にっこり / バトンタッチです〜〜 )
世界観はだいたいこれ??っす >>690