んー…もうそろそろかな?
(いつもの4人の待ち合わせ場所に1人、梅雨になれば必ず見るであろう綺麗に咲いた青色の紫陽花を眺めながら、ぽつんと静かに佇んでいて。珍しく早く用意が出来た莉子は、家にいても暇だったのでここに来た様子。
ふと思い出したかのように右手に持ったオレンジジュース専用の水筒を傾けながら、空いた左手でちらちらと携帯で時間を確認し、皆が来るであろう方向を見つめていた。)
んん…もうそろそろ、かなあ
( いつもの待ち合わせ場所に一人、ぽつんと静かに佇んではぽつりと呟く。待ち合わせ時間はもうすぐ、なはず。普段より手早く用意が終わった彼女はどこかつまらなさそうに、片手に持ったジュースに口をつける。そして何度目かの時間を確認しては水たまりをぱしゃん。そして皆の家の方向を向きつつ、隣に綺麗に咲いている青の紫陽花に手を伸ばしてはゆるりと撫でて。 )