…もう一回……三小節前から……
( 練習も終わった音楽室の中ひっそりと呟いた声は蝉の喧騒に消えていく。汗を拭いつつ、びっしりと書き込まれた楽譜を睨み、先程間違った指の所と不安定な音程の所に丸を付ける。床に置いてある止まったメトロノームのぜんまいを巻き、さっきのリズムより遅めにカチカチと鳴らしていく。すっと背筋をただし相棒といっても過言ではない少しだけメッキの剥がれたホルンを少し苦笑いしながら撫で、構える。すっと息を吸って先程のフレーズを奏でるが満足がいく演奏ではなかったのかマウスピースから口を話し、悔しそうに唇をぎゅっと噛みしめ、本当はつば抜きをしなくちゃいけないがそれもやらずに、ぐっと涙をこらえて飢えを向き、ぼそりと一言 )
…うまくっ……なりたいっ……
るーたん………僕死んでくる、さがーさないでねー()
頑張って>>792の人だよ、ははっ