「 」
「 ッぐぅ……こ…さかっ… 」
気絶した彼の首に咲いている赤い蝶々をみて、さらに罪悪感を募らせる。一瞬でも綺麗だと思ってしまった自分が何処かにいて。口から溢れる言葉は嗚咽混じりの安っぽい言葉だった。
「 っあぅ……おれ………また、…あん…じょ…の……ごめん、…ごめんっ 」
ふっと、我にかえり、先ほどまで力を込めてていた両手を離す。
「 …なぁっ、……なぁ…ってばっ!… 」
震える声を発しながら、気を失っている同居人の肩をゆする。
もしかしたら死んでしまったかもしれない。そんな嫌な予感を抱えたまま肩を揺らし続ける。
系列ガン無視
まとめ、かくよ