死にたい、そう思ったのはいつからだっただろうか。いつも明るく、そして掴めない、それに囚われていたのかも知れない。いつからかわたし自身ではなくて『 レイ 』という他人からみた人格が空回っているような気がした。みんなを心配させないため、みんなの期待を裏切らないために頑張った。でも、そんな『 レイ 』を演じることさえも、だんだん疲れてきた。カーディガンの袖の下には無数の切り傷。俗にいう、リストカットというものだ。
>>690の小説に出演して、レイを救ってくれるお子さん挙手!!!