ガラスの靴なら いつでも、届けに行くよ? 〜part18〜

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308:匿名:2019/09/24(火) 16:44



人についての情報量は死ぬほどある。性格、性別、容姿、筆跡などなど。人間すきを豪語する私はその情報量をできる限りインプットしようとする。だからか、興味がないと感じた人の記憶は数日で忘れてしまう。それは無論名前もである。まぁ、それはいいことはあるんだけども、まぁ、あそこまで拗れた話になるとは誰がおもっただろうか。そう思いながら、スプーンで薄茶色の紅茶の水面を右回しに三回回してお願い事を唱える。目の前にいる彼はため息をついて、こちらを一瞥する。

「 その願掛け意味あんのかよ…今日の戦争はもう終わっただろうが 」

そういうのは角砂糖の彼である。そのご指摘はごもっともだが、そもそもこの紅茶の占いは私がやりたくてやっていることなのに……。なんて軽口が言い合えるようになって数ヶ月。まぁ色々あったなぁなんて考えていると、目の前の彼は再び口を開く。

「 …おい、レイ、ぼーっとしてるけど具合でも悪いのか? 」

私が静かだと具合が悪いことになるのか。なんて思って少しだけ頬を膨らませて、先ほどまで思ってた事を口にだす。

「 少しまえまでの出来事を思い出してただけですー 」

そういうと一瞬たじろぎながら、視線を泳がせる彼。その様子を見て、ふっと勝ち誇ったような笑顔を浮かべながら、紅茶を一口のむ。どうせだったら今日は

「 今日は過去のお話をしようか、長くなっちゃうかもだけれど 」

これまでの少し前までの君とわたしのおはなしを。

私が覚える所から。
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ここ最近なにかを忘れている気がする。それに気付いたのはふとした瞬間だった。なにかが消えてる。でもまぁいつも通り興味がない人を忘れたんだろうとその時は思ってた。そう、今日もここにいる人を観察して、戦争。そしてお茶を飲んで、今に至るって訳なんだけど……。何を忘れたのだろうか。まぁいいや、なんて思いつつ紅茶を口に含む。紅茶の分量を間違えたのか、とてつもなく苦い。ミルクを入れるか、角砂糖を入れるか。二杯目はきっとこれよりも濃いのだろう。どうせなら両方入れちゃえとミルクを入れ、少し悩んだあと角砂糖を一つ掴む。そのまま数秒、砂糖の塊をじっと見つめ紅茶にいれる。その時に感じた違和感はミルクの中に溶けていった。ふっと視線をあげるとそこには人がいた。多分間違いじゃなければこの館の人なんだけど。えっと…名前…は、……なんだっけ?

「 …ぁうぇっ、…と……くーちゃんどうかしたの? 」

目のまえにいる彼は視線をさまよわせている。もしかして地雷を踏んじゃった?そう思いながら彼の情報を思い出そうとする。でもどんなに頑張っても彼に関する情報が出て来ない。あくまでも思い出せるのは基本的な情報だけ。完全に忘れたわけじゃないけど、目の前の彼に関する記憶だけきれいに消えている。戦争やいつもやっているお茶会の時に彼は果たしていただろうか。居たことはいたのだろうが、彼と会話した記憶があまりない。

「 …、わたしと、くーちゃんって…仲良かったよね?… 」




めちゃ、途中、記憶喪失前半、くざとくん喋ってない


薊:2019/09/24(火) 16:54 [返信]


>>308かくか、席が嫌すぎるのではくか、おぇって、はくか( 思考回路 )


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