辺り一面、血のように赤い曼珠沙華が咲いている。その花畑の中にいるのは彼とわたしのみ。その花畑の中で佇む彼に近寄ると彼はわたしの背中をおす。いつものように袖口を口元に当てて微笑みながら。
「 __________ 」
そのあとゆっくり血の海のような花畑に彼は倒れていく。わたしは彼の手を掴むことが出来なかった。彼に押された反動で、彼に手が届かなかったから。
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はっとなり、目を覚ますと自分の部屋。回りにはこの屋敷の皆がいるが、彼の姿だけない。唯一起きていたスマホをいじっている彼がこちらをむくと安心したかのように声をかける。
「 よかった、……目が覚めて、おはよう、レイちゃん 」
彼がわたしの頭を撫でながら、告げるも私の問いかけの彼の返答は残酷だった。
「 ……りく、…おにいちゃんは? 」
「 ______ 」
あぁ、やっぱり、諦めたように微笑み、再び彼のいるあの花畑へと向かおう。
これどないしようね、書くけども
>>613と
歪んだレイリク