>>1000
君と出会って、三年目の記念日、
今日も僕は、
君を焦らしたくて忘れたふりをして眠った。
廊下から足音が聞こえる。
部屋の前でピタリと止み、ドアが開かれる。
彼女に何と声をかけられるか楽しみにしていた。
薄めで見たが、暗くてよくわからない。
だが、それに気づくのにはそう時間はかからなかった。
キラリと月明かりに照らされて糸のようなものが見えた。
ピアノ線だ。
頭がうまく回らない。なぜそんなものを持っているのか
わからなかった。驚きのあまり飛び起きたが、
すでに馬乗りにされていて、足が動かなかった。
そうして、暗闇からか細く震えた彼女の声が聞こえる。
「あなたが全部悪いの」
次の瞬間彼女が勢いよそれを首に巻き締め付けた事を覚えている。
僕は愛を求めすぎた。その日は満ちそうで満ちない月だった。
まるで彼女の心を表しているようで申し訳なくなった。
だけど、僕は彼女に愛されている事に満足し、瞼を閉じた。
---------------------------------------------
えーっと。
葉っぱを一旦休みます(?)と言っても春休みの課題が終わったら戻って来ます。
休んでる間もちょくちょく見に来ようとは思ってます。
つぶやきが終わったら本格的に開始です(?)
以上です!