自注すると、
病気なのかなんなのか、僕は女の子の右側がうまく描けない。
そこで、右側をいっそ崩壊させてしまおうと考えた。
崩壊の部分に、戦後アメリカアートの文脈を混ぜることができる。
だから右目をよく見ると、女性器だったり、煙だったりする(マルセル・デュシャン)。
「死なねば生きぬ」は、キャラで、これをグニャグニャさせて、撒き散らかした精液を暗示させる。
あほ毛も、精液の軌道を描く。
いちいちおっぱいがちらりと見えるのは、フェミニズムである。
あと、手がないのは、不自由な自我の比喩である。