【 定義. 】
ここでは、妖とは、鬼を守護する人では無い多種族の総称。東洋の妖を指す。鬼は含まない。
高い治癒力、種族によっては高い戦闘力は特殊能力を持ち、鬼の影として付き従う。
同じ妖でも一族から罪を犯す等してはぐれたもの( 新選組に現れた三ツ目狼、とか )は妖堕ちと呼ばれ、鬼に害なすものとなる。
人に必要以上に干渉しないのが暗黙の了解となっており、人を傷付ければ一族からはぶられる。
一族…特に九尾( 妖狐 )、烏天狗、犬神の一族は純血や混血に厳しく、混血は一族の恥だと馬鹿にされ、純血は強い子を作る為に重宝される。但し、純血でも子が出来づらい者は虐げられる。
九尾( 妖狐 )…3家の中でも強く、純血の力は計り知れない為、少女も仇なす事がない様に九尾の力を八割封印された。人型、半人型、獣型になれる。混血は赤い炎を扱うが、純血は青白い陽炎の様な炎を使う。少女は現在の当主。
烏天狗…3家の中でも中間の強さ。代々雪村家を守護していたが、滅びた為に今は江戸の山奥でひっそりと暮らしている者が多い。風を司り、半人型の時は大きな翼が特徴。青年は現在の当主。
犬神…3家の中でも力にばらつきのある種族。大抵憎悪といった負の感情で強さが増す。犬神の一族は唯一他種族も受け入れる一族で、純血は少年のみ。少年はまだ妖としては幼い為に次期当主。突飛な能力として負の感情を力に変える。鬼程ではなくとも怪力にもなれるし速さを増す事もできる。但し、その反面頭より体を動かす派故に攻撃は些か単調。※犬神とは犬を頭部のみを出して生き埋めにし、または支柱につなぎ、その前に食物を見せて置き、餓死しようとするときにその頸を切る。そして頭部を土に埋め、土の上を人間が歩く度に負の感情を増し、その怨念が犬神となる。…という方法で生まれた為両親は居ない。※諸説ありますがここではこの設定です。
妖も人間と同じ様に育つが、20〜30歳くらいで見た目の変化がなくなる。人間の何倍もの時間を掛けて老いる。