親はクズ、周りの子供もクズ。
何も信じられないし信じたくもない。
昔から山崎は自分しか信じられない子供だった。
父親はパチンコ、競馬等々ギャンブル三昧、母親は酒に溺れたヒステリー。
周りの大人はそんな親を笑うだけで手を差しのべる事も無い。
子供だって同じようなものだった。
中学に進学した辺りでも周りとの違い、そして溝は埋まらず仕舞いで山崎は孤立していた。
「嫌だなぁ、本当に」
不意に零した言葉は無表情の中で吐き出された。
嫌だ嫌だ。
家にも帰りたくないな。
そんな言葉を吐いては口を歪める。
ああ、そうだ。
「笑えばいいじゃんww」
こうして山崎は笑っている。今日も、明日も。
山崎の過去は>>952で決定