遠い昔、神の力をも越えようとする愚かな文明があった。力を手に入れる為に自然を破壊し尽くし残虐を尽くす人類はいつしか神の怒りを買った。神は世界の「豊かさ」を能力として具現化し、神への贄として選ばれた9人の人間の心に無理矢理封じ込めてしまった。既に自然すら焼き尽くされてしまったこの世界からさらに豊かさを奪われた人類の大半は狂い果て、心に豊かさを灯す神の贄を酷く憎んだ。荒れ果てたこの世界で、1つの町が滅びるまでの悲しい悲しい物語。