>>405
……うっ……っく……
(相手の所に少し寄りかかってん泣いてしまう)
骸龍「......ったく、さっきの威勢はどうしたんだよ」
優しく微笑みながら鈴を抱き寄せ、頭を撫でる。
「ほら、もう泣くな、皆の前で恥ずかしいぞ。」
そう言って涙を指で拭き取った。
(.................。)
骸龍はその後、そのまま黙りこんでしまった。
ここにいる皆が色々な過去を持っていた事が分かったからだ。
那覩達は親を見た事が無いらしい。それでいてあんなにも元気なのは
寂しさを忘れようとしているのだろうか。
鈴が泣いていたのは恐らくだが自分と同じ事が起きたのだろうと骸龍は察した。
後はあの二人。雪絵と華鈴。あの二人もあそこまで仲が良く一緒に居るのは何か理由が有るのだろう。
骸龍はいつの間にか顔がうつむいていた。