( 夜中から眠れず起きていた少女は、楽器倉庫のすぐ外でぼけっと微風に当たっていた。地面に体育座り、東雲を訳もなく見つめていたら、小鳥の囀りが聞こえ辺りも明るく日は完全に出きり、ああ夜も終わりかとゆっくり腰を上げ。スカートを無意識に払って大きく伸びをし、楽器倉庫に入ってゆく。と、突然の大きな声にびくりと後ずさりすると、肘がシャッターにぶつかり、ぐわんと低音が倉庫に響く音に眠気が吹っ飛んだようだ。目を二度ぱちくりすれば、先輩としてなのかまるで赤子を嗜めるかのように小さな声で下記。しーっと三日月目で人差し指を唇に当て、ね、とでも言う風ににっと笑い )
あー、大きな声じゃだーめ
>>46 / 琴音