-ズズズズッ-
蔓が鏡禍に触れようとした次の瞬間、蔓が急速に萎れ、更に先程から力と命を吸い続けていた那覩の右腕が枯れ木のようになり、激しい痛みと共に、力や命を奪われ過ぎた事で、右腕を中心に全身が再生困難なレベルにまで弱まってしまう……
更に、今度はより効率的に相手から力と命を吸収しようと、今度は左腕を伸ばして相手の首を掴もうとする。
これまでの様子から、餓鬼道が発動している際には
『直接触れた相手の力と命を吸収する』
と言う性質があると言う事がわかる。
つまり、直接触れられれば、そのまま再生困難、最悪絶命する程に全てを吸収されてしまう……
【というわけでお返事を返させてもらいますね!
ところで何だかこのまま仲悪い感じだとアレだなと思ったのですが………此方は少しフレンドリーにしても宜しいですか?】
那覩
「チッ…………離れれば良いんデショ?
(つまらなそうに舌打ちをすれば上記を残念そうに言い,もう一度空中に魔方陣を描けば相手の方を灯りで照らし。
少女が気が付いたときには時は経ったものの那覩は鏡から離れており,本人はまるで時が戻ったように元気になっていて先程と同じように薬の調合を始めれば相手にニッと笑ってみせ「束の間の時間は楽しかった?」と珍しく片言ではない言葉で言い)」